服地パイセン

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【プロクラブのTシャツ徹底レビュー】タフなヘビーウェイト好きは必見です!

PROCLUBプロクラブのヘビーウェイトTシャツを徹底レビュー

こんにちは。 服の生地についてのブログを書いています、服地パイセンです。

 

先日投稿した、一枚で着れる無地Tシャツを徹底比較した記事のTシャツを購入して試してみました。今回試してみたのはプロクラブのヘビーウェイトTシャツこれがかなり良かったので、どのようなものか知っていただきたいです。


僕がプロクラブのTシャツを購入した理由はこんなところです。

  • 夏に向けて一枚で着れて透けないようなTシャツが欲しかった
  • ゆったり着れて首の詰まったTシャツが欲しかった
  • 無地Tシャツ大好きな知人がプロクラブをおすすめしてくれた

 

プロクラブのTシャツのディテールや生地感やサイズ、洗濯での縮みなど、徹底レビューしますのでぜひ今後のTシャツ選びの参考にしてみてください。

 

▼ 目次 から読むのをオススメします

 

 

 

 

PRO CLUB(プロクラブ)とは

PROCLUBのTシャツのタグ

PRO CLUB(プロクラブ)は1995年にアメリカのロサンゼルスで誕生した、シンプルで無地のアイテムを幅広くラインナップしているアパレルブランドです。

 

アメリカのヒップホップミュージシャンたちが好んでプロクラブのTシャツを着用したことから人気に火がついたのだとか。

そんな定番の無地系ブランドのプロクラブの中でも、特に人気なのが今回購入したヘビーウェイトTシャツです。

 

プロクラブ ヘビーウェイトTシャツはこんな人におすすめ

プロクラブヘビーウェイトTシャツは『耐久力のあるタフなTシャツが欲しい人』におすすめです。

次の項で詳しく述べていきますが、基本的なスペックをまとめるとこんな感じです。

 

素材:米綿100%
生地の厚み:6.5オンス
シルエット:ボックス型

 

ゆったりしたシルエットにUSAコットン特有の手触りなどアメリカっぽさ満載。首の詰まったTシャツが好きな人には、特におすすめな一枚です。

 


詳細については次の項から徹底的にレビューしていきます。

 

プロクラブのヘビーウェイトTシャツを『デザイン』『生地と縫製』『サイズ』『価格』観点から徹底レビューします

PROCLUBヘビーウェイトTシャツの平置き

プロクラブヘビーウェイトTシャツのぱっと見の印象は、直線的なボックスシルエットに、しっかりハリのある生地。見るからに丈夫で洗濯してもへたりにくそうな見た目をしています。

それではデザインの特長をみていきます。

 

デザイン

Tシャツはシンプルなアイテムなのにデザインとかあるのか?と思ってしまうかもしれませんが、わかりやすいディテールだけがデザインではありません。

よくみていくと他のTシャツとの仕様の違いが見えてきます。

 

首元のリブは『しっかり詰まっている』

プロクラブのTシャツのネックは詰まっている

プロクラブの大きな特徴の一つが、一般的なTシャツよりも首の詰まったリブ。リブは伸縮性があるのでまったく苦しくありません。

幅広で強度のある首のリブがいかにもタフな印象です。
Tシャツはすぐによれよれになってしまうものもありますが、プロクラブのTシャツはこの詰まった首元のおかげで型崩れしにくく長く付き合っていけそうなアイテム。

 

ほかブランドのTシャツと比較してみました。

プロクラブとグッドオンのクルーネックを比較しました

黒がプロクラブ、白がグッドウェアのヘビーウェイトTシャツです。

 

比較するとプロクラブのほうが首元が詰まっているのがよくわかります。
プロクラブが円を描くように丸くラウンドしているのに対し、グッドウェアの方はカーブが緩やかです。

 

試しにネックリブの幅を測ってみたところ、
プロクラブのリブは2.8センチ、
グッドウェアのリブは1.9センチでした。

リブの幅が広いとはいっても、まさか1.5倍もあるとは思ってませんでした。

 

どちらもロック付け襟ですが、グッドウエアの方が最後に平二本針ステッチを施しているので、手間がかかっているといえます。

 

