こんにちは、服地パイセンです。
見たことない景色を見ると世界が拡がったような不思議な感覚になります。そんな経験ができるのが『旅』です。
会いたい人に会いにいったり。
現地の美味しいものを食べにいったり。
ただなんとなく遠くに行きたくなったり。
日頃の疲れやストレスを発散できるのが旅行の醍醐味のひとつ。旅行が趣味の人も多いのではないでしょうか。
僕も旅行が好きで、年に1〜2回旅行に行きます。そして旅行の荷物を詰めていると「もっとポケットがあったら便利なのに」とか「前の旅行では肩が凝ったな」とか色々思い出します。
失敗から学んだことなど、僕なりに旅行バッグに求められる機能性や選び方をまとめてみようと思います。
そして『旅して働くを、もっとしやすく。』を掲げるブランド、HOLICCのOneを旅行で使ってみたので、どうだったかレビューしてみます。
- 旅行バックの選び方は?日程•移動手段との関係性について
- 旅行バッグとしてリュックとキャリーケースどちらがいい?
- 旅行リュックに求める機能
- HOLICCが旅行バッグにおすすめな理由
- HOLICCのOneが本当に活躍するのは2泊以上の秋冬の旅行だと思う
旅行バックの選び方は?日程•移動手段との関係性について
旅行のバッグをどう選ぶかは、その旅の日程と移動手段に応じて変えるのが一般的だと思います。
日数が長くなればその分荷物は多くなるので、体に負担がかかりにくいものを選ぶべきです。
2泊3日の旅行に肩掛けのバッグで行ったことがありますが、どちらかの肩にずっと負担がかかりっぱなし。よく歩く旅だったこともあり、ものすごく疲れて肩が凝ってしまいました。
リュックで行けばよかったと反省し、そこからは旅行の時は絶対リュックかキャリーケースにしています。
- 日帰り〜3泊くらいはリュック。
- 4泊~海外旅行はキャリーケースを追加。
こんな感じで、日程によってリュックかキャリーケースを使い分けています。
旅行バッグとしてリュックとキャリーケースどちらがいい?
旅行にはリュックかキャリーケース、リュックも大きいものと小さいものを使い分けます。
日帰りや1泊には大きいリュックの容量は必要ありませんし、3泊くらいになると小さいリュックでは容量が足りません。
その3つを最適なシチュエーションに分類してみます。
キャリーケースが最適なシチュエーション
収納力の高いキャリーケースはいろいろなシチュエーションで役立ちます。特に海外旅行のような1カ所に滞在する場合にその性能を発揮します。
逆にホテルや旅館を転々とする場合には向きません。
他にもたとえば遠方の冠婚葬祭に参列する場合はキャリーケースが便利です。洋服をシワにならずに運べて再パッキングが格段に楽だからです。
キャリーケースのメリット
- 服をしわにならないように詰めやすい。
- 収納力があるので仕分けや整理がしやすい。
キャリーケースのデメリット
- 石畳など路面状況が悪いと押すのが大変
- 人混みや混雑した街中で不便。
- 空港で預けると追加料金がかかる。
小さいリュックが最適なシチュエーション
小さいバックパックは日帰りや1泊程度の短い旅行向けです。
目的地に着いたらすぐに移動したい人、必要なものだけを持ち歩くのにぴったりです。
旅先で洗濯できるような場合は着替えが少なくて済むので小さいリュックが向いてます。
小さいリュックのメリット
- 持ち運びやすいので機動力は抜群。
- 座席の下に入るので、頭上の荷物入れを使わなくていい。
- 旅行以外にも日常使いしやすくて多用途。
小さいリュックのデメリット
- 収納力は低いので、服をたくさん持って行きたい場合には難しい
- 服を畳むのではなく丸める必要がある。フォーマルな服には向かない。
大きいリュックが最適なシチュエーション
大きいリュックは容量が足りない人や、ずっと背負っていることが苦にならない人に向いています。
大きいと言っても、ここで言っているのは30〜50リットルくらいの大きさのバックパックです。
スーツケースを転がして歩くのは面倒だけど、荷物の量を減らすのが苦手という人にぴったりです。
できる限りこれを使います。でも、適さないシチュエーションもあります。
大きいリュックのメリット
- 大量の荷物を詰めれ、スーツケースよりも機動力が高い。
- ポケットが多く、荷物を整理しやすい。
- バックパッカー旅にも普通の旅行にも使える。
大きいリュックのデメリット
- スーツケースよりも荷物を整理しにくい。
- 服を畳むのではなく丸める必要がある。フォーマルな服には向かない。
旅行リュックに求める機能
ひとつの拠点に長居する場合はキャリーケース、それ以外はリュックといった具合でしょうか。
長期になってくると、キャリーケース+リュックという合わせ技にもなってきます。
そして旅行中はリュックを長時間背負うことが多く疲れやすいので、快適に過ごすには機能性が重要になってきます。
旅行リュックの押さえておいた方が良いポイントを挙げていきます。
軽さよりもクッション性が大事?
