服地パイセン

生地にうるさい服屋で学んだことを活かし、洋服のわかりづらいことをわかりやすく解説します。

スニーカーの構造とパーツの名称を知ると、具体的に何がカッコいいのかわかるので説明します。

スニーカーの構造とパーツの名称

 

「スニーカーってカッコいい」
初めて思ったのは20年以上昔の、中学生の頃だったと思います。

 

当時まだ裏原やストリート系が人気でハイテクスニーカーなんかが人気でした。

 

ファッション雑誌では毎月のようにスニーカーについて書かれていて、
『ミッドソールが最高』
『アッパーの配色がヤバい』
『タンを引っかける』
といった、あたかもスニーカーのパーツの名称なんか知ってて当然のような前提の文章で表現されていたように思います。

 

なんの知識もない僕は
「たぶん、ここのパーツのことだろう」
となんとなく文章と写真から推測して理解しようとしていました。

 

誰かに教えてもらったわけでもないからそりゃそうだ。

 

今はネットで調べればなんでも出てきますが、当時の主な情報源は雑誌でした。

 

それから約20年経った今では、情報はネットから。購入もオンラインが当たり前になってきました。

 

僕はナイキのオンラインをよく使うのですが、正直なところ商品説明をもうすこしわかりやすくしてほしいと思う。

というのも、スニーカーは沢山のパーツが組み合わされて出来ているので、その説明がどこを指しているのかわからないということが度々あります。

 

特に配色にこだわったスニーカーは、カラー名称も聞いたことないような横文字になっていて、パーツの名前も横文字。

 

今回写真で使ったのが、ダンクの通称『ミシガン』と呼ばれるカラーなのですが、商品説明で使われる黄色い部分の色名は『バーシティメイズ』です。

スニーカーフリーク以外の誰がわかるんだろうか…。

普通の人はわからないものだらけで頭の中がぐちゃぐちゃになってしまうでしょう。

 

今回はそんなスニーカーのパーツの名称について書いてみようと思います。

 

スニーカーのどこを指しているのか、わからないときは今回説明する箇所をチェックしてみてください。

 

 

 

 

 

 

スニーカーの構造とは

まずはスニーカーの構造について。

 

スニーカーのパーツを大きく分けると
アッパーとソールに分かれます。

 

スニーカーは、履きやすく動きやすいカジュアルな靴です。

今でこそファッションという位置付けにあるスニーカーですが、もともとは運動靴として生まれ、その歴史は案外浅いものです。

 

スニーカーの起源をたどると、底にゴムを貼った靴をつくったという説や、ブラジル人が素足にゴムの樹脂をつけたという説があるそうです。

ゴム製の靴底が足音を立てにくいということで、英語の「sneak(忍び歩く)」が語源になっています。

 

このような、スニーカーの歴史について書いた記事もあるので、

よかったら読んでみてください。

www.fukujipaisen.com

 

 

スニーカーの上の部分はアッパー

ナイキダンクローミシガンのアッパー

アッパーとは底(ソール)以外の、靴の上の部分を指します。

 

スニーカーの顔とも言える部分で、スニーカーブランドの色が強く出ています。

 

耐久性を上げるためにレザー素材にしたり、軽くて通気性を良くするためにメッシュ素材を使用したり、いろんな素材が使われます。

 

タン

スニーカーの構造を説明するタンNIKEDUNKLOW

タンって何?

と思うかもしれませんが、
タン(Tongue)=舌のことです。

シュータン、べろとも呼ばれる舌のような形をしたパーツです。

牛タンのタンです。

 

スポーツブランドといえば、ワンポイントのロゴがポイントです。

タンにはブランドロゴがデザインされていることが多いので、大きなポイントになります。

 

タンの役割は、足の甲の保護と泥などが靴の中に入ってくるのを防ぐのが目的とされています。

 

また、甲に触れるところが可動するので、足の形とスニーカーの形を合わせられるようになっています。

スニーカーが足にしっかりフィットするのもタンがあるおかげです。

 

タンが薄い程、足がタイトに締め付けられキュッとフィットします。

タンが厚いものはゆったりとサポートされているようなクッション性を感じます。

 

シューレースとホール

スニーカーのシューレースを説明する画像

かっこよく言ってますが
シューレースとは靴紐のことで、ホールというのはその靴紐を通す穴です。

 

靴紐は軽視されがちですが、足と靴のフィット感を調整するとても重要なパーツです。

僕はスニーカーは少し大き目を穿くことが多いので、靴紐が必須です。


ちなみにシューレースはホール付近が最も切れ易くなっていて、プラスチックのパーツになっているものあります。

 

ホールの作りや、シューレースの厚み等でけっこうフィット感が変わってきます。


そのため、スニーカーの用途や機能に合わせたものが付属されるのが一般的です。

 

アスリート用のモデルは緩みにくかったり、または足を優しく包むものだったり、必要な機能に応じて変化します。

 

クォーター

ナイキダンクローのミシガンのサイド

クォーターという名称はあまり一般的でないかもしれませんが、日本語でいうところの『腰』と呼ばれる部分で、
サイドからかかと周りのことです。

 

