こんにちは。 洋服の生地についてブログを書いています、服地パイセンです。
『1番暖かい服は何ですか?』と聞かれたら、ダウンジャケットと答える人が多いと思います。
たしかにダウンはすごく保温力があるし、アウターというカテゴリーは目立ってわかりやすいです。
しかし僕は寒いのが苦手ですが、ダウンジャケットを持っていません。なぜかというとダウンに負けないくらい暖かいフリースを持っているからです。
そういうこともあり、今僕の持っている中で1番暖かい服である『ポーラテックのハイロフトフリース』について書いてみます。
僕にとってポーラテックとは?
この記事を読んでくださっている人は、ブログを書いてる人も多いと思います、
あなたの一番最初に書いた記事を思い出してみてほしいです。
おそらくブログを開設するとき、「〇〇について書こう」と、
すでにいくつかの記事を書くテーマや構成が頭の中にあったのではないでしょうか。
僕もありました。
アパレルの生地や素材についてのブログを始めようと思ったとき、
ポーラテックについて書きたいと思っていました。
最近スニーカーとか靴下のことばっか書いてますが、
このブログを始めたとき一番最初に書いたのが、
このポーラテックという素材についてでした。
素材が化繊で、基本的にアウトドアで使われるような生地なので
人によって好みが分かれますが、本当におすすめな素材なんです。
僕にとってポーラテックのハイロフトは、
暖かくて冬に欠かせない生地であり、
この服地パイセンの原点でもあると言えます。
過去に書いた記事があるのでよかったら読んでみてください。
ハイロフト (ボア) とは?
ポーラテックをはじめとするフリース素材にはいくつも種類があって、
その中でも一番毛足が長いタイプのフリースがハイロフトです。
ハイロフトって何?ってことなんですが、
アパレルやアウトドアウェアの断熱材のボリュームやカサのことを『ロフト』と言います。
ポーラテックのハイロフトとはつまり、カサが高いポーラテックのフリースのことです。
毛足はパイル状になったものや、なめらかな毛布のようなもの、
ボアタイプのものなど形状はちがいますが、特徴はだいたい共通しています。
ポーラテックのハイロフトフリースを着てみて思うこと
僕が愛用しているフリースは
HOUDINIという北欧のアウトドアブランドのものです。
冬にすごくおすすめな素材で、気に入って毎年かなりのペースで着ています。
3日に一回は必ず着ているような気がします。
最高気温が5度を下回るような特に寒い日は必ず着ています。
冬の中間着はハイロフトさえあればそれでいいんじゃないか?
と思えるくらい暖かいです。
数年間着用してみて感じた、良いところや悪いところを書いていきます。
メリットや良かったこと
まずは良かったことを書いていきます。
ものすごく暖かい
真冬の室内の服装は
ロンTにシャツ、その上にニットとか、
スウェットにフリースベストくらいの感情だと思います。
ポーラテックだと、半袖Tシャツの上に羽織るだけで十分すごせます。
室内で数時間PC作業をしながらじっとしていても寒くありません。
冷えると余計に肩がこるので暖かくするのを心がけていますが、
まったく問題なしです。
ちなみに座り仕事なのでフロントは開けているか、ダブルジップの下側だけ開けている事が多いです。
そうすると座るときに裾が邪魔にならないので。
座り仕事の場合はダブルジップが便利ですね。
暖かいのに軽い
例えばイギリス製のクラシックなガンジーセーターのような
厚くてカサのあるニットは暖かいのですが重たいです。
僕は割と繊細な方法というか、服が重たいと肩がこってしてしまうので
厚着するのが苦手です。
その点、ポーラテックのハイロフトはかなり軽くて動きやすく、肩も凝りません。
軽さは化繊のいいところでもありますね。
毛足の長いボアの素材感もデザインのひとつ
毛足が長いということは、それだけ貯め込める空気の量が多いということです。
長い毛足にたっぷりと空気を閉じ込めてくれるハイロフトは、
フリースの中でもダントツで保温性が高いので、
冷えやすい人に特におすすめできる素材です。
