こんにちは。
服の生地についてのブログを書いています、服地パイセンです。
『ヘビーウエイトTシャツといえば?』
と尋ねられたら、真っ先に名前が挙がるのがヘインズビーフィTシャツでしょう。
安心のHanesブランドであることや、タフで長年使用できることから、定番のTシャツとして人気のアイテムです。
もちろん、一枚で着れるこだわりの無地Tシャツを比較した記事でもピックアップしているので、いつかはレビューしたいと思っていたビーフィのポケット付きTシャツ。
この記事では、そんな一枚で着れるTシャツの王道中の王道『ヘインズビーフィTシャツ(H5190)』をレビューします。
- ヘインズビーフィーとは?
- ビーフィポケット付きヘビーウェイトTシャツを『デザイン』『生地』『サイズ』観点から徹底レビューします!
- 安く買うならネットがお得!
- メリットデメリットをまとめます
- ビーフィーの定番レパートリーをご紹介
- 最後にコーディネートなど
ヘインズビーフィーとは?
ヘインズは100年以上続いているアメリカのアンダーウェアブランド。
BEEFY-Tは1975年に誕生したヘインズが出してるパックTで、今ではブランドを代表する商品のひとつ。
ビーフィという単語には「がっしりした。たくましい」という意味があって、その通り肉厚で丈夫な生地が特徴のTシャツです。
ちなみに当時はプリントTシャツのボディとして開発されていました。なので古着で見つかるものは無地ではなく、ほぼ間違いなくプリントが施されてあります。当時のビーフィTシャツと現行のパックTシャツとは仕様もまったくことなるので、別物と思った方がいいと思います。
ヘインズビーフィのTシャツの口コミ、評判は?
口コミやレビューをみたのですが、ポケット付きのTシャツは思いのほかレビューが多くありませんでした。
ポケTよりポケット無しのTシャツの方ががメジャーのようですね。楽天市場ではこのようなレビューが見られました。
170cm70kgの普通体型で、Mサイズを購入しました。
洗濯した後でもきついということはなく、ジャストサイズでした。
少し大きめに着たい、ということであれば、ワンサイズアップでも良いと思います。
極厚という程ではありませんがしっかりした生地です。
両脇に縫い目がなく、突っ張る部分もなくとても着心地が良いです。
とても気に入ったので、リピートしたいと思います。
180cm 82kg サイズXL
ちょうどいい!
数十回洗濯してますが生地しっかりです。
色違いも購入予定!
購入者さんの意見は参考になります。
『生地がしっかりしている』という意見が多いのもビーフィTの特徴なのでしょう。
こんな人におすすめ
Hanes BEEFY-Tのスペックを簡単にまとめると、このような感じです。
素材はコットン100%で、厚みは6.1オンスのヘビーウェイト。シルエットはクルーネックのボックス型でクセのない形です。
- 一枚でアウターとして着れるTシャツが欲しい
- ヘビーウエイトでも着心地にこだわりたい
- 王道の間違いないTシャツが欲しい
このような人にピッタリだと思います。
定価も税抜2700円とリーズナブルなので、ガンガン着て、洗って、へたれたら買い直しやすいのも人気の理由なんでしょうね。(ポケットなしは2200円)
ビーフィポケット付きヘビーウェイトTシャツを『デザイン』『生地』『サイズ』観点から徹底レビューします!
