服地パイセン

生地にうるさい服屋で学んだことを活かし、洋服のわかりづらいことをわかりやすく解説します。

【TARROW TOKYO(タロウトウキョウ)のTシャツ徹底レビュー】洋服生産のプロが生み出した渾身のアイテムが凄すぎる!

TARROWTOKYOのTシャツを徹底レビューします

『私たちの渾身のTシャツを試していただきたく連絡をさせていただきました

TARROW TOKYO(タロウトウキョウ)の方からそんなご連絡をいただきました。

 

今回のお話はとても嬉しいものです。というのも、僕は文章を巧みに操れるようなスキルはありません。表現の引き出しは少ないし、人を心を激しく揺さぶるような臨場感のある文章は書けません。熱量だけで文章を書いているようなものです。

 

そんな僕にとって今回いただいたお話は、繊維製品にフォーカスしているファッションブロガーの冥利に尽きるものです。ブランドこだわりのTシャツをいただけるということよりも、認めてもらえたことが素直に嬉しかったのです。

 

さて、今回商品をご提供いただいたTARROW TOKYO様ですが、とてもおもしろいブランドなんです。僕が今回のレビューで感じた魅力はこのような点。

 

  • 理念が魅力的
  • 製品が価格込みで良すぎる
  • 体型や好みでワイドとスタンダードを選べる

 

自分で言うのもなんですが、かなり熱が入った記事になりました。精一杯お伝えしようと思うので、どうか最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

 

 

 

 

 

タロウトウキョウのTシャツを着てみた感想

『あ、これは良いな!他のTシャツとは違う!』
はじめてタロウトウキョウのTシャツに袖を通したときの感覚は今でもよく覚えています。

 

カジュアルウェアが好きな僕にとって、Tシャツはとても重要なアイテム。見た目も大事ですけど、朝から晩まで長時間肌に直接触れているものなので、多少神経質になってしまいます。

 

着てみて…まず着心地の良さに驚きました。普通のTシャツと比べると圧倒的に着心地がいい。
生地に厚みはあるけど柔らかく、しっとりしていて透けない。少し大袈裟かもしれませんが、いままで味わったことのない感覚です。

これはヤミツキになりそうなTシャツです。

 

ブランドの理念『一人ひとりが必要な服を長く大切に着る世界を作りたい』

TARROWTOKYOはユニセックスで着れるブランドです

Tシャツの詳細を説明する前に、どういったブランドなのかを知っていただきたいので、先にブランドについて説明させていただきます。

 

タロウトウキョウは『一人ひとりが必要な服を長く大切に着る世界を作りたい』という想いから誕生したブランドです。

 

アパレル業界では売るための服作りに主眼が置かれおり、品質よりも価格が重視されるような状況があります。
そのことが結果的に個人の洋服に対する考え方に影響を与えたり環境問題にも繋がっていたり。そんなアパレル業界の現状を打破したいという信念があります。

 

  • 最低限の在庫枚数で無駄を出さない
  • 原価構造を公開し透明性のある価格
  • みなが長く着られるモノを作る

 

このような取り組みを行いながらブランドを運営しています。

 

ブランドのストーリーは桃太郎の鬼退治

タロウトウキョウのブランドストーリーは桃太郎

タロウトキョウは『いい服が大切に長く着てもらえる世界を作りたい』という想いを果たすために、消費者に対して服の選択肢を新たに提案していくような取り組みを行なっています。

 

安い服を大量に作る側も悪いけど、そういったものを好んで買っている消費者側にも警鐘を鳴らすような内容を、桃太郎の鬼退治をモチーフにしたユニークなブランドストーリーに仕立てて発信しています。

 

その中では比喩表現として赤鬼と青鬼が用いられていて、
赤鬼が大量に服を生産する人たち、
青鬼は大量に生産された服を大量に消費する人たち。

 

日頃なんとなく買っている洋服選びについても考えさせられる内容なので是非読んでいただきたい内容となっています。

 

【 TARROW TOKYOのストーリーはこちら 】

 

洋服の生産を知り尽くしたプロ自身が『毎日着たいと思える服』を作る

タロウトウキョウは、アパレルOEM業(他社ブランドの製品をつくる会社)として25年間洋服を作り続けてきた人達が立ち上げたブランドです。

 