オーバーレイ 

スニーカーのアッパーは、機能性やデザインに合わせて生地が何層か重ねられています。

その層の一番上に重ねられた層のことです。

クウォーターオーバーレイとも呼ばれます。

 

写真のスニーカーでは、黄色い下地に紺色のオーバーレイが重ねられてるというデザインです。

 

コンバースなどのローテクキャンバススニーカーと現代のハイテクスポーツシューズのデザイン面で大きく違う部分はこのオーバーレイの存在なんではないか、と思いました。

 

ヒール

ナイキダンクローのヒールカウンター

快適でなければ、シューズを長く履くことはできません。

 

かかとが合わないと靴擦れの原因となり、痛みが生じてしまうので、後回しにされがちですが実はとても大事な部分です。

ヒール部分は、足を挿入する場所である履き口から始まり、履き口にはパッドがついてることが多いです。

このパッドもスポーティな印象を助長してくれる存在。

 

ヒールは硬くなっていて、スニーカーのかかと部分の形を整える機能があり、足を通した際、地面と垂直にかかとが上がるように支えてくれています。

 

足を安定させてくれる重要なパーツなので、靴のかかとは踏んではいけません。

 

ライニング

ナイキDUNKローのライニングを解説する

ライニングは、スニーカーのアッパー部分の内側のことで、腰材の裏に貼られる裏材です。

 

内側もレザーで出来ているスニーカーもあれば、タオル生地のものもあります。


レザーの場合は、しっとりと足を包み込むため足が中で動きにくく、高いフィット感を得る事が出来ますが、汗は吸ってくれません。

タオル生地の場合だと、足の汗を吸ってくれるのでサラッとした履き心地になるなど、素材によって機能性が変わります。

 

ソールはスニーカーの下の部分

ソールとは、インソール•ミッドソール•アウトソールなど足を支える土台部分の総称で、アッパー以外の下の部分を指します。

 

先ほどのヒールに加えて、履き心地に最も重要なパーツとされているのがソールです。

からだの全体重がソールにかかるので、ここに適切な素材が使用されることが、快適さを提供する上での重要な要素となります。

 

インソール

NIKEダンクローミシガンのインソールを説明する

インソールは中敷きのことです。

靴の内側に敷かれる材料でクッション性やフィット感を高める素材が使われる。

 

画像のダンクのインソールは取り外しできませんが、スポーツ用のものなどはカップインソールになっていて、取り外せたりします。

 

アウトソール

アウトソールでスニーカーのパーツを説明する

アウトソールは靴底の地面に着く、靴の底部を保護するための部品です。

 

唯一直接地面に触れる部分で、スニーカーの種類によってアウトソールの硬さが違い、それが安定感やグリップ感、すり減りにくさなどに影響を与えます。


例えばウォーキング用スニーカーのアウトソールはランニング用のスニーカー等と比べて硬く、広めにデザインされているものが多いです。
歩行時の安定感を出す為に工夫された物です。

 

ミッドソール

NIKEダンクLOWミシガンのミッドソール

ミッドソールはアウトソールとインソールとの間に入るパーツで、ソールの中間部分になります。

 

スニーカーの履き心地の良さは、このミッドソールのクッション性のおかげと言っても過言ではありません。


様々なスニーカーブランドが工夫を凝らしているパーツで、ジェル系の素材が使われたり、エアバックを搭載したりと、様々な技術が使われている、スニーカーのパーツで最もアツい部分です。

 

画像のダンクでいうと、ソールの白いところです。ちなみにダンクにはナイキの専売特許ともいえる『エア』が入っていないモデルです。

 

スニーカーのタンを出すとどうなるのか

1990〜2000年くらいにかけて、裏原やスケーター、B-BOYファッションがトレンドのときによく見かけた、『パンツの裾にシュータンを引っかける』という履き方。

 

当時のパンツは今よりも太くて長くてゴワゴワしたものが主流でした。

そんなパンツの裾にタンを引っ掛けるとパンツのシルエットを変えれるので、わざと引っかけて履くのが流行ってました。

 

僕も当時何度やりましたが、自分には合わなかったので普通に履くことが多かったです。

靴はキチンと履きたいというのは当時から変わらないようです。

 

タンを出したらパンツのシルエットやスニーカーはどのように変化するのか。
久しぶりに試してみたので、その比較で締めようと思います。

こちらがタンを出さずに、普通に履いた場合。

ナイキダンクローのシュータンを出さずに履く

普通に靴紐を結んで、いつも通りに履きました。

 

こちらが、タンをパンツの裾に引っかけて履いた場合です。

NIKEDUNKLOWのシュータンを出して履く

パンツの裾の溜まり方に変化がでて、ルーズな印象になりますね。
一気にストリートっぽさが出ます。
裾が長いパンツだともっとダブついて変化が出ます。


タンにはブランドロゴが付いていていることも多いので、タグをアピールすることもできます。

スポーツブランドといえば、ワンポイントのブランドロゴが大事なのです。

 

 

「スポーツミックス」について書いた記事もあるので、
よかったら読んでみてください。

www.fukujipaisen.com

 

 

 

 

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