服地パイセン

素材•生地にうるさい服屋で学んだ、服の生地や環境のことについて語ります。

ロールアップがダサくなるのは◯◯が原因。一般的なテクニックと簡単な応用をまとめます。

ロールアップでもう失敗しない

 

「なぜだかわからないけど、あの人服装ってまとまりがある」
なんて感じることありませんか?

 

まとまりのある服装にはカラーバランスが良いとか、アイテムの組み合わせが良いとか、TPOがあっているなどの理由が必ずあります。

コーディネートでは、とにかく違和感を感じさせないことが大事です。

 

ショートパンツの記事でも書きましたが、仕事で年間約2000個のコーディネートを組むんですが、たくさんコーディネートしていたらちょっとした誤魔化しのテクニックなんかが身についてきました。

僕自身もともとコーディネートは得意ではありませんでしたが、継続するとパターンや定石ができてわかってきます。

 

そのテクニックの中のロールアップについて書いてみます。

 

「ロールアップは全体のバランスを整える、ごまかしや微調整のテクニックでもある」と僕は考えています。

極端な話、古くさいシルエットのパンツでも、裾の処理をしてあげることで今っぽくコーディネートできるケースがたくさんあります。

 

逆にロールアップして変になることもあります。

では、ロールアップして上手くいくコーディネートと失敗するコーディネートの違いは何なんでしょうか。

僕なりのロールアップのルールを書いてみます。

 

 

 

 

 

 

なぜロールアップするのか。メリットは?

まず、ロールアップする理由ですが、
大きく分けて二つあると思います。

 

一つ目は、
裾を引きずるからロールアップするという
「仕方なくロールアップする」場合。

 

裾が長いと靴の踵で踏んづけてしまい、その状態を続けていると、裾が破れてしまいます。

(そういえば、ジーパンの裾を踵で踏んづけて破れてる人、昔ほど見かけなくなりましたね。)

 

もう一つは、ちょっとした着崩しで変化をつける、
「おしゃれを楽しむ目的のロールアップ」です。

 

この二つがあると思いますが、主に後者のおしゃれを楽しむ方にフォーカスして記事を書いてみようと思います。

 

そして、ロールアップをすることでどのような変化があるのでしょうか。

僕が思うにこんなかんじです。

 

ロールアップの効果

①パンツと靴のバランスを整える

②ニュアンスをつけてこなれ感を出せる

③季節感を出せる

 

パンツと靴のバランスを整える

例えば、高級でドレッシーな革靴を履いているのにパンツの裾がグシャグシャだとだらしなくなり、せっかくの靴が台無しです。

はずしとしてあえてそうしてるのでなければ、裾を折り返すかレングスをカットして綺麗にまとめといた方が無難です。

 

ロールアップの傾向として、
幅が細いほど上品に、太いほどラフでカジュアルな印象
になります。

 

 

ニュアンスをつける

そのまま普通にパンツを穿いて靴を履くのも悪くありません。
が、あくまで普通です。

そこにひと手間加えて変化をつける、この仕上げのプラス1がおしゃれの秘訣だったりします。

 

ジーパンの裾を30cmくらい大きく折り返して穿くデザインのものなんかがありますが、おしゃれに自信がない限り取り入れない方が無難です。

おしゃれなんですけど、一般的ではないので。

 

ちょっと変化をつけるくらいの、
あくまで「ニュアンス」くらいの気持ちが大事で、やりすぎはNGです。

料理の隠し味みたいなもんですね。

 

季節感を出せる

ロールアップをすると靴下や足首が出るので、服装が軽くみえます。

つまり春夏にぴったりなワザです。

 

冬に分厚いコートを着てるのにロールアップして足首を露出すると、季節感がチグハグな感じになってしまうので、基本的には足首は出さない方がいいでしょう。

あえてそうすることもあるとは思うので、そういのは例外として置いといてください。

 

ロールアップがダサいと言われるのは原因がある

ロールアップするときの注意点を書いてみます。

 

ロールアップ部分にデザイン

裾を折り返すとチェック柄が見えるパンツがたまにあります。

あれは難しいので、手を出さない方が無難です。

 