洋服を作り続けて目にしたのか、これまでに流行がすぐに過ぎてしまい売れずに捨てられてしまったり、販売価格が安いがゆえに質が見過ごされ長く着てもらえず捨てられていく沢山の洋服たち。

タロウトウキョウの洋服は、これまで様々なアパレルブランドを手掛けてきた経験をもとに、生産の裏側を知り尽くしたプロの立場からみても毎日でも着たい、買いたいと思えるクオリティを追求しているそう。

 

本当かなぁ?そう疑ってしまうかもしれません。

僕は今回タロウのTシャツを着用してみて、なおかつ普段は別のアパレルの会社で勤めているのでわかるのですが、彼らの想いや取り組みは本当でした。

 

減価率を開示した透明性のある価格設定

TAROOWTOKYOと他社の原価の比較

参照:TARROW TOKYO

タロウトウキョウのアイテムは減価率が非常に高く(利益率が低い)、またその原価を開示することで価格設定に透明性を確保してブランドを運営しています。

その内訳を見てみると、ほとんど利益を上乗せしていないことがわかります。4000円のTシャツの原価はおよそ3000円、つまり原価率75%で運営しています。

 

一般的には通常アパレルの原価率は30%以下であることが多いと言われています。減価率が高いことで有名なブランドを挙げてみると、だいたいこんなところです。

 

 

これは他社が利益を取りすぎているというわけではなく、アパレル業界の構造上どうしてもこのようになってしまうのです。

( アパレル業界の構造を川上から川下まで解説した記事があるのでよかったら読んでみてください。 
▶︎アパレル業界の今後と課題を知るために。川上•川中•川下の構造とは? )

 

ちなみに、Tシャツの減価率はもっと低いことが多くて10〜20%くらいと思ってください。

減価率75%という数字は、それらと比較したときにどれだけ良いものを安く提供しているのかをわかりやすく表してくれています。

 

その価格について、
OEMをやってるからこの価格で提供できる』
そのように思う人はけっこう多いと思います。

たしかにその通りではあるのですが本質的には、『長く使える服をリピートしやすい価格で提供したい』という気持ちが源泉になっていると思っています。


でないと、OEMメーカーやファクトリーブランドのほとんどが真似できてしまうことになってしまいます。しかしそうならないのは、タロウトウキョウは過剰に利益を取らずとも運営できるように様々な工夫を凝らしているんでしょう。
(理念に忠実に、実直な物作りをするために人件費もコストに含んでいないそうです!)

 

販売価格ありきのモノづくりをすれば必ず品質が犠牲になります。
逆に品質にこだわれば必ず価格は高くなります。

 

この価格と品質のバランスを取るのは非常に難しいということについて、浅草のカットソーブランドのデザイナーとお話したときに聞いたことがあります。

 

通常アパレル製品は
①デザイン
②パターン
③販売価格
を決定した上で利益を出すために、帳尻をあわせるように使う素材を選定していくことが多いんだそう。


もちろん良い素材を使おうと思うと、販売価格を上げる、もしくは利益を削るしかありません。なのでほとんどの場合は素材や部材を妥協することでバランスを取っています。

つまり価格の安さを重視するということは、素材にこだわらない同質化した製品になってしまいやすいということです。

 

タロウトウキョウは、まず品質を考えてモノづくりをし、過剰に利益を取らないことで品質の良いものを手に取りやすい価格で提供しているということですね(簡単なように言っていますが、これはものすごく難しいことです)。

 

STANDARD TEE(スタンダードT)の仕様を確認します!

