こんにちは。 服の生地についてのブログを書いています、服地パイセンです。
以前レビューさせていただいたタロウトウキョウさんから、TARROW STANDARD TEEが仕様変更しアップデートしたということでTシャツをいただきました。その名も『TARROW STANDARD TEE Ⅱ 』です。
着用してみた感想や前回のモデルからと比較しながら、変更点なんかを徹底的にレビューしていこうと思います。このアップデートについての詳細な情報は他では読めないと思うので、ご興味ありましたらどうぞお付き合いください。
タロウトウキョウの魅力
まずタロウトウキョウはどんな人たちが、どんな想いで、どんな物をつくっているかを簡単にまとめます。
『一人ひとりが必要な服を長く大切に着る世界を作りたい』という理念を掲げ、洋服の生産を知り尽くしたプロ達が『自分でも毎日着たいと思える服』を制作しています。原価を開示し透明性を担保しながら、過剰に利益を取りすぎない、ひたすら実直なものづくりを行っているブランドです。
タロウトウキョウのブランドについては前回のレビューでかなり詳しく書いたので、下記記事ご参照ください。
▶︎ 【TARROW TOKYO(タロウトウキョウ)のTシャツ徹底レビュー】洋服生産のプロが生み出した渾身のアイテムが凄すぎる!
スタンダードTEE Ⅱ を手にして思うこと
スタンダードTEE Ⅱ をご提供いただき約1ヶ月着てみて、まず率直ストレートな感想を述べると、とにかく使いやすくて着やすい!
Tシャツなんてどれも似たようなもの、と思っている人は多いですが、はっきり言って全く違います。
タロウトウキョウの スタンダードTEE Ⅱは、 シルエット•素材など全てにおいて満足のいくものに仕上がっています。
僕はスタンダードTEE Ⅱをこんなコーディネートで着ています
きれいめトレンドもあり、古着ばかり着ている反動もあってか、たまには黒っぽい服装をしたくなることが増えました。
ただ黒かったら何でも良いというわけではなくて、黒いアイテムは品質の良さで大きな差が出るような気がします。生地全体から醸されるドレープが素敵だったり、生地表面の質感が綺麗だったり、あとは自信を持って一枚で着れるかどうかとか。
個人的な目標として、今年はTシャツのタックインに挑戦してみようと思っていろいろ挑戦してるんですが、なかなかうまくいかず失敗ばかりしてました。。。そんな中タロウのTシャツはばっちりタックインにもハマってくれたので僕にとっての救世主的な存在でもあります(その試行錯誤についてはまた別で記事にしてみようと思います)。
デザインが良いので、間違いなくこの夏の一番手になる!
タロウのTシャツはデザインもよく、透け感もない、安心して一枚で着れるところが気に入っています。今季一番よく着るTシャツになると思います。
スタンダードなデザインでありながらトレンドを抑えた、おしゃれに着れるTシャツ。程よくゆとりのあるシルエット、袖は長めで着丈は少し短めに設計されています。
生地感は、ラフすぎず少し上品な印象。
ファッショントレンドの流れは、これまでのカジュアルから一変してドレス寄りの方向性になってきています。Tシャツもラフな粗野感のある生地よりも、どちらかというとしなやかで品のある生地の方が今の気分にしっくりきます。
アイテムはカジュアルなアイテムですが、生地感で上品さを感じさせてくれる、大人のカジュアルにぴったりな生地感です。
そして、決して見た目だけではないという点も魅力なんですよね。
タロウスタンダードTEEは着心地、肌触りも最高に良くて、まるでヨーロッパの肌着メーカーのつくるフライス生地のような肌触りです。大袈裟な表現ではなく本当にそう思います。そんな生地感だからこそ、肌に触れてもまったくストレスを感じさせないところが気に入っています。
スタンダードTEE Ⅱの仕様をチェック
手にとってみると相変わらず良いTシャツだなぁと惚れ惚れします。ですが、以前のスタンダードTEEとは少し印象が異なりました。なんとなく、いい意味でTシャツっぽくなった(?)ような気がします。
メーカーの情報では、以前のスタンダードTシャツから色々と仕様変更があったようです。その変更点を比較してまとめてみます。
ちなみに、白い方が以前のスタンダードTEEで、黒い方がスタンダードTEE Ⅱです。
ブランドタグがシンプルなデザインに変更された
前モデルからの変更点として、ブランドタグのデザインが変更になりました。