見た目にもデザイン性の高いものが多く、
フワッとしていていかにも手触りの良さそうな見た目をしてます。
アウトドア用だけでなく、街用にされている方もよくいらっしゃいます。
デメリットや気を付けた方が良いこと
それだけ着ているので、
もっとこうだったらいいのに、というところがあります。
フードは無い方が汎用性が高い
僕が着ているフリースはフード付きです。
首元まで暖かくて室内などでは良いのですが、
この上にアウターを羽織った時のことまで考えた方がいいです。
というのも冬用のアウターって、割とフード付きのものが多いんです。
フリースにフードが付いていると、
フードの上にアウターのフードを重ねることになり、フードonフードになってしまいます。
気にならなければ良いのですが僕は気になってしまいます。
フード付きのフリースの場合、自ずとフードなしのアウターを選ばなければなりません。
なのでフリースを購入される際は、その上に羽織るアウターまで想像して選ぶことをおすすめします。
ボアがつぶれるのでケアが必要
毛足の長いフリースは肘をずっとついていたりするとボア潰れてしまいます。
デスクワークをしていると肘をついてまうので、
フリースの肘の部分はこまめに毛を起こしてあげた方が良いです。
僕のフリースも親指を置いているあたりのボアが潰れてしまいました。
こうなると少し見栄えが悪くなってしまうので、こまめに毛を起こしてあげると長持ちするそうです。
あまり気にせず道具のように扱っているのでそんなに気にならないんですが、
次のフリースはこまめに毛を起こしてあげようと思います。
もしくは、潰れやすい箇所に肘当てがデザインされているものも多いので、
そういうのにしようと思ってます。
静電気の問題
フリースは暖かいのですが、すぐに静電気でパチパチするのが弱点ですね。
静電気は宿命みたいなもので、ある適度覚悟しなければなりません。
なので静電気の発生しにくい、コットンのインナーと重ね着することが多いです。
それでも脱ぐときにはパチパチなることが多いですね。
静電気を防ぐために方法についてまとめた記事もあるので、よかったら合わせて読んでみてください。
フリースはアウターなのか?
僕の答えは、冬はアウターにしない方がいいです。
秋なら問題ないけど冬には寒いです。
暖かい地域ではアウターとしても使えるかもしれませんし、
暖かい都会なら問題ないと思いますが、気温5度ぐらいの日にフリースの上着だと寒く感じます。
なぜかというと、フリースは風を通しやすいので、アウターとして着ると寒いのです。
なので冬はフリースの上に何か薄手のアウターを着ると良いと思います。
もう一度言いますが、フリースは風を通すので、風に弱いのです。
パタゴニアやモンベルが出してるような、風を通さないフリースもあります。そういうものはフリースの裏地にフィルムが付いています。
今季はユニクロも出してますね。
そのフィルムが風を防いでくれるのですが、フリース本来のメリットが充分に発揮出来ないのではないかと疑ってしまいます。
フリースジャケットの上に、薄手で良いので風を通さない上着を着る方が、本来の機能を発揮出来ます。
フィルム入りよりは、フィルム無しのものの上にシェルを着るほうがおすすめです。
ハイロフトは暖かすぎるくらい保温力があるので、真冬でも少し動いただけで汗をかくほど暑くなります。
それくらい暖かい。
かぶりのプルオーバータイプのフリースは脱ぎ着が出来ないので、室内だと暑すぎるかもしれません。
なので前開きのものが体温調節しやすくていいと思います。
ハイクラスのダウンジャケットは僕にとって要らない、と書いたことがありますが、
それはこのポーラテックのハイロフトがあるおかげと言っても過言ではありません。
僕にとって1番暖かい服はポーラテックで最強のミッドレイヤーのフリースです。
ちなみにポーラテックはハイロフトじゃなくてもすごく暖かいです。
詳しい着方や、服の保温の仕組みついてはこの記事を読んでみてください。
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