悪いとは思いませんが、色合わせとか統一感とかが難しくなってくるのでまた別の難しさがあります。

 

 

ロールアップの面積が広すぎる

折り返している裾の面積が大きくなれば大きくなるほど、カジュアル感が強くなります。つまり野暮ったくなります。

シャープに見せようと思ったら、折り返しの面積がを小さくしたほうがいいです、

 

太いパンツはある程度大きく折り返してもいいですが、

細めのパンツは折り返しも細めにした方が無難です。

 

靴とパンツとロールアップがあっていない

ロールアップは着崩してみせるテクニックです。

なので全体のバランスをみて、どういう風にすべきか判断すべきです。

例えば、革靴をはいてシャープな印象にしたいのであれば分厚いロールアップは避けて、折り返しの幅を小さくシャープなロールアップにした方がいいです。

 

 

ジーパンのロールアップとその折り方

ジーパンの裾で代表的なロールアップをしてみました。

 

ロールアップはパンツの太さに合わせて折り返すのがいいとは思うのですが、

印象の違いを比べるために、同じデニムパンツでいくつかロールアップしてみます。

デニムを一回折り返したシンプルなロールアップ

一般的なロールアップ

一般的で一番シンプルなロールアップです。

シンプルが故に、折り返しの幅にこだわるのがいいでしょう。

 

パンツの太さと靴のボリューム次第ですけど、2センチくらいの細めの幅にしておいた方が無難です。

 

5センチくらい折り返してみるとこんなかんじです。

厚めに折り返したロールアップ

 

上と比べると、少しどんくさい感じがしますね。

どんくさい靴を履いてるのでまだマシですが、靴によっては残念な感じになってしまうこともあります。

 

デニムパンツの二回巻き

カジュアルな二回ロールアップ

上の一回折り返したロールアップをもう一回折り返しています。

 

こうすることで折り返しに厚みが出て、よりカジュアルな印象になります。

 

くしゅ巻き、応用

くしゅくしゅっと巻くようにロールアップするとアクティブで夏っぽい感じが出ます。

 

やり方はラフにくるくるくとねじりながらまくり上げるように(?)上げていきます。

足首が出て、夏っぽさが出るので、サンダルを履くときなんかにぴったりです。

くしゅ巻きロールアップ

これは一回折り返し+くしゅ巻きをミックスさせた応用です。

 

やり方はこうです。

ロールアップの応用方法1

初めの折り返しをかなりぶ厚く折り返して、そこに向かってくしゅ巻きをしています。

ロールアップの応用方法2

くしゅ巻きの上からパンツの裾がチラッと見えるのがポイントです。

これもぶ厚くなりすぎないようご注意ください。

 

チノパンや軍パンでもロールアップできる

チノパンのくしゅ巻きロールアップ

デニムパンツの写真を載せましたが、チノパンや軍パンもロールアップしちゃいます。

こらはチノパンをくしゅ巻きしてます。

ぶっといパンツをくしゅっと巻くと、こなれた感じで履けるのと、裾幅を細くできるので、テーパードっぽく先細りにシルエットの調整ができます。

 

最後に

ロールアップのコツをまとめると、
靴とパンツのバランスを大事に、季節感を考えて、やりすぎないように自然なニュアンスで違和感なく取り入れる、
といったころです。

 

 

そういえば、昔のパンツは今よりレングスが長めでした。

裾上げ前提で作られていたんでしょうか。

 

最近のパンツはレングスを短めにデザインしているのでロールアップする機会が減っていますね。

 

ジャストなレングスで買ってすぐおしゃれに履けるのはすごく良いことです。

ですがたった2cm裾を短くするためだけに、わざわざユニオンスペシャルのミシンを置いてるお直し屋さんにお願いしにいく、なんて誰にも気づかれないような自己満足なこだわりがあったりするのが男のサガ。

そんな機会が減ってしまって少し寂しいような気もしますし、切って捨てるのにわざわざ長く作るのも時代に合ってないですし、どっちがいいんですかね。

 

 

感想などをコメントいただけるのが、何よりとても嬉しいです。

はじめましての方も、思ったことはお気軽にコメントお願いします。

 

 

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