改めてヘインズビーフィTシャツについて振り返ってみると、古着で買ったものは持ってますが、現行のモデルを買ったのは初めてです。ちなみに購入先は楽天市場。
今年の夏は白いポケTばっかり買っていたこともあって、今回は秋を意識して落ち着いた色味のグレーにしてみました。
ぱっと見の印象は、直線的なボックスシルエット、丈夫でへたりにくそうな見た目をしています。
デザインとディテール
シンプルなTシャツといえど、しっかり見ていくとほかのTシャツとの違いはたくさんあります。
一つずつ見ていこうと思います。
パックTです
まずパックTなので、購入時はパッケージに入っています。ビーフィTシャツの象徴である牛が描かれたパッケージがその特徴です。
パッケージのデザインからもタフさを感じられますね。
パックTは複数枚入っているイメージがありますが、ポケット付きのこのモデルは1枚だけで入っています。
ポケットももちろん頑丈
ポケットの大きさは縦12.5cm×横11.5cm。標準より少しだけ大きめだと思います。
スマホiPhone13が余裕で入る幅ですが、入れるとカメラのレンズが少しはみ出るくらいの大きさです。
またポケットの補強は、他のブランドは三角形に返し縫いのように縫われている物が多い中、ビーフィはカンヌキの仕様です。
一見目立ちにくいですが、しっかり補強されていますのでご安心ください。
タグレスタイプで快適な着心地
ヘインズらしく、ブランドタグは熱転写タイプです。
織ネームなどが付いていないので、背中にタグがあたることもなくかゆくなりません。着心地に配慮されているのが嬉しいです。
もちろん丸胴
サイドに縫い目のない丸胴(チューブボディ)です。心地よい着心地を実現します。
そして何より、昔ながらの製法というところが魅力です。やはりアメリカンなTシャツはこうでなくては。
首はきれいな丸首
きれいな丸いクルーネック。
首リブの幅は割と広めな2.5cmで、プロクラブのTシャツ程ではありませんがしっかり詰まっています。
ボディとリブをまたいで二本針平縫いのステッチが入り、タフさを増しています。
生地と縫製
ヘインズビーフィTシャツの生地はコットン100%で柔らかな質感の6.1オンスの厚みのある生地。
もちろん縫製もタフです。詳しく見ていきましょう。
6.1オンスの生地感ってどんなものか?
やわらかくもふっくらと厚みのある生地。
6.1オンスですが、他の6オンス台の生地よりも厚みがあるように感じます。
杢グレーのTシャツはポリエステル混になっているものが割とあるんですけど(グッドオンとか)、ビーフィのものは綿100%ということも嬉しいポイント。
生地はリングスパン糸の度詰めのもの。なめらかで肌触りの良い生地でありながら、しっかり詰まっています。
オープンエンド糸のTシャツばかり買っていましたが、リングスパンをヘビーに度詰めした生地の雰囲気がとても良いですね。人気が出るのもうなづけます。
ゆったりしたシルエットと相まって良い感じ。
頑丈な縫製にもこだわる
縫い目の凹凸が首周りに当たらないように、同じ生地でテーピングして縫い目が出ないようになっています。
これは補強の意味合いも兼ねているので、一石二鳥のタフな仕様。
テーピングは首周りだけでなく『ひ』の字状に
肩まで延ばすことで、首から肩にかけての可動部分全体をサポートしてくれる、タコバインダー仕様です。(同じビーフィでも、2000年代以前の古着のものはこの仕様になっていないと思います)
袖や裾のステッチは、頑丈な二本針平縫いのダブルステッチ。
タフな使用にも耐えてくれます。(ここも古着のものは一部仕様が異なるはずです)
透けるか?
一枚で着れるTシャツは透けてはいけません。
そしてヘインズビーフィTシャツは、もちろん透けませんでした。白ではなくグレーなのですこし参考になりづらいかもしれませんが、白でも透けないと思います。
裾の品質タグのつき方
ボディの裾に製品タグがついているのですが、僕はこれが少し気になりました。
表からは見えないのですが、裾から上に向かってタグが付けられており、タグ自体が大きめなので少し邪魔に感じてしまうんですね。このタグは切ってしまってもいいと思います。
サイズ感とシルエット
ヘインズビーフィTシャツは、一枚で決まる着れる旬なボックスシルエットです。
肌着感もないので、一枚でアウターとしても着やすい。
170cm60kgでLサイズを着てみました
170cm60kgの日本人標準体型でLサイズを着用、少しゆとりのあるサイズ感です。ボックスシルエットでアームも太め。着丈もちょうど良く、親指の爪あたりにきます。
すごく着やすいバランスだと思います。
洗濯すると何センチ縮む?
