こんにちは。 洋服の生地についてのブログを書いています、服地パイセンです。
暑い夏の足元といえばサンダルです。僕はchacoのスポーツサンダルがお気に入りでここ数年ずっと履いてます。
流行り廃りのあるスポーツサンダルなので、それがダサいと言われる時代がくるかもしれませんが、それでも僕は履き続けます。それくらい気に入っているので、チャコのサンダルについての実体験などを書いてみようと思います。
長年履いてみて気づいたデメリットや、ウェビングテープが固くて動かないときの対処法なんかもまとめました。
(※2024年7月追記:この記事を執筆した2021年時点で6年間使用しており、2024年現在では9年間使用していることになります。)
▼ 目次 から読むのをオススメします
- chaco(チャコ)とは
- チャコのスペックとメリット。履き心地は?
- chacoのサイズ調整と履き方
- チャコのサンダルのサイズ感は?
- チャコのデメリット
- chacoサンダルの偽物の見分け方
- チャコのストラップベルトがかたくて動かない時の対処法やメンテナンスについて
- 最後に
chaco(チャコ)とは
ウェビングテープが特徴的なchacoのスポーツサンダル。
ミッドソールの中を一本のウェビングストラップが通っている、という独特な仕様です。どういったアイテムなのか実際に履いてみた経験をもとに紹介します。
僕にとってのchaco
スポーツサンダルは世間的には2015年頃から流行り出して、僕もそのタイミングで初めて購入したと記憶しています。二足所有していて、自宅と会社に一足ずつ置いてます。
私服勤務なので、出社したら会社に置いているchacoに履き替えているので、仕事中はずっとchacoのサンダル。学生時代の上履きみたいな存在で、毎日履いてます。
もう一足は自宅にあるので、休みの日やコンビニに行ったりするときもchacoのスポーツサンダルを履くことが多いです。
スポーツサンダルの流行もだいぶ落ち着いてきた感じはありますが、定番アイテムとしての地位を確立しているおすすめできるアイテムです。
chacoサンダルの歴史
チャコ社は1988年、マーク・ペイガンによってコロラド州で設立されました。
マークはもともとシューズメーカーで働いており、その後リバーガイドとして働いていたそう。
その当時流通していたアウトドアスポーツ用のフットウエアに物足りなさを感じていた彼は、靴職人の経験と知識を生かし、自分でサンダルを作ることを決意します。
そしてフィット性、快適性、サポート性など、日常生活からあらゆるレジャーシーンで愛されるサンダルの制作を目指しchacoの歴史がスタートします。chacoのサンダルは口コミで人気が出て、多くの友人が製作を依頼したそうです。
現在はさらに進化していて、足を専門とする整形外科医の協力を得て、人間工学的な側面からも快適なデザインを追求し続けているフットウェアブランドです。
ブランドを代表する定番モデル
毎年新たなカラーバリエーションを発表したり新作をリリースしファンを飽きさせまんが、chacoのスポーツサンダルの中でも定番人気の2型はこちら。
Z1クラシックは一番人気
オープントゥのブランドの代表モデルです。
ストラップが甲のところで交差しており、かかともホールドしてくれるデザインです。
Z2クラシックは安定性重視
Z1との違いは、親指のところにループが付いており、親指をしっかりホールドしてくれるところです。より安定感のあるサンダルです。
チャコのスペックとメリット。履き心地は?
数年間履いた実体験をもとに、感じたことを忖度なしに書いていきます。後半にはデメリットも書いてるので、そこも是非読んでみてください。
スニーカーのようなフィット感を実現するウェビングテープ
どんなコンディションにおいてもフィット感を維持するウェビングが特徴です。(ウェビングは平らに織られた丈夫な生地です。ロープの代わりや、シートベルトによく使用されます)
ポリエステル製なので速乾性があるのも嬉しい。
chacoのロゴ入りバックルも角を丸くして、足にあたっても痛くないようにデザインされているんでしょうか。
コーディネートすればシーンを選ばずに履ける
chacoのサンダルはどんなシーンでもハマってくれる万能なデザインです。街、アウトドア、近所でコーディネートして使ってみました。
街でも履けるスタイリッシュなデザイン(靴下)
ソックスを履けば、ビルケンシュトックのように街履きできるサンダルとして使えます。
ビルケンのチューリッヒが欲しいのですが、あれってスェードのフットベッドに汗が染みて、茶色く足型が残ってしまうんですよね。
なので足汗をかきまくる僕には向いてないのかなぁと思って毎年見送っています。全くの別物なので比較するものでもありませんが。
海•山などのアウトドアシーンには最高
もともとアウトドアシューズなので、裸足×ショートパンツの組み合わせとも相性良しです。
アクティブな雰囲気で夏のお出かけや行楽にピッタリです。
ちょっとそこまで、に最適
サンダルは近所を散歩したり「ちょっとそこまで」のために用意している人は多いと思います。
chacoのサンダルも、そのようなちょっとそこまで需要にぴったりです。
アメカジや古着とも相性いいのでペインターパンツに合わせました。
メンズ、レディースがありペアで使える
