僕は現在37歳。Tシャツのタックインが苦手で、克服するまでの道のりはまさに試行錯誤の連続。何度も鏡の前で奮闘し、数え切れないほどの失敗を経験しました。でもその過程で得た発見はファッションだけにとどまらない大きな価値があったように思います。(少し大袈裟ですかね?)
そんな僕のTシャツのタックイン克服記を共有したいと思います。主にはこんな内容になってます。
- 体型に自信がなくてもカッコよくタックインするには?
- 何を使ったら失敗するのか?
- どのように改善したのか?
▼ この記事の大まかな内容がわかるので、目次 から読むのをオススメしています。
昭和生まれの僕はTシャツのタックインが苦手!
念の為に説明しておくと、タックインとはトップス裾をズボンの中に入れる着方。要するに今回の取り組みは『Tシャツの裾をズボンの中に入れてもカッコよく着るにはどうすればいいのか?』ってことです。そんな今回の試行錯誤は、ある日妻から「タックインした方がいいんじゃない?」と言われたので、しぶしぶTシャツをタックインしてみたことから始まります。
女性がTシャツをタックインしているのはよく見かけます。タックインすると見えている上半身の面積が小さくなり、脚が長く見えてスタイル良く見えるという効果があるのは理解できますが、 男性の場合は、オタクっぽく見えてしまうのではないかなぁとか考えてしまい、なかなか勇気が出ず、実際にやるのは難しいのです。襟がついているシャツのタックインは抵抗ないのですが、カジュアルな丸首のTシャツのタックインにはどうしても抵抗がありました。
同じように感じている人も多いのではないでしょうか。特に35歳以上の方!若い男性やスタイルの良い人は、Tシャツをタックインしてもカッコよく着れると思います。最近の(平成生まれの)若い人は手足が長く、顔も小さくてスタイルが良いため、洋服がよく似合う。しかし、昭和生まれの僕は特にスタイルが良いわけではありません。むしろ日本人の標準的な体型なので、洋服がそれほど似合う方ではありません。
昭和生まれと平成生まれでは体型が決定的に違うので本当に羨ましいです。昭和生まれのおじさんが洋服をカッコよく着こなすためには、それなりの工夫が必要なのです。
…話を戻して、妻に言われてTシャツをタックインしてみた結果ですが、もちろんダサくなりました。そんか失敗と改善の例を載せてみます。
【 Tシャツタックインの失敗1】
まずはボーダーTシャツの失敗例から。
タックインは少しゆったりしたTシャツが良いと言われます。さいわい僕のTシャツはたいてい割とゆったりしているので大丈夫だと思っていましたが、全然かっこよく着こなせずダサダサでした。サイズ感だけではダメなのです。
デニムパンツ×ボーダーTシャツはカジュアルすぎた
ボーダーTシャツにデニムパンツ。この組み合わせで、もともとTシャツの裾を出していました。妻に言われてタックインしてみたのがこの服装で、記念すべき(?)僕のタックインデビューの服装です。
…なんですが、タックインしたらものすごく違和感があったので一瞬で裾を出しちゃいました。後になって思うと、ものすごく適当な組み合わせですね。これは言い訳ですけれども、休みの日は子供と遊ぶので動きやすく汚れてもいいような格好ばっかりしているので、適当な服装になってしまうことが多いのですよね。
でも、なぜTシャツのタックインが上手くいかないのかよくわかりませんでした。そこで、いろんな人のTシャツのタックインコーディネートをチェックしていたら発見がありました。
ボーダーTシャツをデニムパンツにタックインしてカッコよく着れてるのは、外国人モデルか、スタイルのいい人だけなのではないか?ということ。ましてやスニーカーを履くと子供っぽくなってしまうということ。
その気づきを取り入れてみたのが、次のコーディネートです。
ボーダーTシャツのタックインを改善!
先程はボーダーTシャツにデニムパンツとスニーカーを合わせていたコーディネートでした。今度は太いチノパンと革靴を合わせてみたところ、一気に大人っぽくカッコよくまとまりました。
気をつけたのは次のことです。
- 上下のコントラストを抑え色味を馴染ませる
- 靴をシンプルにする
- すこし上品な路線にする
たったこれだけでボーダーTシャツのタックインコーディネートを克服できました。
簡単ですね。Tシャツのタックインコーディネートは大人っぽいシンプルな方向に持っていけば良いってことです。
【 Tシャツタックインの失敗2】
Tシャツタックインの攻略はまだ続きます。
最近は全身真っ黒の服装をよくしています。『全身ブラックでコーディネートしたら上手くまとまるだろう』と思い、全身ブラックでTシャツのタックインをしてみました。
ところがそんか僕の考えは甘く、失敗しなさそうな組み合わせでもなかなか上手くいきませんでした。
全身黒コーディネートにするだけでは上手くいかない
オールブラックのコーディネートだったら失敗しないだろうと思ってましたが、そんな僕の考えは甘かった。どうやらただ黒い服を着ただけではコーディネートは上手くまとまらないようです。
ブラックのポケTにブラックデニムを合わせています。ボーダーTシャツの時より悪くはないのですが、なんかイマイチです。上下のまとまりはありますが、ところどころバランスが悪い。
気になるところを上げていくと、なんだかTシャツの胸ポケットの位置が変な気がします。Tシャツの裾を出している時はバランスが良くても、タックインすると裾付近は見えなくなるので、見え方のバランスが大きく変わってしまいます。
ほかにはパンツの質感がゴツゴツと硬くて、全身のシルエットが乱れている。足元のスニーカーのソールも白くて気になります。
これらを改善してみます。
全身黒のTシャツのタックインを改善!