タロウトウキョウのスタンダードTシャツを撮影ました

ついついブランドの説明に熱が入りすぎてしまいましたが、ここからは本題のTシャツをレビューしていきます。

 

デザイン

『そのTシャツいいですね!どこのやつですか?』

シンプルなデザインのTシャツなのに職場で何度か聞かれました。生地感や細かな仕様などで、他のものとは少し違うということは他者から見ても違いがわかるようですね。

 

手に取ってみると違いがわかるのですが、どうしてもネット上で画像をパッとみただけではよくわからないと思うので、詳しくみていきます。

 

首周りはオーソドックスなクルーネック

タロウトウキョウのTシャツのネックデザイン

印象の良い丸いクルーネック。
ネックリブの幅は2cmと、標準的な仕様です。
このような定番的なデザインが使いやすいのです。

 

横割りボディでトレンドシルエットを取り入れる

タロウトウキョウのTシャツは横割りボディ

タロウトウキョウのボディは『横割り』と呼ばれるもので、Tシャツの生地を縫い合わせてボディにしているものです。

 

丸胴ボディと横割りボディって、結局どっちがいいの?と聞かれたら、正直なところそれぞれに良さがあるので一概には言えません。

 

丸胴ボディは肌あたりが良かったり、昔ながらのクラシックな製法というところが物として魅力を感じます。筒状に編み上げながらボディを作るので、身幅は規格通りなものになりサイズ調節は基本的にできません。

 

対して横割りボディの利点はその時代のトレンドシルエットを取り入れやすいところでしょう。

生地を縫い合わせているので、洋服をデザインする段階で自由に設計できるのです。その結果、その時代にあった空気感をシルエットに反映させることができます。

丸胴ボディがクラシックなら、横割りボディはモダンといえると思います。

 

気になるサイズ感については後ほど後述します。

 

タグのデザインが可愛い

タロウトウキョウのTシャツのネームタグ

生成色のタグにブランドの名前と桃太郎が描かれています。なんともいえない愛くるしい表情が可愛いらしい。

 

TARROWTOKYOのTシャツのピスネーム

左裾付近にはピスネームがつきます。

小さく色も生成り色なので目立たず、ささやかなアクセントになってくれます。

 

生地

タロウトウキョウのTシャツの生地

タロウトウキョウのTシャツは手に取った瞬間に違いがわかります。

Tシャツの天竺生地とは思えない、しっとりとした肉厚なのに柔らかい生地。想像以上に手触りがいいのです。

詳しく解説します。

 

生地の表情はしっとりと上品

TARROWTOKYOのTシャツの生地感

生地を手に取って動かしてみると、Tシャツとは思えないようなしっとり感を感じることができます。触り心地はまるでフライス生地のよう。綿100%の天竺なのにドレープというか落ち感がある、不思議な質感です。

 

なんとなく重量を感じさせるような生地だったので『もしかすると重いのかも?』と気になったので重さを測ってみると約250g。これは一般的なTシャツと特に変わらない重量です。

タロウトウキョウのTシャツの重量を計測しました

 

では、この綿100%の天竺生地でありながら綺麗なドレープが出るのは何か秘訣があるのでしょうか?

メーカーさんに質問してみたところ、次のような回答が得られました。

 

タロウトウキョウのTシャツ生地の秘密

『天竺生地でありながらドレープがでるのは、使用している糸と国内工場の技があってこそ』だということです。なるほどなるほど。

 

30番手の糸を2本引き揃え、国内の工場で天竺に編み立てているそう。

ちなみにTシャツの番手は一般的には20番手か30番手なので、糸の太さとしては標準的な番手です。

 

タロウで使用しているオーガニックコットンの糸が、そもそもなめらかなものなのでしょう。何度触っても、肉厚なのに柔らかく、着心地の良さを感じる生地なのです。

 

表面の状態が気になったので、タロウトウキョウのTシャツの生地をスコープで拡大して観察してみます。

タロウトウキョウのTシャツの繊維の拡大写真

 

こちらは一般的なTシャツの拡大写真です。

一般的なTシャツの繊維の拡大写真

 

1枚目のタロウのTシャツの方が毛羽立ちが少なく、表面が整っているのがよくわかります。

 

その糸を編立て、仕上げする際に経験豊富な国内の工場がバランスを整えることで、程よく柔らかく落ち感のある生地に仕上がっているそうです。これは繊維も技術も見事なものです。

 

サイズ感とシルエット

TARROWTOKYOのTシャツのサイズ感(フロント)

TARROWTOKYOのTシャツのサイズ感(バックスタイル)

170cm60kg日本人標準体型の僕がMサイズで着用。インナーにもアウターにも使える程よくゆとりのある良い感じのサイズ感です。

 

シンプルなTシャツですが、肩幅は少し余裕があり、身幅が少し広め、袖はヒジの少し上、着丈は少し短めのベーシックでありながらトレンドをおさえた好バランス。

Mサイズを着用していますが、他のTシャツボディメーカーLサイズの着丈を少し短くしたようなシルエットです。

 

着丈は手を下ろしたときに親指の第二関節あたりに位置しています。

 

 

初めて袖を通したのが6月の中旬。気温もそんなに高くなかったので、上からリネンのシャツを羽織って出かけました。

朝から晩まで着てましてが、からだをず〜っと優しく包み込んでくれているような感覚でした。

 

洗濯で何センチ縮むのか?

