こんにちは。
服の生地についてのブログを書いています、服地パイセンです。
古着とナイキのスニーカー。
僕の好きなこの2つは、相性が悪くもなく抜群に良いというわけでもない絶妙な組み合わせです。
なにも考えずに履くと、馴染まなかったり足元だけが浮いてしまうことがあります。
そんな絶妙な距離感のふたつのつなぎ役として活躍してくれるありがたい存在があります。
それはしもやけ対策として書いた 『ROTOTOのオールドスクールソックス』です。
とても気に入っていて、毎年買いそろえています。
上の記事では素材感や機能性について書きましたが、デザインもすごく好きで、古着とNIKEのスニーカーを上手く繋いでくれる靴下として重宝してしています。
今回はそんなお気に入りの靴下のデザイン面について書いてみます。
・古着が好きな人
・スニーカー好きだけど合わせるのが苦手な人
・ナイキのスニーカーを違う雰囲気で履きたい人
こんな方は是非読んでほしいです。
- 古着とスニーカーの関係性
- ラインソックスはなぜ古着とストリートの相性を良くしてくれるのか?
- ROTOTO(ロトト)の靴下とNIKEのスニーカーのコーディネート
- ROTOTO(ロトト)の生産背景
- まとめ
古着とスニーカーの関係性
古着といっても色々あるのですが、デニムパンツ、チノパン、軍パン、のような定番のアメリカ古着をイメージしてください。
まずいえるのは、間違いなく古着と相性がいいのはクラシックなカジュアル履きできる革靴です。
僕が持っている革靴だとパラブーツのミカエルでしょうか。
どんくさい古着にぴったりで、これを履いておけばだいたい上手くまとまります。
古着と相性がいいスニーカーは何だ?
古着とクラシックな革靴は相性がいいです。
では、スニーカーはどうなのか?
古着に合わせやすそうなスニーカーを挙げていきます。
•ミリタリーながらドレッシーな服装にも対応するジャーマントレーナー
•アメカジならコンバースが間違いない
…と、挙げ出したらキリがなく、いわゆるローテクというか昔ながらな雰囲気の残るスニーカーが相性よさそうです。
古着と相性の悪いスニーカーは何だ?
近未来的なデザインのハイテク系スニーカーやスタイリッシュなスニーカーは古着と合わせづらそうです。
何がハイテクでどれがローテクと分けていくと境界線はかなり曖昧なので、きれいに分類するのはなかなか難しいのですが。
今はさまざまな要素をミックスするのが当たり前で、昔よりもスポーツミックスが当たり前になってきて、昔はナシだった組み合わせも今はアリだったりします。
ラインソックスはなぜ古着とストリートの相性を良くしてくれるのか?
NIKEのスニーカーといってもレトロランニング系のデザインから、最先端のバスケットボールシューズまで様々あります。
僕の好きなダンクやジョーダン1は80年代に誕生したデザインで、ハイテクとローテクのちょうど中間くらいでしょうか。
いわゆるストリート系に人気ですが、上手く合わせれば古着にも馴染みます。
古着に合わせるならソックスが主張しすぎず、古着に馴染む絶妙な色味で、良いバランスでつないでくれるのが理想です。
その理想がROTOTO(ロトト)のラインソックスだと思ってます。
ラインソックスとは、その名の通りラインの入ったソックスのことで、レトロでスポーティな雰囲気があります。
そういうこともあり古着との相性は最高です。
ただし色味が大事で、ビビッドで鮮やかすぎる色だとスポーティになりすぎてしまうので絶妙な色味のものがいいです。
買い続けてるから気づいたことですが、2021年頃にボディの色味に若干変化があったようで、白から生成っぽい色に変更になりました。
ROTOTO(ロトト)の靴下とNIKEのスニーカーのコーディネート
毎日のようにNIKEのスニーカーとロトトのラインソックスを履いているので、写真を撮ってみました。
足元だけですが、どうぞ。
ラインソックスのコーディネート①
落ち着いたマスタードカラーがとても絶妙な色味で好きなんです。
ラインソックスのコーディネート②
深みのあるグリーンは悪目立ちしない差し色になってくれるので上品なアクセントになります。
ちなみにパンツの裾を持ち上げてるのでラインソックスのデザインが見えますが、普段は見えません。かなり自己満足です(笑)
ラインソックスのコーディネート③
ペインターパンツにブルーのスニーカーを履いてます。
ブルー系でまとめた中に補色のマスタードカラーがよく映えてくれます。このマスタードカラーは本当にいい色味です。
ラインソックスのコーディネート④
スニーカーのカモフラのグリーンを拾って統一感をだしました。
今回載せた中では唯一ローカットのスニーカーです。
ちなみにたまたまだと思いますが、
ローカットなら3本、
ミッドカットなら2本、
ハイカットなら1本、
ソックスのラインが見える完璧なバランスです。
ラインソックスのコーディネート⑤
ここまでアクセントになるものを履いてきましたが、ブラック×ホワイトもあるのでモノトーンの配色にも対応できます。
色物が苦手な人はこの靴下がまちがいないでしょう。
ROTOTO(ロトト)の生産背景
最後はロトトのブランドや生産背景について。
ブランド公式の説明を引用させてもらいます。
何気なく通り過ぎていくように思える毎日は、誰にとってもかけがえのない特別な一日だ。
ちょっと大袈裟な言い方かもしれないけれど、だからこそ、人々の暮らしを足元から変えてみたい。
その先に広がる新しい朝の風景を思い描きながら、今日も僕らは「一生愛せる消耗品」を作り続ける。
日常とともにある上質と高揚感を大切に。
ひとつひとつを丁寧に。引用:ROTOTO(ロトト)
こだわりの靴下をつくるブランドらしい、人の温かみを感じるような説明です。
ちなみに、靴下の名産地ってどこか知っていますか?
デニムや毛織物なんかと同じように靴下にも名産地があり、奈良県の広陵町という小さな町がそうです。
ロトトの靴下はその靴下の名産地広陵町を中心に
「一生愛せる消耗品」というコンセプトで作られます。
一生愛せるといっても、一生使えるというわけではありません。
僕はこれまでにロトトの靴下を20足くらい買ってきましたが、とても長持ちしますし傷んだら買い替えたくなるので、確かに一生愛せる消耗品だと言えます。
「たかが靴下、どこで作っても同じだろ」と思うかもしれませんが、僕はモノには作られた場所の空気感が宿ると思っています。
品質や着用している時の高揚感なんかもあり、今後もずっとROTOTOの靴下のファンでいつづけると思います。
まとめ
ソックスのラインが程よくスポーティなんだけど、クラシックというかレトロというか趣のある素材感がちょうどいい靴下です。
パイルに厚みがあるので真夏にはちょっと暑いかもしれませんが、「スポーティすぎて履いていないスニーカーがある」ような人におすすめ。
パンツの裾があるので靴下はほとんど見えないのですが、見えないところまでコーディネートしてる日は、なんだか不思議といつもより強くなった気がします(笑)
【おまけ】
革靴型のレザースニーカーにもばっちり合いました。