こんにちは。 服地パイセンです。
『かっこいい』という表現に対する解釈は人それぞれです。
シンプルで無駄がなくスタイリッシュであることをかっこいいと捉える人もいますし、インテリジェスに満ちてスマートである様もかっこいい。
ワイルドで粗っぽい強面な感じをかっこいいと捉える人もいます。
どのかっこよさも理解できます。魅力的で惹かれるような様を『かっこいい』と呼ぶのでしょう。
僕はどんくさくい人間なので、ワイルドなかっこいい男性には昔から憧れます。自分にワイルドさがないので一層魅力的に感じてしまうんですよね。
さてここからが本題なんですが、表参道にあるセレクトショップGARDEN TOKYO様よりイチオシのブランド『THE CRIMIE(クライミー)』のアイテムをご提供いただきました。
このブランドがとにかくかっこよくてかっこよくて。かっこよすぎて着るのが少し申し訳なくなるくらい男らしくてかっこいい。
どのようなブランドなのか、その世界観を含めてアイテムをレビューしていこうと思います。
- クライミーってどんなブランド?
- 【THE CRIMIE×cherry chill will.コラボ】フォトショートスリーブシャツをレビュー
- THE CRIMIEのシャツをコーディネート
- THE CRIMIEの取り扱い店舗は『表参道のセレクトショップGARDEN TOKYO』
- 最後に
クライミーってどんなブランド?
THE CRIMIE(クライミー)は、2002年にスタートした日本のブランドです。
ロサンゼルスに色濃く影響を与えるメキシカンカルチャーや1970年以降のムービー、ミュージックカルチャーから生まれた不良のカルチャーを落とし込んだ独自のスタイルを提案しています。
音楽、映画、アートなど様々なカルチャーからのフィードバックや日常での経験を投影した物作りを展開。リアリティにこだわり、色褪せることのない不変のかっこ良さと気品をストレートに表現します。
もっとわかりやすく言うと、アメカジにラグジュアリーな要素をミックスした、大人のためのストリートスタイルを提案しています。
どんなブランドか世界観を知るには、説明するよりLOOKを見るのがわかりやすいのでいくつか紹介します。
THE CRIMIE(クライミー)の世界観
2023ssシーズンのコレクションから
いくつか紹介します。
細身でワイルドなモデルが、ミリタリージャケットやオンブレチェックの開襟シャツなどカジュアルなトップスを細身でスタイリッシュなパンツと革靴で都会的に着こなすようなスタイリングが主です。
各アイテムにデザインは効いていますが、決して派手すぎたり主張しすぎることはありません。
ストリートブランドとは一線を画す、ラグジュアリーさを感じさせるような世界観です。
これまで行ってきたコラボレーション
そんなクライミーはこれまで様々なブランドとコラボレーションを行なってきました。
毎回とてもこだわっており、洋服だけでなく、モデル、ロケーションなどイメージビジュアルは相当なこだわりを感じさせるものがあります。
【 PLAYBOY 】
うさぎのロゴが有名なPLAYBOYとのコラボレーション。
親交の深いロックバンドThe BONEZを招き、撮影もハワイで行ったという。
このビジュアルをみるだけで、PLAYBOYにパンクやミクスチャーのような音をミックスさせる独特なセンスを感じさせます。
【 JIMMY'Z 】
南カリフォルニア発のサーフスケートブランドJIMMY'Sとのコラボレーション。
同ブランドが80-90年代に一世を風靡させた『EYES』というグラフィックをTHE CRIMIEの感性で落とし込んだコレクションを発表しました。
【 gravis 】
gravisとのコラボには代表するローファー型のスニーカーモデルにチェーンを搭載。THE CRIMIEらしく黒を基調とした、ドレスカジュアルな印象のシューズでモデルにラッパーのJin doggを起用し発表しました。
【 Schott 】
2021秋冬に続き2022秋冬のシーズンでも展開した即完売の人気コラボレーション。
2022年はカバーオールの襟にSchottを象徴するスタースタッズを配置し、トレンドに左右されないシルエット設計にするなどTHE CRIMIEのアレンジを加えたアイテムを展開しました。
【 cherry chill will. 】
cherry chill will.はジャパニーズヒップホップシーンの第一線で活躍するフォトグラファー。国内の大御所アーティストのアー写も多数担当しています。
実は、2016年よりTHE CRIMIEのLOOKの撮影を担当しているのがcherry chill will.氏だそうで、長年の付き合いの中で今回のブランドとフォトグラファーというコラボレーションが誕生。
今回はこのコラボレーションアイテムの中から、フォトショートスリーブシャツをご提供いただいたので、次の項で詳しくレビューしていきます。
【THE CRIMIE×cherry chill will.コラボ】フォトショートスリーブシャツをレビュー
ぱっと見ただけだと総柄の半袖シャツのようにみえますが、上品できめ細かいブロード生地のドレスシャツに無数のランドスケープフォトを落とし込まれてあります。
THE CRIMIEらしいストリート感と上品さのバランスが絶妙なシャツで、まさにアートと洋服が融合したような一枚。
こだわりのデザインを見ていきます
cherry chill will.との長年にわたる海外撮影の中で撮り貯めた写真の中から、厳選したランドスケープ写真をコラージュした総柄半袖シャツ。
