こんにちは。 服地パイセンです。
『憧れの逸品』みたいなアイテムは誰しもあると思います。僕にとってのその一つが、エアジョーダン1のブレッドです。
2022年1月にナイキの公式アプリSNKRSで運良く購入できたんですが、もったいなくて履けずにいました。なんてったってスラムダンクの桜木花道のバッシュと同じ配色なんですよ。スラムダンク世代としては憧れのカラーリングです。
でも今思おうと、もっと早く履いていたらよかったと少し後悔しています。それくらいかっこよく魅力的なアイテムでした。
この記事はジョーダン1ブレッドのパテントを実際に履いてみた経験を活かして、ディテール、サイズ感、コーディネートなど、レビューします。
- エアジョーダン1ブレッドパテントとは
- 機能性やディテール、特徴
- ブレッドパテントの付属品
- ジョーダン1ブレッドのコーディネート
- ジョーダン1パテントBREDのメリット
- ジョーダン1パテントBREDは素材がデメリット?
- 最後に
エアジョーダン1ブレッドパテントとは
1984年にデビューを飾り、スニーカーカルチャーで絶大な支持を集めるエアジョーダン1。そんなエアジョーダン1の伝説のカラーである『BRED』をパテントレザー素材で再構築したモデルです。
足元に輝きを加えるゴージャスさが魅力で、ドレッシーな服装にも馴染んでくれそうです。
ブレッドとは
シカゴブルズを象徴するブラックとレッドのコンビネーションをまとった一足。ブラック×レッドでブレッド。昔は『黒赤』とか『ブルズ』とか呼んでいたけど、最近はブレッドと言うのが一般的らしい。
ブラックをベースに、つま先・スウッシュ・フォクシングとアウトソールがレッド。ミッドソールがホワイトという配色。
この配色は、NBAの規定に沿わないカラーだったためにNIKEが罰金を払いながら試合に使用したというのは有名な話です(着用のたびに約50万円の罰金)。
スラムダンク桜木花道のバッシュと同じ配色
2022年12月に公開予定の映画、スラムダンクで、主人公の桜木花道が履いているのかジョーダン1ブレッドです。
今回のパテントとは素材が異なりますが、桜木花道と同じカラーを履いていると思うと、嬉しくなります。
桜木花道のバッシュは、一足目がジョーダン6で、2足目がエアジョーダン1のブレッド。
花道を気に入ったチェコスポーツの店長が 「赤と黒、湘北の色だ」と無償で譲ろうとしますが、花道がタダでは受け取れないと言って店長に100円を渡して譲り受けます。そしてそのエアジョーダン1でインターハイの山王工業戦まで戦い抜くこととなります。
物語後半の数数の名シーンで履いていたので、スラムダンク世代としては特別な想い入れのある一足なのです。
機能性やディテール、特徴
デザインはエアジョーダン1なのですが、ところどころ細かいディテールを変更してくるのがナイキ。
コレクター心をくすぐり、何足も集めたくなるのもわかります。
ディテール
ジョーダン1といえばヒールカウンター(外側のくるぶし)に施されたウイングロゴです。
翼の中央にバスケットボールを配置したデザインで、アメリカ空軍のパイロットウイングやフライトバッジからインスピレーションを受けたとされています。
くるぶしの内側には『Family』と描かれた赤い刺繍が施されています。この刺繍はたぶんこのモデルだけだと思います。
アウトソールはナイキのバッシュでおなじみの形状です。拇指球のピボットポイントがクイックな動きをサポートしつつ、カカトは滑りにくいようなデザイン。ダッシュをした後でも、キュッと止まれるやつです。
インソールにはナイキのロゴがプリントされています。
このプリントは履き込んでいくと剥がれてくるので、残っているうちはまだまだ履きたりてない証拠な気もします。
完全に剥がれると諦めがつくけど、剥がれてる途中のプリントを見ると、なんだか寂しさと嬉しさが入り混じったようななんともいえない気持ちにもなるんですよね(笑)
復刻ブレッドとの違いはパテントレザー
通常のブレッドとの1番の違いは素材です。アッパーは全面ツルツルのパテントレザーが採用されています。
パテントレザーとは皮革をポリウレタンコーティングを施し、光沢感を与えたものです。
レザーの質感は硬めです。履いた瞬間に足首が護られているような感覚があります。
コーティングしてあるせいか厚みがあるようにも感じました。
トゥの通気穴は大きめ
パテントレザーなので蒸れやすいのかと思ってたら全然そのようなことはなく快適に過ごせます。
よく見てみると、ベンチレーションと言われる換気のための穴が従来のものよりも大きめに作られていたので、おそらくそのおかげだと思われます。
ジョーダン1のサイズ感は?どれくらいサイズアップする?