メンズとレディースで展開してくれています。
メンズサイズの方がワイズが広く無骨、レディースサイズの方はワイズを細めにしてスタイリッシュに設計してくれています。
この気遣い、女性にとっては嬉しいポイントなのではないでしょうか。
水陸両用で使えておしゃれ
リバーガイドの経験を活かして作られているので、もちろん水辺でも使えます。海や川に行くときも、chacoさえあればどこでも対応できます。もうビーチサンダルは必要ありません。
ソールもあらゆるタイプの地形において十分な機能性を発揮するようにデザインされています。
足裏医学教会にも認められるラブシート
よく見てみてください。(汚れてるのはごめんなさい)
サンダルはまっ平なものが多いですが、土踏まずのところがもりあがっていますね。
これは「ラブシート」と呼ばれるchacoの特徴のフットベッドの仕様です。
足裏の専門医と共同開発されたデザインで、左右に高さがあり足がブレるのを防いで正しい歩行をサポートしてくれます。
材質も加水分解しにくく、クッション性が低下しないPU製。
長時間歩いても疲れにくい快適性とブレを抑制するサポート性に優れていて、劣化もしにくいというこだわりのフットベッドです。
夏場以外も履けるサンダルです
冬場でも分厚めの靴下を履けば、chacoが活躍します。
長時間外にいるのは寒くて耐えれませんが、近所のコンビニに行く程度なら十分です。
chacoのサイズ調整と履き方
脱ぎ履きの際はこんな感じでバックルのところを緩めれば余裕ができ、
ストラップを引っ張れば締めることができます。
クロスしているストラップは、ウェビングテープがすべて繋がっているので、
引っ張るとフロントや甲の高さも調整できるようになっています。
購入して最初の一回だけ、甲のところを調整してあげれば、
それ以降はワンタッチで脱ぎ履きできます。
チャコのサンダルのサイズ感は?
靴はメーカーによってサイズ感がバラバラです。海外ブランドだと横幅が狭かったりしてキツかったり。
chacoの場合は、普段通りのサイズで選んで問題ないと思います。
僕は靴のサイズが26cm、足の形は甲が高め、幅は広めの典型的な日本人らしい足です。
それでメンズサイズ8でいい感じで履けてます。
もし不安だったらワンサイズ上げても良いと思います。ストラップを閉めればフィット感を調整できるので。
ただし大きすぎると、ストラップの端がその分あまってしまい、踏んづけやすくなって危ないので、ツーサイズ上を履くのはおすすできません。
チャコのデメリット
約6年履いてきて、僕が感じたいメリットを書きます。
chacoは足が痛い
chacoのフットベッド「ラブシート」は土踏まずのところが盛り上がっています。
これは慣れると正しい歩行をサポートしてくれるのですが、慣れるまで「足の裏が痛い」と感じる人が多いようです。
何を隠そう僕もそうでした。
ただそれは、サンダルに慣れていないだけで、すぐに慣れるのでご安心を。
クッション製のある靴下を履いて慣らした方がいいかもしれません。
chacoのサンダルは重い
最近のサンダルは軽さを求めて、EVA素材のものがメインになっています。
対してchacoはあえて重いポリウレタンを使用しています。
なのでそれなりに重さがあります。ただ、その重さが歩行の安定感に繋がっている感じがします。
ちなみに今はアジア生産になっていますが、昔のアメリカ製時代のchacoのサンダルは、Vibramソールを履いてもっともっと重たかったそうですね。
「アメリカ製」「Vibram」と、スペック的にはすごく男心をくすぐられますが、今となっては重すぎて履けなかったり、製造するコスト的な問題があるんだと思います。
Zクラウドという軽量モデルもあるので、重さが気になる人はそちらがおすすめです。
chacoサンダルの偽物の見分け方
chacoの偽物も出回っているそうです。
本物の見分け方ですが、
ヒールのところにサイズが書いてあり、この画像のものはメンズの8です。
本物は画像の「・M8・」のようにサイズの横に小さい点「・」がついています。
偽物を目にしたことはないのですが、偽物にはこの点がついていないそうです。
チャコのストラップベルトがかたくて動かない時の対処法やメンテナンスについて
どうしても個体差があり、中には初めからかたくて動きにくいものもありますが、履いているとウェビングの動きが悪くなったりします。
そんなときは「ARMOR ALL」というツヤ出し剤をベルトに染み込ませると滑りが良くなります。
これはメーカーさんから教えてもらった情報で、実際にやってみると滑らかさが全然違うので、是非試してみてください。
最後に
chacoのサンダル、ブランドシグネチャーモデルのZ1と、親指をしっかりホールドしてくれるZ2のどちらがいいか。
僕の意見としては、靴下を履いたときのことを考えると、Z1の方に軍配が上がります。
Z2は裸足で履くか、足袋型の靴下を履かないといけないので。
足の安定感を求める本気のアウトドアマンの方ならZ2の方がいいかもしれませんが、街でも履きたい人にはZ1がおすすめです。
チャコのサンダルZ1の構造については、下記の記事を読んでみてください。
▶︎【チャコのZ1サンダルの構造はどうなってる?】その魅力と構造を解説!
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