TARROWTOKYOのTシャツ洗濯後のサイズ(フロント)

TARROWTOKYOのTシャツ洗濯後のサイズ(バックスタイル)

綿のTシャツは着用、洗濯を重ねる毎にサイズが変わってしまいます。水分を含みやすい綿の性質上仕方ないのですが、サイズの変化は気になります。

特に初回の洗濯では大きくサイズが変わりやすいものです。

 

洗濯後の着丈は、親指の第二関節と指の付け根の中間地点あたりになりました(ほとんど変化がありません)。

 

洗濯3回目までのサイズ変換を採寸してみました。

 

サイズ 肩幅 身幅 着丈 袖丈
新品未洗濯 46.5 55 67 25
洗濯1回目 46 53 65.5 24.5
洗濯2回目 46 53 65 24.5
洗濯3回目 46 53 65 24

 

新品の状態と3回目を比較すると、

肩幅が-0.5cm
身幅が-2cm
着丈が-2cm
袖丈が-1cm
という結果になりました。

これは綿のTシャツとしてはかなり縮まない方だと思います。着用を重ねてもサイズの変化が少ないのは非常にありがたいものです。

 

ワイドTシャツとスタンダードの違い

タロウトウキョウのワイドとスタンダードTシャツを並べて比較します

タロウトウキョウのTシャツは、スタンダードモデルとワイドモデルがラインナップされています。

生地は同じですが、サイズ感とディテールが異なります。

 

その2つの比較や、僕なりの使い分けについて書いてみようと思います。

 

ワイドのサイズ感は?

TARROWTOKYOのワイドTシャツのサイズ感(フロント)

TARROWTOKYOのワイドTシャツのサイズ感(バックスタイル)

スタンダードモデルと同じく、日本人標準体型でMサイズを着用しています。

肩は大きく落ち、袖はヒジが隠れ、着丈は親指の先端あたりになります。
リラックス感のあるデザインでかっこいいです。

 

スタンダードと比較すると、
肩幅は+11.5cm、身幅は+6cm、着丈は+4cmされています。袖丈は肩幅をかなり大きくしてる分、少し短く設定してバランスを取ってあります。

 

ワイドTも洗濯3回目までの各寸法を計測してみました。

 

サイズ 肩幅 身幅 着丈 袖丈
新品未洗濯 58 61 71 22.5
洗濯1回目 58 58 69.5 22.5
洗濯2回目 57.5 58 69.5 22.5
洗濯3回目 57.5 58 69.5 22.5

 

身幅が-3cm縮んだくらいで、スタンダード同様に大きく縮むことはありませんでした。

それに初回の洗濯以降はほとんど縮みが見られないので、縮率がかなり低くて扱いやすい生地ですね。

 

ディテールの違いはステッチ一本にまでこだわっていた!

ワイドとスタンダードTシャツのデザインの違いを説明します

違いはサイズだけではありませんでした。

 

上の画像は、
左がスタンダード、右がワイドなのですが、
違いがわかりますか?

 

実はよくみてみると、首元のリブとボディをまたいでステッチが入っているものとそうでないものがあります。

 

スタンダードのモデルは、インナーとして着た時に首元がスッキリ見えるようにステッチを施していないんです。

 

リブの幅もわずかに差がありました。
スタンダードTシャツが2cmで、ワイドTシャツは2.5cm。ワイドはリブも少し太く作られています。

 

Tシャツは顔周りにくるネック部分で印象が左右されます。わずかな差ではありますが、Tシャツの上にジャケットを着た時など、特に違いを感じます。

 

タロウトウキョウのスタンダードTシャツはジャケットインナーにピッタリです

スタンダードTシャツの上にジャケットを羽織ってみました。リブが細めでステッチのないシンプルなデザインがスマートな印象。

昨今の白Tシャツはリモートやノマドワーカーの仕事着としても支持されており、そのような人たちのニーズにも応えなければなりません。

 

この気配りはさすがです。渾身のTシャツとうたっているだけのことはあり、抜かりありません。

 

ワイドとスタンダードの使い分けは?

