こんにちは。 服地パイセンです。
若い頃は気に入ったデザインのものがあるとすぐに購入していました。好きなものを買うのは良いんですけど、手持ちの服と相性が悪いことも多くたくさん失敗しました。
家に帰って、その服に合わせるものがないことに気づきしばらく放置。そうしてる間に着るタイミングを逃してしまってそのままタンスの肥やしに…。何も考えずに好きなように服を買うとそんなことがよくありました。
洋服はコーディネートも大事なので、どのように着るかを考えて買った方が失敗が少ないです。
でも実際何から考えれば良いのでしょうか?
実は、洋服は買い足す順番を意識するだけで失敗しにくくなるんです。今後のお買い物に役立てて欲しい内容です。
何も考えず洋服を買い足すと着回しづらくて失敗してしまう
たまたま目にして気になった洋服をなんとなく買い足すのは、献立を決めずにスーパーで好きように食材を買うようなものかもしれません。
完成形をイメージせずに買い足すのは失敗のもと。料理にレシピがあるように、洋服の買い方にも法則や順番あります。そのへんは押さえておいたほうが買い物の成功率があがります。
今回のテーマである『合わせるものがなくて起こる失敗』は、洋服選びやコーディネートの問題です。
今っぽく着回す洋服を買い揃えるには、いくつかの法則があります。
【法則1】トレンドはパンツのシルエットに現れる
ファッションのトレンドは移り変わります。これからもそうでしたし今後もそうです。
トレンドカラーは毎年のように変わりますし、トレンドアイテムや流行のディテールもころころ変わります。
そんなトレンドは、大きいトレンドと小さいトレンドがいくつも同時に進行しているような状態です。
5年以上続く長期的で大きなトレンドと、
2〜3年続く中期的なトレンド、
半年で終わる短期的なトレンドが同時進行してるような感じです。
この中で絶対押さえておくべきなのは、『長期的で大きなトレンド』です。ここを押さえておかないと、時代遅れのような服装になってしまいます。(それが悪いとは思いません。客観的にみたときに少数派になっているので、時代遅れに感じられるだけです)
その長期的なトレンドは、パンツのシルエットに現れやすいです。平成のメンズファッションとパンツのシルエットについて書いた記事があるので、是非読んでみてください。
【法則2】バランスの良いシルエットを知っておくと良い
『Aライン』『Iライン』『Yライン』など、コーディネートのシルエットバランスには種類があります。
ですが、体格や体のバランスは人によってバラバラなので、まずは自分が似合うバランスを知ることが大事だと思います。
僕は脚が細くて頭が大きいので細身すぎる服装が苦手です。マッチ棒みたいになってしまいます。そういうこともあり、太いパンツの方がバランスが取りやすくて好き。少しゆったりしたパンツ〜かなり太いパンツをトレンドに合わせて替えることが多いです。
あまり難しく考えずに、自分の軸を持って、その中でトレンドを取り入れていけばいいんだと思ってます。
洋服は買い足す順番を意識すると失敗しない
さてここからが本題。
失敗しない洋服の買い足し方を具体的に説明していきます。
何から揃えていくか悩ましいところです。
アウターから買うか、
インナーを買い足すか、
パンツを揃えるか…。
もししばらく洋服を買っていなかったら、
パンツから買うのが絶対におすすめです。
理由は簡単で、流行は必ずパンツのシルエットに現れるからです。
どのようにするのか実際にみていきます。
【順番1】まずトレンドのパンツを買う
まず大事なのがパンツのシルエット。ファッションが止めっている人はパンツが止まっています。
今はゆったり目がトレンドなので、自身に似合う範囲でボリュームのあるものを選びます。
ここ数年特に人気のあるフランス軍のチノパン、M52を選びました。
トップスもボリュームのあるクルーネックのプルオーバーで、全体的に茶系の色でまとめてます。
【順番2】好きなアウターを買う
上のコーディネートにそのまま羽織れるアウターを買い足します。ポイントは、ボリューム感と色に気をつけることです。