ボディは『丸胴でロマンを感じる』

丸胴ボディTシャツの説明

プロクラブのTシャツは丸胴ボディです。

一般的なTシャツは脇の下に縫い目がある『横割り』と呼ばれるボディなのに対し、丸胴ボディは縫い目がなくて胴が筒状で1枚の生地からできているものです。

丸胴は肌に縫い目が触れないため、着心地がよいと言われます。…なんですが、僕がそれ以上に丸胴ボディに魅力を感じるのは、ロマンのようなものを感じるからです。


横割りボディはTシャツの生地を縫ってつなぎ合わせているので、用尺の段階でサイズの調節が可能です。ところが丸胴は縫い目がありません。生地を編む段階で筒状に編み上げているのでサイズ調節などの融通が効かないのです。

 

例えばLサイズはLサイズとして編み上げられるので、他のサイズのボディに転用できないということです。

 

これはかなり非効率な製法だと思うんですが、この昔ながらの丸編みにロマンを感じている、丸胴ファンはかなり多いものです。昔からの製法って、なぜか惹きつけられてしまうもんです。

 

ポケットは『丸みのあるデザイン』

PROCLUBのTシャツのポケットは丸い形状

ポケットは下部分が丸みを帯びたデザイン。Tシャツのポケットはホームベース型が多いのですが、プロクラブのポケットはすこし変わっているのがわかります。

 

サイズは縦12.5センチ×横11センチです。
マスクなんかを入れるのにちょうどいい大きさ。
僕はタバコを吸いませんが、タバコを入れるのにちょうどいい大きさだと思います。

 

生地と縫製

プロクラブのTシャツは6.5オンスでタフな生地

プロクラブのヘビーウェイトTシャツの生地はアメリカンコットンを使用した6.5オンスの厚みのある生地。生地の目が詰まっている、タフでがっしりした印象です。

僕が選んだのは黒いTシャツですが、Tシャツが透けないのは6オンス以上でした。
夏場にTシャツ1枚で着たい場合でも、インナーなしでも透けずに安心です。

( ▶︎ 【Tシャツが透けるか実験】試してわかった透けない対策とは? )

 

生地は『アメリカらしいコットン』

プロクラブのTシャツはアメリカンコットンを使用している

生地はアメリカ製コットンで、表面はザラッとした肌触りで乾いたような質感。未洗濯の状態だと若干光沢があります。


目が粗いので、ジーンズやチノパン、古着やアメカジ・ストリートファッションと相性が良さそうです。
逆にキレイめな格好ならもっと目が細かいなめらかな質感のTシャツのほうがいいですね。


インナーなしで着られるくらい厚手なので、夏場にTシャツ1枚で着たい場合でも、透けず安心です。

 

縫製は『タフで頑丈』

プロクラブのTシャツは頑丈な縫製

首周りの内側の縫い目を覆い隠すように縫製したタコバインダーはタフなTシャツの証です。

 

PROCLUBのTシャツの袖の縫製

ベーシックな縫製なのでわざわざ書くも必要ないかも知れませんが、裾と袖は強度の高い二本針の平縫いでしっかり縫われています。

 

サイズ感とシルエット

未洗いのプロクラブのTシャツのサイズ感(フロント)

 

未洗いのプロクラブのTシャツのサイズ感(バックスタイル)

シルエットはいわゆるボックス型。

もちろん透けませんし、体のラインを拾わないので体型に自信のない人も一枚で着やすいデザインになっています。


上の写真は170cm 60kgの日本人の標準的な体型でLサイズを着用しています。

おそらくMサイズだとジャスト〜少し大きいくらいだと思いますが、今回はゆったり着れる黒いTシャツが欲しかったのでブラックのLサイズにしました。

 

Lサイズだとお尻が隠れるくらいの着丈で、正面から見ると手を下ろしたときに親指の先端あたりになります。

そして袖丈はひじの少し上あたり。

 

日本ブランドのスタンダードなTシャツのサイズ感と比べるとワンサイズくらい大きめな作りでしょうか。

 

サイズは『アメリカブランドらしい長めの着丈』

アメリカブランドのTシャツに多いのが、少し長めの着丈。
プロクラブのTシャツも例に漏れず、少し着丈が長めにできています。といっても長すぎるということはなく、少し長いくらいなのでアメリカっぽい雰囲気を楽しめます。

最近よくあるオーバーサイズのTシャツは、身幅が広く着丈が短い形です。
流行りのオーバーシルエットというよりは、単純に大きめのTシャツといった雰囲気で、アメリカの服らしいシルエットがなかなか好みです。

 

洗濯による縮みについては、次の項で詳しくまとめていきます。

 

Tシャツを洗濯すると何センチ縮むのか計測しました

洗濯で縮んだプロクラブのTシャツのサイズ感(フロント)

 

洗濯後のプロクラブのTシャツのサイズ感(バックスタイル)