普段26か26.5センチを履く僕で、9ハーフ(27.5センチ)でジャストでした。
ナイキのスニーカーは基本的にワイズが狭いので、幅広の日本人の足形に合いづらいです。1〜1.5センチくらい大きいサイズを選ぶのがいいでしょう。
僕は足の幅が広くて甲が高いので、つま先は少しあまるけど、横幅を合わせるようなイメージで履いてます。
ブレッドパテントの付属品
シューズ本体以外の付属品です。
替えの赤いシューレースが付属
もともとのシューレースは黒がついていますが、赤い換え紐が付属します。
赤にすると桜木花道と同じカラーリングになるので、飽きたら赤にしてみるのも良さそうです。
ジャンプマンキーホルダー
ジャンプマンのキーホルダーが付属されています。ジャンプマンはダンクをするマイケルジョーダンがモチーフになっています。
余談ですが、キーホルダーとして持ち歩いて、ジブリパークの『地球屋』で記念撮影しました。
箱もツヤありの仕様
同じジョーダン1のヘリテージシリーズの靴箱と比較してみると、パテントブレッドの靴箱は光沢感があるのがわかります。
右側(→)が通常のジョーダン1の箱でマットな質感になっているのに対し、
左側(←)がパテントブレッドの靴箱。光沢感のある靴箱になっています。芸が細かいですね。
ジョーダン1ブレッドのコーディネート
黒を基調として赤と白のアクセント、そこにパテントの光沢感というカラーデザインもあって、黒いアイテムと合わせるのが今っぽいんだと思います。
なんですが、『適当に合わせました』みたいな気取らない合わせ方が好きです。
デニムパンツのコーディネート
誰でも一本は持ってるようなデニムパンツと合わせました。
細いパンツとバッシュを合わせるのは今の気分じゃないので、裾をしっかりかぶせて履くのが好きです。
軍パンとのコーディネート
古着の定番のベイカーパンツと合わせました。
パテントの質感と合うか疑問でしたが、赤いカラーがアメカジの足元に好相性いいので違和感なく馴染んでくれます。
ジョーダン1パテントBREDのメリット
履いてみて感じたいいところを書いてみます。
配色がかっこいい
ブラック×レッド×ホワイトの配色バランスが良くかっこいい。
アメカジ、スケーター、古着、スポーツミックススタイルなど、どんなコーディネートにも相性が良さそうです。
夜に履いて歩いていたら、街灯の光や車のヘッドライトを反射するパテントレザーがなんとも美しい。無性に写真を撮りたくなったので、1年ぶりに一眼レフカメラを引っ張り出して、カメラとエアジョーダン1だけを持って夜中に撮影してみました。
所有欲を満たしてくれる
スニーカーコレクターと胸を張れるほどたくさん集めているわけではないのですが、それでも少しばかりの所有欲はあります。
ジョーダン1を代表するカラーといえば、
『赤と白のシカゴ』と『赤と黒のブレッド』。
そのモデルのシグネチャーモデルは、強く惹きつける魅力があって、持っているだけで満たされます。
ジョーダン1パテントBREDは素材がデメリット?
いいところばかり書いてきましたが、気になる点もあります。
パテントレザーの素材にはいくつかのデメリットがあるように感じます。
パテントはトレンドに左右されやすい
パテントレザーはトレンドに左右されやすい素材です。光沢が強いので、マットな質感が気分のときは履きづらい。
パテントレザーは近未来的なファッションがトレンドになってくると使われるようになる。15年くらい前にすごく流行って、そのあとしばらく見かけませんでした。そのときはエナメルと呼ばれることが多かったです。
また注目され出していることからも、トレンドは巡るものだと再認識させられます。
パテントは水に弱い?
パテントレザーはレザーにコーディネートをしているので防水性が高いともいわれるけど、ポリウレタンコーティングなので水に弱いともいわれています。
正直どちはなのかわからないのですが、雨の日は履かないようにして、濡らさないように注意して履いた方がよさそうです。
スニーカーはおろす前には防水スプレーを振るのが靴好きの恒例の儀式。
ただパテントレザーに防水スプレーを振ると跡が残ってしまうので、防水スプレーはしない方がいいです。そういうこともあって、水は大敵です。
最後に
これまで色々なアイテムをレビューをしてきましたが、意外とエアジョーダン1のレビューははじめてでした。
写真を撮って、文章書いてると改めてかっこいいなと感じました。
ジョーダン1自体は定番の形ですが、NIKEは基本的に再販しないので公式ではもう手に入らない。大切に履いていこうと思います。