今回のテーマが『光と影』ということもあり、アメリカの光と影を象徴する写真がチョイスされています。
アメリカらしい青くて高い空から、ダーティなカルチャーを感じさせるようなものまで。
ブランドとフォトグラファーがこれまで現地で見てきた、多くの景色を共有できるアイテムです。
ベースは上質なブロード生地のドレスシャツ。
適度なハリがありながらも風になびく程よい柔らかさで、まさに夏に着たくなるような生地です。
シャツボタン位置に施された鉄製のネームプレートなど随所にブランドのこだわりが詰め込まれた1着に仕上がっています。
襟は約3cmの台襟付きのレギュラーカラー。
カジュアルに着るシャツですが、根底にはドレスシャツであることを物語っているようです。
背面のボックスプリーツは肩周りの可動域を確保するのと同時に、アメリカンな雰囲気を感じさせてくれます。
ボタンはブランド名が刻印されたオリジナルのものを採用。細かなディティールまでこだわりを感じられます。
クオリティも申し分なし
着た瞬間に感じる肌触りの良さから、しっかりクオリティの高さを感じられます。
このシャツは綿100%のブロード生地を使用しています。品格と強度がありながら、通気性にも優れていて蒸し暑い季節でも快適に着用できそうな生地です。
長時間の着用でもストレスを感じずに快適に過ごせます。
ブロードの半袖シャツっていかにもコーディネートが難しそうに感じてしまいますが、どのように扱っていくのか。
コーディネートについても次の項で触れてみようと思います。
THE CRIMIEのシャツをコーディネート
LOOKはブランドの世界観を表現しているものですが、リアルクローズにおいてはいかに自分に落とし込んでいくかというのは割と重要です。
スタッフさんの写真と、実際に僕が着てみたコーディネート写真をいくつか紹介します。
GARDEN TOKYOスタッフさんのコーディネート
まずはスタッフさんの写真をお借りできたので、掲載させていただきます。
ブランドのLOOKのモデルはスリムでワイルドな印象でしたが、また異なるワイルドさを感じさせます。さすがよくお似合いです。
こちらのコーディネートでは、ダブルのライダースのインナーに今回のシャツを着ています。
インナーとしても良いアクセントになるのがわかりますね。
細身のスタッフさんが着るとこんな感じです。
タイトなサイジングでタックイン。
ロカビリーなど音楽的要素のあるカルチャーを感じさせる雰囲気です。
30代カジュアルなメンズはどうコーディネートする?
今回のお話しをいただいて、僕が心配していたのが『THE CRIMIEの洋服はハードな雰囲気の人じゃないと似合わないのではないか?』
ということ。
でも商品が手元に届き、実際に袖を通してみて感じたことは、
『おっ!意外とコーディネートしやすそうだぞ。』
ということ。
僕の心配事はすぐに杞憂に終わりました。
一応今回着用するにあたって、テーマといいますか自分なりのルールを設けたのですが、その内容が下記の2点です。
- ブランドの雰囲気は崩さずに着る
- 自分らしく着る
ということ。
いつも通りに自分らしくヴィンテージのリーバイス501にジョーダン1を合わせてみました。
『さらっと羽織っただけ』というような感じが出したかったので、白Tにデニムパンツというオーセンティックな組み合わせに、主役のシャツはフロントオープンで着ました。
僕は本来レギュラーカラーの半袖シャツは苦手なのですが、不思議とこのシャツには苦手意識を感じませんでしたね。
雰囲気の良いグラフィックが配されているので、ただいつもの服装に羽織るだけでかっこよくキマってくれるんだと思います。
そういえば僕は夏でも長袖シャツの袖をまくって着ていることが多いので、半袖のシャツを羽織ったのは何年ぶりのことでしょうか。
この解放感のある感じ、いいですね。
なんだか自分の世界が拡がった気がしてハッピーな気分になれます。
THE CRIMIEのサイズ感は?
サイズについても言及しておくと、クライミーのアイテムは昨今によくみられるオーバーサイズではありません。
どちらかと言うと大人らしく、きっちりしたサイジングで着れるようなサイズ感です。
今回のシャツに関して言うと、170cm60kg(日本人標準体型)でLサイズを着ています。
ジャストはMサイズだと思うのですが、好みを考慮して1サイズ大きいものを着ています。
ご参考になれば嬉しいです。
THE CRIMIEの取り扱い店舗は『表参道のセレクトショップGARDEN TOKYO』
今回紹介させていただいたTHE CRIMIEのアイテムは表参道のセレクトショップ
『GARDEN TOKYO』で取り扱っています。
GARDEN TOKYOは、
THE CRIMIEの他にもCHORD NUMBER EIGHT、MSMLなどのフラッグショップとして、大人の色気を感じさせるアイテムが並ぶセレクトショップです。
151-0001
東京都渋谷区神宮前4-8-12
03-3405-5075
OPEN 12:00~19:00
CLOSE 火曜日
GARDEN TOKYOの公式通販サイトもあるので、是非チェックてみてください。
最後に
THE CRIMIEは都会的で大人な程よいワイルド感を味わえるかっこいいブランドでした。いわゆるストリート系ブランドとは異なる魅力を感じます。
都会的で独自の世界観を表現するTHE CRIMIEの最新コレクションから目が離せません。
いつもコメントやはてなブックマークいただきありがとうございます。とてもありがたく、何よりとても励みになります。
はじめましての方も、思ったことはお気軽にコメントお願いします。