コットンのTシャツは洗うと縮むのですが、プロクラブも例外ではなく縮みます。

 

綿製品は、未洗いのものと一度洗われている製品(ワンウォッシュ)があって、洗われているものは縮んだ状態で販売されています。

未洗いの新品の方が良いように感じてしまいそうですが、一概にそうとも言えません。

 

一度洗うことで生地が縮んだ状態になるので、購入後の洗濯による縮みを最小限に抑えれるので、サイズ選びのミスがなくなります。

 

通販サイトの社員目線でのアドバイスなのですが、
プロクラブのTシャツは洗い加工がされていないので縮みを考慮して購入するのがいいと思います。

 

上の写真をよく見ると、洗濯後では少し短くなっているように感じます。実際に測ってみたところ、着丈は74センチから 71センチに短くなっていました。 

 

念のために2回目の洗濯でも測ってみたところ、
初回ほどではありませんがもう少し縮みがみられました。横には変化しませんが、縦にはもう少し縮んだような印象です。

 

3回目の洗濯では着丈が0.5センチ縮んだだけでほとんど変化はありませんでした。

つまり、2〜3回の洗濯で生地は縮み切るといえそうです。

 

プロクラブのTシャツの縮みを表にまとめるとこのようになります。

 

状態 肩幅 身幅 着丈 袖丈
新品未洗 50.5 55.5 74 24
1回目洗濯 49.5 53.5 71 23.5
2回目洗濯 49 53.5 70 23
3回目洗濯 49 53.5 69.5 23

 

肩幅が1.5cm、身幅が2cm、着丈が4.5cm、袖が1cmほど縮みました。購入の際の参考にしてみてください。

 

そして洗濯をすることで、生地も目が詰まってアメリカンコットンらしい粗野感が出てきてかっこよくなってきました。

アメリカンコットンの生地は洗濯で粗野感が出て風合いがよくなる

価格は『コスパが良くリピート必至』

プロクラブ のヘビーウェイトTシャツは、ネットで2000円前後で購入できます。

 

Tシャツはあまり細かいことを何も気にせずにたくさん着て、洗って、着古して。ガシガシ着るという道具のような扱い方が好みなので、価格が安いことは正義です。

 

高いTシャツを気を使って着るよりも、丈夫なTシャツを気兼ねなく着るほうが好みです。

 

ヘビーウェイトTシャツのメリットとデメリットをまとめます。

プロクラブのTシャツのメリットとデメリットについて

プロクラブのTシャツの良いところや問題点を挙げてきましたが、ここらで一度メリットとデメリットに整理したいと思います。

 

メリットです。

まずはメリットをまとめてみます。

 

  • 耐久性のあるタフな生地
  • 1枚でも透けにくい厚み
  • 体型をカバーしやすい
  • 安くて気軽に買える

 

タフでガシガシ着れるようなTシャツを探してる人にはピッタリです。

一枚で着れるのは、洗濯物も少なくて済むというところもポイント高いです。

 

デメリットです。

次いでデメリットに感じる箇所です。

 

  • 流行りのビッグシルエットとはちょっとバランスが違う
  • 縮みを考慮しないといけない
  • ネックが少しスモックっぽい

 

ネックがスモックっぽいというのはここで初めて言及しましたが、これはロック付け襟に平二本針ステッチを施していないからでしょう。

生地をステッチで抑えていないので、首リブの付け根からギャザーのように波打っており、布帛のTシャツのような印象になります。

 

ただ、好みが分かれるところなので、これはこれで個性と捉えていいかもしれません。

 

プロクラブのヘビーウェイトとコンフォートTシャツの違い

プロクラブにはヘビーウェイトTシャツの他に、少し生地が薄めの『コンフォートTシャツ』というアイテムもあります。

 

コンフォートTシャツは5.8オンスなので決して薄手ではなく、あくまでタフで使いやすい一枚になっています。あと、左胸にポケットざついていないスタンダードなTシャツです。

 

コンフォートTシャツのほうが値段もすこし安く、ネットだと1000円程度で手に入ります。

 

 

最後に

グッドウェアのTシャツを基準にサイズを選びましたが、袖が長めなのでプロクラブのTシャツの方がデザインが好みかもしれません。

 

プロクラブのヘビーウェイトTシャツは値段の割に満足度の高いアイテムだったので、自信を持っておすすめできる一枚です。

 

 

『他の無地Tシャツも知りたい』という方は、生地の厚さやサイズ感、価格などの観点から厳選した記事があるのでよかったら参考にしてしてみてください。

www.fukujipaisen.com

 

 

 

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