こんにちは。 服の生地についてのブログを書いています、服地パイセンです。
透けずに一枚で着れる6〜8オンスのTシャツを比較した記事で紹介したアイテムを試しています。今回はCROSS&STITCH(クロスアンドステッチ)のTシャツを購入してみたのでレビュー。あまり知名度の高いブランドではないので、名前自体初めて聞いた人も多いと思いますし、仕様や実際に着てみたサイズ感や縮みなど参考になればと思います。
オーセンティックなTシャツですが、ツボをおさえた高品質でリーズナブルなアイテムだったので、是非チェックしてみてください。
CROSS&STITCH(クロスアンドステッチ)とは?
『CROSS & STITCH(クロスアンドステッチ)』はフェリック株式会社が手がける日本のブランドで、根強いファンから圧倒的な支持を得ているブランド。
いつの時代も変わらぬ王道で、着るほどに馴染むトレンドに左右しないオーセンティックな王道を貫くアイテムを提案しています。
クロスアンドステッチの評判や口コミは?
それほどメジャーなブランドではないので、
レビューの数自体は多くないのですが、
参考になるようなものがいくつか見つかりました。
違うブランドだったらMサイズだけどこちらのブランドはLサイズを購入しました。前回はMサイズを買って洗うと縮んで失敗したので今回はLサイズをえらびました!買った時は大きめですが、何回か洗うと縮んでベストサイズになりました!もう少し生地が厚めだといいかなと思います!
参照:Amazon
洗濯後の縮み、型崩れはありません。綿特有の肌触りも気に入ってます。いい買い物ができました。
参照:楽天市場
リピート購入や、満足度の高いレビューが見られます。
サイズや縮みについて詳しく調べたので、サイズの項で後述します。
クロスアンドステッチのTシャツはこんな人におすすめ
クロスアンドステッチのTシャツはクセのない、良くも悪くもド定番なTシャツです。
ほどよくアメリカっぽい雰囲気を感じさせてくれる、けれどもそこまで粗野感があるわけでもない、万人受けするようないいとこ取りをしたズルいTシャツといった印象です。(もちろん良い意味で)
これ一枚でおしゃれに決まる必殺アイテムではありませんが、持っていたら確実に使えて、毎日のコーディネートを支えてくれるようなアイテムです。
このような人にオススメです。
- 透けないけど厚くないTシャツが欲しい
- アメカジが好き
- とにかくコスパの良いTシャツが欲しい
クロスアンドステッチのオープンエンドマックスウェイトTシャツ『oe1117』を徹底的にレビュー
クロスアンドステッチのTシャツは、アメリカンカジュアルにみられるスタイルを継承し、長年着られる飽きのこないデザイン。
オープンエンド糸の生地で、丸胴で、ポケット付きという、服好きのツボをおさえた定番的なアウターTシャツです。
真っ白のホワイトもあるのですが、僕が購入したのは、少し黄色がかったナチュラルというカラーです。
ベーシックなデザイン
一般的なクルーネックのポケット付きTシャツです。
仕様をよーく見て紐解いていくと、他のTシャツとの違いが見えてきます。
タフな首元
ネックはリブ幅 2.2cmと標準的な太さです。
首のリブをまたぐ二本針縫製はタフな印象。長く付き合っていけそうな面構えをしています。
タグは温故知新なこだわりのデザイン
クロスアンドステッチのタグは白地にオレンジとネイビーの文字をスタンプしたようなデザイン。珍しい配色ですが、バランスの良い組み合わせです。
ロゴのモチーフは旧いミシンでしょうか。温故知新なこだわりを感じさせるロゴです。
ポケットは標準的な仕様
胸ポケット付きで1枚でも着られるデザイン性のあるTシャツです。ポケットはホームベース型。
サイズは1番長いところで計測すると縦が11.5cm、横は10.5cmの標準的な大きさ。
ポケットは決して小さくはないのですが、スマホが収まりきらないくらいのサイズです。マスクやタバコを入れるのにちょうどいい大きさです。
程良い生地と頑丈な縫製
クロスアンドステッチのヘビーウェイトTシャツの生地はオープンエンド糸を使用した6.2オンス。過去にTシャツが透けないのは何オンス以上なのか、実験したところ6オンスだったこともあり安心の厚さです。
柔らかさとタフさのバランスが取れた扱いやすい生地感です。
厚すぎず、薄くもない、Tシャツ1枚で着ても透けないちょうどいい塩梅の生地です。
6.2オンスのヘビーウェイト生地
上質なオープンエンド糸を使用することで生み出されたふっくらとボリュームがあるドライでザックリとした風合い。
厚みのある6.2ozのオープンエンド糸はふっくらとしておりボリューム感のある一方で、案外柔らかい。