程よくゆとりのあるアウターがいいでしょう。
着回しやすそうな黒いユーティリティジャケット型のアウターを買いました。
【順番3】違う色のインナーを買う
ここまで着てきたパンツとアウターは相性がいいはずなので、インナーを変えて雰囲気をかえます。
前のインナーとは違う印象のものということで、春らしく明るめのインナーにします。
パンツのベージュ(カーキ)にもアウターの黒にも合う、白いTシャツにしました。
こうして組み合わせる色味を考えて購入すると自ずと相性の良いものになるので、買い足しても失敗しません。
【順番4】これまでの服を軸に違うパンツを
最後はまたパンツを買い替えます。
これまでのアウターとインナーに合うパンツをチョイスします。
同素材のセットアップだったり、上下共に色味を揃えるのが流行っているので、アウターに合わせて黒いパンツにします。
はじめに着ていた茶色いスウェットとも相性は良いはずです。
これで良い感じに着回しやすいインナーとボトムが揃い、気温に応じてアウターを羽織れば良いので、かなり着回しやすい組み合わせが完成しました。
『気に入った洋服が見つかったら購入する』というランダムな買い方よりも、繋がりを考えて購入することで失敗しにくいです。
ポイントは、まずトレンドを意識したパンツを手に入れることです。
注意すべきこと
雑誌やコーディネートアプリを眺めていると『こんな感じいいな』と、着こなしのヒントをもらえます。
それはいいことなのですが、気になったものをすべて取り入れていてはキリがありません。
なので予めルールを決めておくのが有効です。
カラーを決めておく
最近のコーディネートの特徴は、『馴染ませるようなコーディネート』か『コントラストを利かせて目立たせるようなコーディネート』のどちらかです。
ベージュ系のワントーンでまとめたり、白と黒のコントラストの強いモノトーンでまとめたり。WEBデザインのような、きれいにまとまりのある配色が人気です。そこにトレンドカラーをプラスするといった具合でしょうか。
ポイントは気になった色をなんでも取り入れるのではなく、ベースに使うカラーをある程度決めておくことだと思います。
上の実例では、茶系から黒系に変えていきました。
歳を重ねると、綺麗に見えるものを意識した方がいい
もともとカジュアルなテイストが好きなのですが、30代半ばを過ぎてくると派手な服装が似合わなくなってきました。
20代のときは派手な柄物も無理なく着れていましたが、最近はなんだかイマイチはまりません。いつまでも若くはないということを痛感しています。
カジュアルなテイストでも、どこかベーシックでこぎれいなアイテムのほうが無理なく取り入れることができます。
同じブランドで揃えると失敗しにくい
ファッションには系統があって、相性の良し悪しがあります。
『相性が良いとかよくわらない』という場合は、とりあえず同じブランドで洋服を買い揃えるのがオススメです。
サイズ感だけでなく、洋服のテイストが揃うのでそれだけでかなり合わせやすくなります。
まとめ
流行遅れにならないためにはパンツのシルエットが重要で、パンツを起点に買い足していくことがポイントです。
カラーをある程度決めて、好きなシルエットのパンツに合う洋服を数珠繋ぎのように買い足していく。こうすることで、着回しやすいしやすく自分に合った洋服を揃えることができます。
洋服の買い足す順番を意識することで、バラバラに好きなものを買っていくよりも、使いやすい洋服が揃っていくはずです。
ここ数年カジュアルファッションにおいてのカラーバランスは、
•上下の色を揃えて統一感をもたせる
•コントラストをはっきりさせて強調させる
ようなコーディネートが主流です。
▼ コーディネートの悩みを解決してくれるサービスUwear(ユーウェア)を利用してみたので、服装で悩んでいたら是非読んでみてください。
▼洋服だけでなく、失敗しないカバンの選び方や、洋服のサイズ表記のややこしさについて書いた記事もあるので是非読んでみてください。
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