Tシャツにブラックデニムを合わせてタックインし、ゴツゴツとカジュアルな印象だった先ほどのコーディネートですが、落ち感のあるきれい目な生地を使用したアイテムに変更すると上手くまとまりました。
Tシャツ•パンツともに少しツヤと落ち感のある、上品なアイテムにしています。
気をつけたのは次の点です。
- Tシャツをポケットなしに
- パンツを上品なアイテムに(スラックス)
- スニーカーを完全に真っ黒に
決して高価なものは身につけていません。全身ブラックのコーディネートでも、上品にみえる生地感のアイテムを使用しただけです。
これで全身ブラックのTシャツタックインコーディネート克服です。
Tシャツのタックインを上手くコーディネートするためのポイントをまとめます!
画像として残してあるのは上記のコーディネートだけですが、実は他にもたくさん失敗と改善をしてまして。それらから、僕が学んだことをまとめてみます。
Tシャツもパンツも『ゆったり×上品』な方向性のコーディネートがうまくいく
Tシャツもパンツも、サイズ感はゆったりしたものが良いです。スリムシルエットのタックインは、スタイルが良い人でないとなかなかかっこよく着こなせません。
そして、重要なポイントはパンツです。僕の経験から言うと、形はいわゆるトラウザー型のゆったりしたパンツを合わせるのがコツです。具体的には、太いスラックスや太いチノパンのようなものです。そして、腰履きせずにパンツの位置を少し上げ気味に履いた方が、バランス良くコーディネートできます。
僕の体型も影響しているのかもしれませんが、デニムジーンズなど5ポケット型のパンツは、上手くいきませんでした。
また、Tシャツについても、ポケットなしのプレーンなTシャツの方がうまくまとまります。ポケットのせいでカジュアルな印象になり、タックインするとポケット位置がとても低く見えるので、バランスが悪くなります。
靴やバッグは落ち着いたデザインのものにする
大まかな方向性として、綺麗めだったり大人っぽい路線に持っていく方が良いです。
僕は休日には子どもと出かけることが多く、たいていリュックを背負います。オムツや着替え、お菓子を入れるため、ある程度の容量が必要です。しかし、リュックは子供っぽくなったり、アウトドア感が出てしまうので、Tシャツのタックインとの相性はあまり良くありません。
靴に関しても、シンプルで大人っぽい落ち着いたものにするのが良いです。例えば、黒一色のものや、コンバースなどが適しています。派手な色使いのスニーカーは失敗しやすいため、残念ながら、私の大好きなNIKEのエアジョーダン1やダンクはタックインする時には出番がありません。(どうにか克服したい気持ちはあるんですけれどもね)
Tシャツのタックインに慣れるまでは『とにかく誤魔化す』
Tシャツのタックインのコーディネートは、慣れるまでは少し恥ずかしいかんじがします。
なので僕はタックインに慣れるまで、できるだけ誤魔化す工夫をしました。例えば、タックインを目立たないようにするためにアウターを羽織ったり、色味で目立たなくする方法があります。
『アウターを羽織る』
アウターを羽織ることで、Tシャツが見えている面積を小さくすることができます。これにより、タックインコーディネートのハードルを下げるのに役立ちました。
『上下を同系色で馴染ませる』
トップスとパンツの色味のコントラストをあまりつけずに、同系色で揃えるのが無難だと感じました。これはトレンドの影響もあるでしょうし、タックインのコーディネートが板についていないためかもしれません。コントラストが強すぎると、トップスとボトムの境界線がはっきりし、タックインしているのが強調されてしまうからです。
最後に
Tシャツのタックインコーディネートの改善についてまとめました。
もともときれい目なコーディネートが得意な人は、Tシャツのタックインもすんなり取り入れれるのかもしれませんが、カジュアル派の僕にとってはなかなかハードルが高く感じる事も多かったです。
これからも研究していこうと思いますが、補足やご意見などあれば、ぜひ教えていただけると幸いです。
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