こんにちは。 服の生地についてのブログを書いています、服地パイセンです。
本格的に暑くなりました。僕はカジュアルな服が好きなんで、夏はTシャツで過ごすことが多いのですが、今年はいつもよりシャツが着たくなります。
「ゆったり着れるような夏用のシャツがほしい」そう思って、無印良品のフレンチリネン洗いざらしスタンドカラーシャツを買ってみました。
無印良品はコスパの効いた定番アイテムを豊富にラインナップしていて年代問わず大人気です。いい意味で遊び心の介在する余地がないというか、シンプルさを追求しているようにも感じたりします。それゆえに自分なりに着崩して遊んでみたくなったのです。
この記事では無印良品のフレンチリネンシャツをレビューしてみます。
バンドカラーシャツを買い足したのはトレンドのせい
このシャツは、スタンドカラーという商品名ですけど、襟も高くないのでこれはバンドカラーになるんでしょうか?
…とりあえず細かいことは置いておきます。
スタンドカラー(バンドカラー)シャツとは、襟の土台である帯状のパーツ「台襟」だけを残したもの。
シャツなんだけどキマリすぎず、ラフでカジュアルな印象で着れます。
バンドカラーシャツは持ってはいるんですが、ずいぶん前に購入したもので2016年製のものでした。
もう6年前になるのか…。
その間にトレンドはどんどん移り変わりました。
当時はまだスリムシルエットが主流で、サイズ感が今とは全く違います。
肩周りはすこし小さめで、アームは細く、ウエストもすっきりしています。
今と比べると肩幅、身幅などのサイズ感は2周りくらい違います。
「サイズ感がどうも今っぽくないから、ゆったりしたのが欲しいな」
なんとなくそう思っていたら、今回のシャツに出会いました。
ちなみに、このシャツもデザイン的にはゆったりしているわけではありまん。ゆったり着るのにピッタリなデザインだったのです。
サイズ感について、詳しくは後述します。
無印良品フレンチリネン洗いざらしスタンドカラーシャツ
さっそく、このシャツのディテールを見ていきます。
襟はスタンドカラー(バンドカラー)
商品名からわかるように、生地にフレンチリネンを使った襟のないシャツです。
夏場の羽織にぴったり。
襟がないので緊張感がないというか、キマリすぎない感じでカーディガンのように羽織れるのが気に入ってます。
バッグのサイドプリーツ
後ろはこんな感じです。
ヨークが少しだらっとした印象なのはリネンの生地のせいでしょうか。
プリーツは肩付近にあるサイドプリーツ。
全体的にシンプルな作りですが、後ろ姿からは脱力感を感じます。
質実剛健なイギリスシャツとは正反対の、柔和で穏やかな印象を受けます。
長袖だけど夏に着れるか?
「夏に長袖は暑くない?」
そう思われそうですが、シャツの袖はまくってしまえばいいのです。
というか僕は腕が少し短いので、ごまかすためにたいていいつも袖をまくって着ています(笑)
シャツの袖をまくるというのは、なかなかおすすめな小技。
「なんかシャツがいまいちかっこよく着れない」なんてことがあります。そんな時は、袖をまくってみてください。
気崩すことでこなれ感が出るというか、それだけで全体のバランスが取れてしまうことがよくあるので、似合わないシャツがあったら袖をまくってみてください。
縫製も丁寧な仕上がり
カジュアルなシャツなのですが縫製もしっかりしています。
サイドはしっかりと巻き縫い。
裾の内側には当て布で補強されています。
素材はフレンチリネンを使用
夏のシャツで大事なのは素材です(夏に限らず洋服にとって素材はとても大事なんですけどね)。
無印良品のシャツはフレンチリネン100%の生地で、これなら長袖でも着れるだろうと思って買いました。
着てみるとかなり軽く、通期性も抜群で暑くは感じません。
ちなみにリネンシャツは結構シワがつきます。
カジュアルシャツとしてならシワがついたまま着ても良いと思います。
このシワこそリネンの魅力です。
そして数回洗濯しましたが、購入時よりだいぶ柔らかくなってきた気がします。
サイズ感のバランスが良く、好みに合わせやすい
無印のリネンシャツは
身幅が程良くゆとりがあって着丈が短め。
裾はわずかにラウンドしていますがタックインはせずに着るような、カジュアルな雰囲気があります。
サイズアップしてオーバーサイズで着るにもピッタリなバランス感です。
170cm60kg、日本人らしい普通体型の僕でジャストサイズはMで、フィット感のあるサイジングでした。
細めのパンツに合わせるなら、シャツもジャストサイズで選ぶがバランスいいと思います。
ワンサイズ上げたLサイズは少しゆったり着れて、一番汎用性が高そうです。
僕はかなりゆったり着たかったので、XLを購入しました。
2サイズ上げても、そんなに違和感を感じません。
大抵の服はサイズを上げると着丈が長くなってしまいます。ところが無印のシャツはオーバーサイズで着るのにもちょうど良いデザインでした。
ただ、袖がかなり余りダブつくのでロールアップ前提です。袖の長さを気にするなら、ジャストサイズで選ぶのが良いと思います。
気になったところ
購入する際に色々試着して購入したのですが、
そのときに気になったことを書いていきます。
白は透けが気になった
このフレンチリネンシャツはカラバリも豊富で、
白、ライトグレー、生成、ペールグリーン、ネイビー、ブルーストライプ、ネイビーチェックがあります。
色々試着して気づいたのですが、薄い色は割と透ける。
白Tシャツの上から試着しましたが、インナーのTシャツがくっきり透けていたので、薄い色を買うときは注意してください。
肌の色に近いベージュのインナーは肌との境目がわかりづらく、インナーが目立ちにくいそうです。
ボタンより外側の生地が折れ曲がる
上手く説明できないのですが、フロントのボタンより外側の生地が折れ曲がります。
芯を貼っていないことと、シワになりやすくて取れづらいという生地の特性なので仕方ないとは思います。
カーディガンなんかでもよくあるやつです。
カジュアルなアイテムなんでそんなに気にならないのですが、体験談として記しておきます。
無印良品メンズのリネンシャツはおすすめできるか?
無印良品のフレンチリネンシャツは、スタンドカラー以外にもデザインは色々あり、カラーバリエーションも豊富です。
コスパもかなり効いていて3000円以下で買えるので、かなり安いです。
先日書いたグッドウエアのTシャツの半額以下。
そう思うと普段は選ばない色なんかもチャレンジしたくなるようやアイテムです。
無印良品は楽天やAmazonにも公式ストアが出店しているので、いつでも気軽に買えるようになりました。
ネットショップは利便性が高く、リピート買いしやすい。
こういう定番商品がネットで気軽に買えるのは本当にありがたいです。
『無印良品のアイテムはとにかくシンプルで、もうすこしひねりが欲しい』とも思うのですが、サイズ感やカラーで自分らしくコーディネートできるところが気に入っています。
間違いなく買ってよかった、人におすすめできるアイテムです。
うちの奥さんからのウケもすごく良く、
『シャツぜんぶ無印良品に変えた方がいいんじゃない?』と言われる始末です。
いくらなんでもそれは…。
リネン生地やギンガムチェックについてまとめた記事もあるので、
よかったらあわせて読んでみてください。
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