タロウトウキョウのスタンダードTシャツはジャケットインナーにピッタリです

使い分けの結論として、
上に何か軽いシャツ等を羽織るならスタンダードTシャツ
一枚でアウターとして着るならワイドTシャツ
という使い分けが良いと思います。

 

ワイドTシャツは、アウターとして一枚で着てもすごくバランスの良いシルエットに仕上がっていて、ワイドシルエットに初挑戦という方でも抵抗なく着れるデザイン。

 

『ただ単に大きいTシャツを着ている感』が出ないのは着丈と生地にポイントがあるような気がします。

 

着丈が長くなると、途端にバランスが悪くなりますし、
身幅が大きめでゆとりのあるTシャツは、生地にある程度のハリがないと形をキープできずにゆったりとしたヒダやたるみになってしまいます。

でもそうならないのは、生地にポイントがあってこの適度なハリが大事なんですよね。

 

タロウトウキョウのTシャツのメリットとデメリット

色々書いてきましたが、良いところと気になるところをまとめてみます。

 

メリットは?

良いところを挙げていきます。

 

  • 素肌の上に着ても透けない
  • ジャケットのインナーに着れる上品さがある
  • ブランドの理念が時代性を捉えている

 

 

デメリットは?

デメリットを挙げてみます。

 

…と思ったのですが、なかなかデメリットが思い浮かびません。

こだわり尽くされたTシャツは使い勝手がよくて機能面も問題ないけど価格が高いことが多いのですが、このTシャツは価格も手頃なので死角がみあたらないのです。

頭をひねって絞り出したものが下記の点です。本当にこれくらいしか思いつきません。

 

  • 畳んでいるとワイドとスタンダードの見分けがつきづらい
  • サイドのピスネーム気になる人は気になるかもしれない

 

 

最後に

TARROWTOKYOのブランドロゴ

タロウトウキョウの渾身のTシャツを試してみて、『また欲しい。もっと欲しい』というのが僕の率直な感想です。

 

タロウトウキョウのTシャツは
『これからの定番アイテムになるに相応しい』忖度なしにそう思っているのでぜひ一度手に取っていただきたい。1枚約4000円でこれだけハイクオリティなTシャツは、たぶん他にないと思います。

 

 

定番と表現するのは簡単ですが、それは故意に生み出すことができず、積み重ねられた年月と愛され続けた証があって初めてなりうるもの。それが定番というものです。

 

過去に定番アイテムのメリットについて考察したことがあります。その内容にプラスしてこれから定番アイテムになりうる物について僕はこう考えます。

 

①絶えずあたらしいものを作る努力より『つくった素晴らしいものを伝える努力』が必要。

②不特定多数の人に売るではなく 『製品に共感してもらえるものづくり』が大事。

③ずっと何年も同じアイテムを買ってくれるひとたちの『信用、信頼の積み上がり方』が大事。

 

そう思っています。きっちり伝える事、共感してもらう事、信頼してもらえる事。
タロウトウキョウのTシャツはそれらの重要な事をしっかりクリアした、これからの定番になるにふさわしいアイテムでした。

 

 

粗悪な製品の大量生産と大量消費。
そんな現状を打破するために、僕たちも買い物の意識を少し高くしてみる。たったそれだけで社会貢献につながるかもしれない。
社会の鬼が少しでも減ることを願って、今日もタロウトウキョウのTシャツを着ています。

 

【 TARROW TOKYOの公式ページはこちら 】

 

 

 

※文中で出てきた『番手』や『オーガニックコットン』について書いてある記事があるのでよかったら読んでみてください。
( ▶︎糸の太さ、番手と生地の関係とは? )
( ▶︎オーガニックじゃないコットンは実はかなりヤバイ存在なんです )

 

 

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