登山などで使うアウトドアリュックは『1グラムでも軽く』と軽さを追求しています。
リュックはそんな風潮があるのですが、
僕はよほど過酷な環境でない限りは軽さ以上にクッション性の方が大事だ思っています。
パッドが入っているものと入っていないものとでは、重さの感じ方がまったく異なりますし、肩への負担が全く違います。
多少重量が重かったとしてもクッション性が高いものを選ぶべきだと思います。
旅行リュックは収納力が大事
収納力も大切です。カバンは形や仕切りの位置、ポケットの有無やサイズなどによって、実際に入るものが大きく変わります。
そして旅の荷物は途中で減るよりも、増えることのほうが圧倒的に多いです。お土産を購入したりするからです。
そんなときは荷物スペースを増やせる拡張機能のあるカバンは便利です。
丈夫さや撥水性は安心感につながる
バッグはギアなので、旅で使うには丈夫さは重要なポイントです。途中でバッグが壊れてしまったり、中の荷物がびしょ濡れになってしまうと旅が台無しです。
旅グッズ全般に言えることですが、安心して使えるタフなものを選ぶのが大事です。
HOLICCが旅行バッグにおすすめな理由
『HOLICCのバッグをわかりやすく簡単に表すと何だろう?』ずっと考えていましました。
『リュックの使い心地でありながら、スーツケースのような安心感。』
僕の中で出た言葉がこれです。
リュックの良さは機動力。カバンひとつでどこへでも行けるフットワークの軽さです。ですが普通のリュックは収納力がもの足りなかったり、逆に大きすぎたりします。
スーツケースの良さは荷物の整理がしやすいこと。なんですが機動力が問題です。
その点Oneはスーツケースのように荷物の整理がしやすいけど、リュックのようにアクティブに動けるバッグなので旅行にぴったりでした。
『小さいリュック』と『大きいリュック』を分けて書きましたが、Oneはどちらに分類されるのでしょうか?
『中〜大くらいのリュック』です(笑)
小さくもなく、大きくもない。でもどちらかといえば少しだけ大きめで便利なサイズ感なんです。
僕は旅行が好きで、毎年8月の終わりに家族で旅行にいきます。
今年は三重県の温泉旅館行ってきました。決して豪華な旅ではありませんが、水族館をまわって家族3人でゆっくり温泉につかって、良い旅でした。
1泊2日の温泉旅行に行ってみて感じたことを書いていきます。
クッション性があるので疲れにくい
朝から晩まで超時間バッグを背負い続けるのはしんどいものです。長時間となると心が折れそうになります。
Oneの重さは1.4kg。
アウトドアブランドのリュックだと1kg以下のものもあります。それだけ聞くと軽いものの方がいいように思いますが、一概にそうともいえません。
先程も書いた通りバッグ自体の軽さを重要視する人は多いのですが、僕はクッション性の方が大事だと思います。
『数字上の軽さよりも、荷物を入れて背負った時に感じる軽さの方が重要』ということです。
Oneのショルダーには、クッション性能の良い超低反発フォームが採用されています。
いくらバッグが軽くても、クッション性能が低ければ重く感じます。逆に多少バッグが重くてもクッションがしっかり効いていれば重さを感じにくいです。
Oneは少し重量はありますが、重たく感じない不思議なバッグです。
そしてたいていの場合、バッグよりも中に入れる荷物の方が重たいものですが、荷物を入れると更に違いを感じられました。
それは、次の項で説明する収納スペースの設計も関係しているようです。
機能的な収納で使いやすい
Oneは使いやすさが抜群です。
洋服をしまう。財布やキーを取り出す。ペットボトルをしまう。横からお土産を収納する……。
など、旅行中に起こる様々な動作に徹底的に対応してくれます。
旅行では衣類がスペースの大半を占めるもんです。
通常のかばんは同じスペースに衣類や他の荷物を収納する設計なので、他の荷物が取り出しにくくなってしまいますが、Oneは衣類収納を独立スペースとした設計。従来の常識を超えています。
さらにメインの収納が上と下に分かれていて、重心を上に置くことでバランスがとても良くなり荷物が軽く感じます。
上下セパレートの構造による効果だそうですが
『重心の位置だけでこんなに変わるものなのか』と感動しました。
帰りに荷物が増えても、約10リットルの拡張もできるので安心です。
丈夫で軽い撥水生地なので安心
Oneの生地はコーデュラのシルナイロン。撥水性があるので水をはじくのはもちろん、汚れがついても軽く拭くだけで落ちます。
露天風呂付きの客室に泊まったのですが、何も気にせず浴室まで持って行けます。
船に乗る旅行ではOneは最高
ほかにも、このバッグで良かったと感じたのは船に乗ったときです。
離島や小島に移動するときは小さな船に乗ります。桟橋に繫留している船に乗り込む際、隙間があったり、悪い足場を昇り降りすることがよくあります。
こんなときキャリーケースだと持ち上げたりするのがたいへんなので、HOLICCのOneでよかったと特に感じた瞬間でした。
HOLICCのOneが本当に活躍するのは2泊以上の秋冬の旅行だと思う
もうすぐ一歳になる娘は、はじめてカワウソとふれあえて嬉しそうでしたし、
とても良い思い出になりました。
子どもの大量の荷物と自分の荷物をひとつのカバンで済ませれたのはOneの収納力のおかげです。
ですが実は今回の旅では使っていない機能があって、まだOneの本気を味わっていないんです。
それは『洋服圧縮』。
夏の1泊2日の着替え(Tシャツ、下着、ショーツ、靴下)くらいなら普通に収納できたので、圧縮する量ではありませんでした。海に入ったり、子どもの着替えをたくさん持っていくような時は圧縮機能が活躍したんでしょうね。
荷物もたくさん入り、長時間背負っても疲れづらい。そんなOneが本当に役立つのは、2泊以上の旅行や秋冬の旅行なんだと思います。
これからの秋の行楽や冬の旅行では、フリースやインナーダウンなどの嵩張る防寒着を圧縮するのにぴったりでしょう。
ちなみに、夏の一泊旅行の場合は身軽に動けてショルダーにもリュックにもなる『PackBag』の方が最適かもしれません。
Oneをノマドバッグとして、マザーズバッグとして、ビジネスバッグとして、使ってみてどうだったか、製品の機能性について解説した記事もあるのでよかったら読んでみてください。