これまでは桃太郎のイラストがデザインされていましたが、ブランド名のシンプルなタグになっています。
個人的には以前のタグも可愛くて好きだったのですが、シンプルな方が万人ウケするのかもしれませんね。比較すると小ぶりなタグの方が洗練された感じがします。
ピスネームが削除された
ボディの側面にあったブランドのピスネームは省かれました。
ささやかなアクセントでしたが、もしかしたらスタンダードなTシャツには不要だという考え方なのかもしれませんね。
今回選んだカラーがブラックなので、ピスネームなしで良かったような気もします。
使用される素材が変更された
タロウトウキョウのTシャツは手に取った瞬間にその品質の良さが感じられる生地をしています。前回のモデルから変わらず継承されているしっとりとした質感。
どうやら使用される糸が変更しているようで、インド超長綿から手積みのトルコ超長綿に綿の産地が変更されたようです。
この生地感は、画像ではなかなかうまく伝えられないのが残念です。機会があれば是非触れてみて欲しいです。
首元がまたぎのステッチに変更
前モデルから、首元のステッチも変更されています。
スタンダードTシャツ Ⅱでは、リブとボディの接合部をまたぐ形でステッチが施されるようになりました。これはTシャツの強度がかなり上がるので個人的には嬉しいアップデートです。
念のためにネックのリブの幅を測ってみると、 スタンダードTシャツ Ⅱのリブ幅は2.5cm。
前モデルのリブ幅が2cmだったので少し広くなっていることもあり、仕様としては少しだけカジュアルな印象が助長されているような気がします。
サイズ展開が拡充された
サイズ感は従来のスタンダードTEEと同じなのですが、以前は展開がなかったメンズSサイズより小さいサイズが、レディースとして展開されるようになっています。
サイズ展開が拡がることで、年代•性別問わず幅広い方が着用できるようになっています。
メンズはS〜XXLサイズ、それより小さいサイズは レディースのS〜Lサイズとして展開されているので、計8サイズ展開になっています。
MとLでサイズ感を比較
タロウスタンダードTEEⅡのサイズ感については、 日本人の標準的な体型でMサイズでジャスト、すこしゆったり着るならLサイズという選び方で問題ないでしょう。
スタンダードTEEのMサイズ(白)と比較してみます。
Mサイズの着丈は、親指の付け根と第一関節の間くらい、Lサイズだと着丈が親指の爪のあたりです。
ベーシックなデザインですが、袖がすこし長めに作られているので、トレンド感のあるシルエットに仕上がっているのがわかります。
Tシャツのボディメーカーが作るTシャツは、今のトレンドからすると袖が少し短めなことが多い。なんかTシャツがしっくりこないなぁと悩んでいる人な、こういうトレンド感のあるシルエットのものを選ぶだけでグッと今っぽさがでる。
念のために、新品未使用からの洗濯によるサイズの変化も計測したので、縮みによるサイズ変化の参考にしてみてください。
状態 | 肩幅 | 身幅 | 着丈 | 袖丈 |
---|---|---|---|---|
新品未洗 | 47 | 56.5 | 70 | 25.5 |
1回目洗濯 | 46.5 | 54 | 69 | 25 |
2回目洗濯 | 46 | 53.5 | 69 | 25 |
3回目洗濯 | 46 | 53.5 | 69 | 25 |
最後に
アップデートされたタロウスタンダード TEE Ⅱをレビューしました。前モデルも素晴らしいアイテムでしたが、個人的には今回アップデートされたスタンダードTEE Ⅱの方が気に入っています。
それに今回のアップデートからサイズ展開が増えたことで、より多くの方に楽しめるようになっているところも好感がもてます。
一般的なTシャツの展開する方法として、サイズよりも色展開を増やすことが多いのですが、タロウトウキョウはサイズ展開を拡げていることから、様々な体型の方に届けたいという想いが伝わって来る気がします。
8サイズ×4色展開=32SKUとなることからも、ブランドの注力アイテムであるということが伺えますね。
これまで様々なTシャツを着てきましたが、タロウトウキョウのものは高品質でおしゃれで値段も手ごろなTシャツとして本気でおすすめできる一枚です。
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