画像は3回洗濯後に撮影したものです。
ビーフィTシャツの生地は綿100%なので洗うと若干縮みます。ですが、そんなに縮んだようにも見えません。
新品未使用から、洗濯3回目までの寸法の変化の記録がこちらになります。
状態 | 肩幅 | 身幅 | 着丈 | 袖丈 |
---|---|---|---|---|
新品未使用 | 49 | 54 | 69.5 | 22 |
洗濯1回目 | 48 | 53 | 67.5 | 21.5 |
洗濯2回目 | 48 | 53 | 67.5 | 21.5 |
洗濯3回目 | 48 | 53 | 67.5 | 21.5 |
縮みは1〜2センチ以下でした。初回の洗濯以降は変化しませんでした。
これまでレビューしてきた他のTシャツと比べると縮みにくいといえそうです。
リングスパンは縮率が低いのかもしれません。(もしかしたら杢グレーだからかもしれません)
安く買うならネットがお得!
公式の定価は2700円ですが、楽天市場などのモールではもう少し安く手に入ることもあります。
タイミングによっては2000円前後で買えることもありますよ。
一部ドンキホーテなどの大型店でも売っているようですが、ポケTはみたことないので、ネットで買うのが確実だと思います。
メリットデメリットをまとめます
ヘインズビーフィーTシャツの特徴を挙げていきました。
着ていて感じたことなどを。メリットとデメリットに分けてみようと思います。
メリット
- 王道ならではの安心感がある
- ヘビーウェイトなのに着心地が良い
- ゆったりとしてバランスの良いシルエット
- 他のTシャツと比べて縮みにくい
ヘビーウェイトTシャツの王道アイテムと言われるだけあって、良いところが多く見つかります。
デメリット
- 濃い色は色落ちするらしい
- ポケTの方が少し高い
色んなレビューを見ていると、濃い色物の場合は色落ちすることがあるようです。グレーは色落ちしませんでしたが、色物を購入する際は注意した方がいいかもしれませんね。
ビーフィーの定番レパートリーをご紹介
今回レビューしたものはポケット付きの半袖Tシャツ(H5190)ですが、ビーフィTシャツは王道アイテムということもあり、レパートリーがいくつかあります。
ポケットなしTシャツ(H5180)
1番メジャーなものが、このポケットなしの半袖Tシャツです。公式では一枚2200円で販売されています。
サイズ感などは特に変わらないので、左胸のポケットが不要なら、こちらの方が安くていいと思います。
ロンT(H5196)
個人的にはロンT好きなので、気になっているのがこちら。
そもそもロンTって着る人と着ない人にはっきり分かれそうな気がします。特にビーフィみたいに厚い生地のものはインナーには向かないので、ロンT1枚で着る前提になってくるので、ラフでカジュアルな服装が好きな人向けなアイテムかと思います。
公式ではこのポケット付きのロンTは3630円で販売されています。
最後にコーディネートなど
9月に入りまだ暑い日が続きますが、気分は秋冬に移り変わっています。
Tシャツの色も秋を意識してグレーにしてみたり、ベージュやブラウン系のアイテムと合わせて少し秋らしい雰囲気にしてみたり。
夏素材だけど秋色を取り入れるっていうのが、この時期の賢い過ごし方だと思ってます。
ヘインズビーフィTシャツといえば白Tのイメージがありますが、カラバリーエーションも用意されているで是非チェックしてみてください。
文中で少し触れましたが、古着のビーフィと現行のビーフィについては別物と考えた方がいいと思っています。
年代によって生地の厚みも縫製も異なるので、違いを比較してみるとけっこう面白いので、いつか記事にしてみようかと思っています。
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