服地パイセン

生地にうるさい服屋で学んだことを活かし、洋服のわかりづらいことをわかりやすく解説します。

夏の日焼けとファッション。美容部員にメンズの紫外線対策について聞いてみたこと。

メンズの日焼け対策

こんにちは、服地パイセンです。

5月になり日射しが強くなってきました。気温も高くなってきたこともあり、これからは半袖の季節です。そうなってくると気になる紫外線による日焼け。

 

僕は色白で肌が弱いので、紫外線対策をせずに強い日射しを浴びると、すぐ日焼けしてヒリヒリ赤くなります。かといってそんなに大袈裟な日焼け対策をするのもなんとなく抵抗があります。

別に芸能人やモデルのようにきれいになりたいとは思っておらず大袈裟なスキンケアは考えてないし、ある程度の対策ができて日常を健やかに過ごせればそれでいいのです。

 

今回は、日焼けや紫外線の悪影響を受けない、あくまでメンズの自然な日焼け対策について、これまでの経験を交ながらまとめてみようと思います。

 

 

 

 

ファッションと日焼け

メンズファッションと日焼けについて

人には似合いやすい色と似合いにくい色があって、色白と色黒の人では似合う色が違います。

 

色白の人には、明るい色や淡い色合いが似合いやすいです。例えば、ピンクやペールブルーなどが挙げられます。

 

一方、色黒の人には深みのある色や濃い色合いが似合いやすいです。例えばダークグリーン、オリーブなどが挙げられます。

また、白や明るめの色を合わせることで、コントラストが生まれてより引き立つことがあります。

 

このように、肌の色によって似合いやすい色はけっこう違います。

 

日焼けすると似合うファッションが変わる

ファッションには個人の好みや個性やキャラクターなどの問題が含まれるので、日焼けの影響が必ずしも関係しているわけではありませんが、日焼けの影響で『似合うファッション』が変化する可能性があります。

 

日焼けによって肌が老化すると、これまでよく似合っていた洋服が似合わなくなるかもしれません。

似合う洋服の色味だけでなく、テイストにも影響を与えることもあるのが日焼けです。

 

焼けた肌とサーフ系ファッション

僕が少し肌を焼いていた頃を思い出すと、2015年〜2017年頃のノームコアブームのとき。

とにかくシンプルで、定番アイテムをベーシックなカラーとシンプルなコーディネートで楽しむ、『おしゃれをしないことがオシャレ』という価値観が主軸でした。

 

当時はシンプルなファッションが大きなトレンドでしたが、サーフ系のファッションも人気でした。サーフと言っても、ヤンチャな西海岸系のサーフスタイルではなく、東海岸系の都会的なサーフスタイル。

サタデーズサーフが人気で、鍛えた体にシンプルなファッション。そんなファッションには肌は小麦色が似合います。

 

僕も当時は少し肌を焼いていました。

日焼けサロンには行ってませんが、春前から紫外線をカットしながら肌を黒くするオイルを塗ってよく焼いてました。

もともと色白なので焼いてもす1シーズンで元に戻ってしまいますが、肌が白いとサーフ系のファッションはなかなか似合いづらいものです。

 

ファッションは肌の色にも影響を与えるということを身をもって経験しましたね。
(こういう懐かしい平成のファッションについて書いた記事もあるのでよかったら読んでみてください)

 

服装での紫外線対策を考えてみる

サングラスなどのファッションアイテムでも日焼け対策ができる

僕は割と若くみられる方ではあるのですが、35歳を過ぎた頃から肌の新陳代謝が悪くなっているのをすごく感じています。

傷の治りは遅く、肌のトラブルもなかなか治りづらくなってきました。そして強い日焼けも肌に大きなダメージを与えることがあるので注意が必要です。
以前は『太陽光=健康的なもの』と思ってましたが、良い面と悪い面のどちらも考えるようになりました。

 

太陽光を浴びることのメリットとデメリットを挙げると、このようになるのかと思います。

 

太陽を浴びるメリット
  • 男らしく健康的に見える
  • 日光は体内時計をリセットしてくれる
太陽を浴びるデメリット
  • 肌荒れや皮膚の病気にかかりやすくなる
  • ケアをしないと肌が老化する

UVカットの服というのがありますが、あれは繊維に紫外線を拡散したり吸収したりする物質を織り交ぜるような仕組みです。個人的には『そこまでしなくても防げる』とも思っているので、今回特に取り上げることはしません。

UVカットの生地の恩恵を受けたことがないというだけで、UVカット繊維の意味がないということではありませんからね!)

 

30代以上の男性は健やかな肌を維持するためにも紫外線対策について知っておいた方がいいと思うので、洋服や小物での日焼け対策について考えてみます。

 

長袖・長ズボンで肌の露出を少なくする

真夏に長袖は暑そうに見えてしまいますが、長袖や長ズボンは直射日光から肌を守ってくれるのでかなり効果があります。

 

甲子園球児とかユニフォームの下に長袖着ているのは、直射日光が肌に当たると疲労感が倍増してしまうからだそう。長袖は袖がある分暑そうにみえますが、発汗を抑える効果もあるんだとか。

 

サングラスも紫外線対策に効果的

眼の周りの皮膚は非常に薄くなっているので、特に紫外線に弱い部位といえます。サングラスは目の周りの敏感な皮膚を守ってくれます。

 

加えて直接目に紫外線が入り込むのを防ぐことで、眼球内部へのダメージを低減する効果があります。

 

『目が焼けると肌が黒くなる』というのは本当かどうかわかりませんが、いずれにせよサングラスは日焼け対策に有効です。

 

帽子で紫外線対策

帽子を被ることにより、頭皮や顔、首などを紫外線から守ることができます。

 

