こんにちは。 服地パイセンです。
バッグ選びは自分のライフスタイルにぴったり合っているか、という着眼点はとても大事です。
数年前までよく使っていたサコッシュ。気付けばまったく使わなくなり、そのまま押し入れに眠っていたサコッシュを発見。
なんとなく『また使えるかも』と思って使いはじめてみると、使い方が以前とちょっと変わっていました。今回は、サコッシュの自分なりの新たな使い方を模索し、新たな魅力に気づけたのでシェアしようと思います。
バッグと文化
バッグは物を持ち運ぶためのものです。
もちろん機能性から生まれた物なのですが、洋服とのつながりは深く、共通している点はどちらも荷物を入れるものです。
バッグの歴史的背景
バッグはポケットとの関係が深いです。
歴史を遡ると、もともと洋服にはポケットはなく、荷物を持ち運ぶにはバッグを持ち歩いていました。
その形は箱型だったり袋状だったり色んなものが存在するんですが、14世紀頃ルネッサンス期に男性の服にポケットがつくようになり、バッグを持ち歩く必要がなくなります。
女性はフランス革命後にドレスなどの服装が主流になり、小物をハンドバッグに入れて持ち運ぶようになりました。
『男性の洋服にはポケットが付くけど、女性用の洋服にはポケットはつかない』という歴史的な傾向があります。
なぜ小さなバッグが便利なのか?
女性は化粧品を持ち歩くためにバッグを持ち、逆に男性の場合は荷物は財布とスマホだけという方も多いと思います。
外に出かける時にスマホを何処に入れていますか?
上着のポケットに入れている人も多いと思います。しかしアウターを着なくなる夏シーズンは、ポケットと言えばパンツのポケットしかなくなってしまいます。
そこでポケット代わりに使えるような小さなバッグがあった方が便利なんですよね。
サコッシュは今となってはどこへ?
道具の小型化にともなって、バッグも小型化しているというのがここ数年の大きな流れ。
今は巾着型のバックが人気です。
サコッシュはその前の2020年頃に流行りました。トレンドの変化とともに、今はサコッシュを持つ人は減ってきた気もします。
ところでサコッシュって、どんなバッグなのでしょうか。
そもそもサコッシュとは?
『サコッシュ=sacoche』は、カバン・袋という意味のフランス語で、もともとは長時間の自転車ロードレースで使わた袋です。
サポートメンバーが選手にドリンクや補給食などを入れて渡した簡易なバッグが始まりといわれています。
サコッシュはださい?なぜ流行った?
サコッシュが流行した2020年頃は、今ほど小さいバッグは一般的ではありませんでした。
アクセサリー感覚でシンプルな服装に付け足す小さいバッグという感覚だったと思います。
そして2021年頃からネックポーチが流行り、2022年からはスモールショルダーや巾着型のバッグ、といった流れで小さいバッグのトレンドが流れていると思います。
小型のバッグ自体はトレンドですが、サコッシュは少し前に流行った『今更』感のあるアイテム。
サコッシュ自体がダサいとは思いませんが、少し前に流行ったということで、ダサい扱いされてしまっているような気はします。
サコッシュの機能や用途
マチがなく薄型でコンパクト。
軽量かつ両手が空く使い勝手のよさもあって、サコッシュはアウトドア業界から広まっていきました。
収納力は高くありませんが、スマートフォンや財布など最低限のものを入れて持ち歩くときに便利で、普段使いからアウトドアや旅行まで、幅広いシーンで活躍してくれます。
メインのバッグとは別に、貴重品だけ常に身につけていたいという場面でも活躍します。
コンビニに行くとき
旅行や観光地で
犬の散歩
ウォーキング
野外フェスなどのイベント
スポーツ観戦
フィッシング
などの場面でサコッシュが活躍します。
使いやすく機能性がよかったのでアウトドアメーカーなどが一般向けに作るようになり、今ではアクティブなシーンだけでなく街中でも使えるアイテムだといえます。
改めて『サコッシュは使える』と気づく
僕は2つのサコッシュを持っています。
黒いのがF/CE(エフシーイー)のもの、黄色いのがケルティのものです。
押し入れに眠っていたサコッシュを久しぶりに手にして、ええやんと思ってまた使っています。
サコッシュは使わなくなったらポーチに転用できる
サコッシュはポーチに紐が付いてるような形です。
F/CEのものはショルダーストラップを外すことでバッグインバッグに。手帳やマスクやケーブルなどをまとめるポーチとしてに使ってます。
ストラップがワンタッチで取り外しでき、最近は外しっぱなしでバッグの中にいます。
アクセサリー感覚で持てるバッグ
スニーカーはカラフルなものが多いものです。バッシュやスニーカーが好きな人は、足元だけ目立ってしまうことがよくあります。
そんなときは洋服でスニーカーの色を拾ってあげると上手く馴染んですが、色を拾うためにプリントTを着たりしないといけません。つまりインナーが無地のときには浮いてしまいやすいんですよね。
そんなときにはスニーカーの色を拾ったサコッシュをチラッと見えるくらいで持てば、上手く馴染んでくれる。アクセサリー的な使い方です。
今回は足元の黄色が浮いてしまうので馴染ませるのに使ってみました。普通にアクセントとして持つのも良いと思います。
サコッシュのメリットとデメリットをまとめます
サコッシュ自体には食傷気味ですが、今度はポーチとして活躍し始めました。
暖かくなって薄着になるとボリュームのあるバッグだと洋服とのバランスが悪くなるので、もしかしたらこれからサコッシュが活躍するかもしれません。
このように使い方は変わってもずっと手元に残り続けるような、自分なりの使い方を模索できるようなものって、なんだか素敵だと思います。
改めてサコッシュについて見直すことで、新たな魅力に気づけました。
・携行性が良く旅行のサブバッグに最適
・アクセントにできる
・飽きたらポーチにきる
・収納力は低い
・今更感は若干ある
これから買うなら、紐を外してポーチにできるものがオススメです。
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