マックスウェイトという名前ですが、極端に分厚いということもありません。
かといって薄くもないので、ちょうど良い厚みという印象を受けます。
この手のTシャツによくある、米綿を使用したオープンエンドのTシャツはもっとドライで硬い手触り。
アメリカンな雰囲気はありながらもソフトな質感で、ありそうでなかった生地感です。
使用しているのは16番手の単糸。太めの糸です。
光沢のない、ラフでカジュアルな印象の生地になっています。
真夏の外遊びにも向いてると思います。
アメカジ好きを魅力する丸胴ボディ
クロスアンドステッチのTシャツは脇部分に縫製がない丸胴(筒縫い)仕様。
肌に脇のステッチがあたらないため着心地がいい、昔ながらのボディの製法です。
やっぱりアメリカンなTシャツはこうでなくちゃ。(日本のブランドですよ)
縫製も頑丈
裾や袖は二本針平縫いで頑丈に縫われています。
オーソドックスですが、強固な縫製です。
Tシャツはたくさん着て、たくさん洗って、雑に扱っても問題のないような丈夫なものがいいのです。
自然な色見のナチュラルカラー
カラーバリエーションもあり真っ白も展開していますが、白Tばかり増えすぎているのでナチュラルという色にしました。
少し黄色みのあるカラーです。比較のためにグンゼボディワイルドの白Tシャツと並べてみました。
ナチュラルという色は『綿の自然な色』だと思っている人もいるのですが、実はそうではありません。
工程としては、糸を晒し(漂白)て、真っ白にしたものを生成り色に染色しています。なので基本的にナチュラル=自然の色というわけではないのでご注意ください。
クロスアンドステッチのサイズ感とシルエットは?
170cm60kgの日本人標準体型の僕でXLサイズを着用しています。
他のTシャツはLサイズを着ることが多いのですが、クロスアンドステッチのTシャツのサイズスペックをみてみると他よりもワンサイズ分くらい小さめな印象。
LかXLで迷ったのですが、身幅が55cmくらいほしかったのでXLにしました。洗うと数cm縮むことも考慮して大きめを選んでおいた方がいいだろうという考えもあります。
着丈は親指より少し長く、人差し指の第二関節あたりに位置します。
クロスアンドステッチのTシャツの洗濯による縮みや経年変化は?
クロスアンドステッチのTシャツはコットン100%の生地なので洗濯すると若干縮みます。
この着用画像は、3回着用と洗濯を繰り返して撮影したものです。着丈は親指の指先の位置まで短くなりました。
どのくらい縮むのか数値を計測したので表にまとめました。
状態 | 肩幅 | 身幅 | 着丈 | 袖丈 |
---|---|---|---|---|
新品未洗濯 | 50.5 | 54 | 74 | 22 |
洗濯1回目 | 50 | 53 | 71.5 | 22 |
洗濯2回目 | 50 | 52.5 | 71 | 21.5 |
洗濯3回目 | 50 | 52.5 | 71 | 21.5 |
2回目と3回目で数値に変化はなかったので、洗濯2回で縮み切ると言えそうです。
その上で新品未使用のものと比較すると、
肩幅は0.5cm
身幅は1.5cm
着丈は3cm
袖丈は0.5cm
縮みました。
どのくらい縮むのか参考にしていただけると幸いです。(乾燥機を使う場合は、もっと縮むはずなのでご注意ください。)
価格はコスパ良し!
今回のクロスアンドステッチのTシャツは楽天市場で購入しました。
価格も安くて1200円くらいで買えます。
この夏はコスパの良い無地Tシャツをよく購入していますが、これまでで1番安かったように思います。
メリットとデメリットをまとめます
今回のクロスアンドステッチのレビューを通じて感じた、良かった点と気になる点をまとめます。
メリット
まずは良かったところを挙げてみます。
- 定番で使いやすいデザイン
- 生地が暑すぎず薄くなくてちょうどいい
- 1200円くらいで買えてコスパが良い
デメリット
次に、気になった点を挙げていきます。
- 他ボディメーカーよりサイズが若干小さめ
- マイナーで販売している店舗が少ない
最後に
クロスアンドステッチのTシャツはツボをおさえた仕様で、値段も安く買えるのでイチオシのアイテム。ど定番なデザインで、とにかく安定感のあるTシャツでした。
派手な色はラインナップされていませんが、カラーバリエーションもあるので、色選びも楽しそう。
アメカジ好きでコスパの良いポケTをお探しの方にはおすすめです!
いつもコメントやはてなブックマークいただきありがとうございます。とてもありがたく、何よりとても励みになります。はじめましての方も、思ったことはお気軽にコメントお願いします。