つばの広いハットだと完璧ですが、髪の毛や頭皮の日焼けを防ぐ意味でも、何かしらの帽子をかぶるだけでかなり効果があります。

 

数年前、夏フェスに帽子なしで参戦した事があります。強い日差しの中で1日過ごしたせいで頭皮に水ぶくれができてヤケドみたいな状態になったことがあります。あのときは直射日光の恐ろしさを感じました。炎天下の中で長時間すごすなら、帽子は絶対被った方がいいです。

 

最近はメンズの日傘もありますが、昭和生まれの僕は少し抵抗がありますね。

 

『男性の日焼け対策』について美容部員に聞いてみました

日焼けについて質問する男性の腕

日焼け対策はすべきなんですけど、昭和生まれのおじさんにとって、あからさまに日焼けを気にするのはなんだかすこし照れ臭いもんです。

 

ということで、
『30代以上が抵抗なく取り入れれる、日焼け対策』について嫁に聞いてみました。

 

ちなみに嫁は美容部員なので、肌のことに関してはプロフェッショナル。色々教えてくれました。

 

美容部員でも若干抵抗ある『メンズ日傘』

男性で日傘をさす人も見かけます。

上で少し書きましたが、昭和生まれおじさんの僕はメンズの日傘はまだちょっと抵抗があるので、女性の意見も聞いてみたいと思っていました。

 

嫁の意見はこうでした。

『美容への意識が高いことは素晴らしいことだとは思うけど、メンズの日傘はまだメジャーではなくて見慣れないね。今の10代20代の若い子は特に美意識が高いから感覚が違うかもしれないけど、30代半ばの美容部員からみてもまだ少し違和感を感じる』
と。

人によって意見は変わるとは思いますが、メンズの日傘はまだまだ一般的ではないようですね。

 

日焼け止めが1番自然に紫外線対策できる

1番オーソドックスな紫外線対策の方法ですが、『男性でも日焼け止めが1番いいんじゃないかな?』
とのことでした。

 

日焼け止めは肌に塗ることで皮膚を保護し、紫外線が直接当たるのを防いでくれます。これにより紫外線による日焼け、シミやしわの原因となる活性酸素の生成を防ぎ、そして皮膚がんなどのリスクを減らすことができるという仕組みです。

 

日焼け止めは、肌を乾燥から守るための保湿成分も含まれていることが多いから、自然に紫外線対策するなら日焼け止めがおすすめだとのことでした。

『真夏の長袖は見た目にも暑そう(笑)』という意見でした。

 

SPFの数字の大きさは保護する強さを表しているわけではないという事実

日焼け止めの話を聞いていると、意外な事実を教えてくれました。

 

日焼け止めには『SPF50』とか書いてます。

この数字は強さを表していいて、20より50の方が、なんだなしっかり守ってくれそうな気がしていました。

ですが、SPFの数字の意味は紫外線から保護する能力の高さではなくて持続性のことだそうです。数字が大きいからといって守る力が強いわけではないんですね。

 

焼けてしまったら保湿と栄養補給(タイムリミットは72時間)

日焼けについては防ぐことに意識が行きがちですが『予防とケアが大事』だそうで、日焼けしてしまったあとに注意することも教えてくれました。

 

肌が紫外線で焼けてしまって水分が不足しやすい状態なので、内側と外側からケアするのが効果的だそうで、日焼けして72時間は特にケアがポイント

 

  • 【内側】焼けた後はビタミンCを摂るようにする
  • 【外側】化粧水や美容液、乳液での保湿は必須

 

ビタミンCはメラニンの生成を抑えるのに繋がったり、肌の水分量をコントロールする成分を作るのに役立つそうです。

 

化粧水と美容液、乳液は日焼けしたときだけでもかかさないようにするだけでもその後が全然違います。

 

役割としては、
化粧水は肌の水分補給や美容成分を浸透しやすくしたり、羽田を整えるために使用。

美容液は肌のハリや弾力を出し、美白などの効果を発揮するために使用。

乳液は肌に必要な油分を補給することで、肌の水分蒸発を防いだり柔らかくする役割があります。

 

①化粧水→②美容液→③乳液の順に使用することで肌の保湿力を高め、健やかな肌を保つことができます。

革靴のケアはするけど自分の肌のケアはしないっていう人は多いようですが、日焼け後は特にケアした方がいいですね。

 

メンズにはスプレータイプの日焼け止めがおすすめ

コーセーのサンカットUVプロテクトスプレー

色々と書いてきましたが、僕が1番簡単に日焼け対策できる方法としておすすめなのは、何も気にせず使えるスプレータイプの日焼け止めです。

気に入っているのはコーセーのサンカットプロテクトUVスプレーです。

 

乳液タイプの日焼け止めって、塗る量とか伸ばし方とか案外難しいのです。伸ばすのが足りなかったら白くて残ってしまったりしますけど、外では鏡がないと自分の顔みれませんからね。

透明のスプレーはそういうところを気にせず吹きかけるだけでいいので、ズボラな僕にはぴったりなんですよね。つけ心地もサラサラで、顔・からだ・髪の毛全てに使えて嫌な匂いもしません。

 

レジャーシーンでも使いやすく持ち運びしやすいコンパクトサイズで、デザインもシンプルなので男性が持ってても違和感がない。

 

アレルガード機能もついてて1,000円以下という安さも魅力で気に入って使ってます。

デメリットらしいデメリットが見つからないくらい、かなりおすすめなので是非チェックしてみてください。

 

  • サラサラした付け心地で顔・からだ・髪に使える
  • 男性でも持ちやすいデザインとサイズ
  • 安くて1000円以下で買える

 

 

 

 

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