服地パイセン

生地にうるさい服屋で学んだことを活かし、洋服のわかりづらいことをわかりやすく解説します。

服で防寒するなら〇〇を取り入れるところからはじめましょう

防寒のために知っておきたい事

こんにちは。
服の生地についてのブログを書いています、服地パイセンです。


本格的に寒くなってきました。

今回と次回の記事で、防寒についての内容を書いてみようと思います。

 

寒いときに一番気を付ける服はなんですか?


ほとんどの人は
「アウター!」

「ぶ厚いダウンを着れば大丈夫!」

と答えると思います。

 

寒さを凌ぐ方法はたくさんあり、これまで色々試しましたが、僕が本当に参考になるなぁと思ったのは、アウトドアをする人の着方。

特に山のアウトドアで、『寒さをしのぐコツは登山する人のテクニックを参考にするのが良い』と思っています。

 

アウターの性能に頼るのも間違ってないとは思いますが、アウトドアに詳しい人からするとちょっと違うというか、それだけではないようです。

雪山の風景



 

冬の山は平地より格段に寒いです。

標高が100m上がるごとに気温が0.6℃下がり、風速1mごとに体感温度が1℃下がるそうで、激しい変化にも対応しないといけません。

 

低体温症や凍傷の危険性もあり、いのちを落としてしまう可能性もあります。


そんな過酷な環境でも快適にすごせるように登山家たちは服装も工夫しています。

その知恵は都会の服装でも活かせるものばかりです。

 

こんかいの記事のタイトルの〇〇で隠した部分の答えは、
『服で防寒するならアウトドアのノウハウを取り入れるところからはじめましょう』です。

 

 

 

 

 

 

防寒に必要なのは、高性能な服よりも着方の知識である

登山の防寒の服装

山でのアクティビティでは欠かせないのは『正しい重ね着』だそうです。

専門的にはレイヤリングといわれます。

 

重ね着といっていてもシャツの上にニットを着ておしゃれを楽しむ、というよりは、服の特性や機能を十分に発揮して、服の中の環境を快適に整えるという考え方です。

 

登山の服装なんかですごく重要な着方なのですが、レイヤリングとはどのようなものか、基本の着方を解説してみます。

 

レイヤリングとは?登山でのレイヤリングの重要性

 

「レイヤー」は「層」という意味で、レイヤリングは登山などのアクティビティでは欠かせない防寒方法です。

 

レイヤリングはさまざまな条件に対応して体を守るために、

『常にウェア内をドライで快適な状態に保つこと』を目指します。

 

登山中は環境も体もコンディションの変化が大きい。

 

山の天気は変わりやすく、山を登ると体温が上がり汗をかきます。

さっきまで暑かったと思えば急な雨や風で寒くなることもあります。
汗や雨などで濡れたままにしていると、体がどんどん冷え、さらに冷たい空気に触れ続けたりすることで低体温症になる可能性もあります。

 

そうならないよう、レイヤリングによって衣服内の環境を快適に保ちます。

 

防寒のためのレイヤリングと機能について

レイヤリングの目的は、肌をドライに保つことと体温をキープすること。

 

そのためにベースレイヤー、ミッドレイヤー、アウターレイヤーの3種類を重ね着します

専門用語っぽく言っていますが、何もアウトドア専用の道具などではなく、普段から身につけているものの言い方を変えて意味を持たせているだけです。

それぞれどのようなものでしょうか。

 

肌着をベースレイヤーといい、防寒の基盤を作る

 

肌に身につける3つのレイヤーの中で、一番下に着用するウェアが「ベースレイヤー」です。

肌着のことですね。


アウトドアでは肌から水分を蒸発させることを目的としているため、吸湿速乾性に優れた素材を選びましょう。

 

吸湿性・保湿性ならウール、
速乾性ならポリエステルなどの化繊、
といったように、どの機能性を重視したいかで素材を選ぶとよいでしょう。

 

肌に直接触れる服なので、着心地も大切なポイントです。


綿やレーヨンは乾きにくく、汗で体を冷やしやすいのですが、街では大量に汗をかくこともないと思うのでそんなに気にしなくていいと思います。

 

季節によってハイネックやタートルネックなど、ウェアの形も使い分けるとより快適になります。

 

中間着のミッドレイヤー(ミドルレイヤー)は体温調節の要

 

ベースレイヤーとアウターレイヤーの間に着る中間着がミッドレイヤーです。

 

フリースや化繊のジャケット、ダウンジウエアなどが当てはまります。

体温を外に逃がさないような保温性のあるものを選びましょう。

上着のアウターレイヤーで外気を遮断する壁をつくる

 

一番上にはおり、雨や雪、風から体を守るウェアのことをアウターレイヤーと言います。

素材はゴアテックスなど、撥水・防風・透湿機能のあるレインウェアや、アウトドア用のジャケットがあてはまります。

 

防寒や重ね着の注意点も!

 

登山用のウェアは高性能のものが多いですが、重ね方を間違えると逆効果になることもあります、

 

服の枚数も調整する

 

レイヤリングの基本は3つのレイヤーを重ね着することですが、常にすべてを着る必要はありませんし、もう少し重ねて調整することもできます。

 

寒いときは薄手のミッドレイヤーを重ね着したり、アウターレイヤーもシェルの上にオーバージャケットを着るといったように、プラスアルファの服を重ねるのも1つの方法です。

上半身の防寒はミッドレイヤーで

 

ベースレイヤーは一番下に着るものなので、暑いからといって簡単に脱ぐことはできません。

保温性のあるフリースなど、着脱のしやすいミッドレイヤーで体温調節をするのがベターです。

3つの首を冷やさないように注意

この首3つというのは「首」「手首」「足首」のことで、この3つを冷やさないことが防寒対策の秘訣とも言えます。

 

他の身体の部位に比べて皮膚が薄いので冷えを感じやすい箇所なんだそうです。

 

靴下や手袋も応用することで快適に登山ができます。

 

 防寒するならアウトドアのノウハウを取り入れるところからはじめましょう

アウトドアの重ね着のノウハウについて書いてみました。

•ベースレイヤー、ミッドレイヤー、アウターレイヤーの3つのウェアを重ねて調整する

•防寒はミッドレイヤーで調整する

 

とはいえ、いまいちピンとこないかもしれません。

 

ダウンをミッドレイヤーのところに書きましたが、

「ダウンってアウターレイヤーじゃないの?」
と思う人は多いんではないでしょうか。

 

もちろんアウターレイヤーとしても使えますし、実際にどう着るかはその人次第なのですが、暖かい着方を知っておいて損はありません。

 

次回はそんなダウンの保温について書いてみようと思います。

 

 

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