こんにちは。 服地パイセンです。
僕は『シンプルな服装に足元はとびきりお気に入りのスニーカー』というスタイルが好きです。スニーカーブームが去っても僕が愛し続けているスニーカーであるNIKEのエアジョーダン1。
正直なところストリート系以外の人にはコーディネートしにくく、すこし合わせにくいアイテムだと思います。今回はそんなジョーダン1(ハイカット)のコーディネートに焦点をあててみようと思います。
コーディネートしやすいスニーカーとはどのようなものなのか?
なぜジョーダン1のコーディネートが難しいのか?
そしてジョーダン1はどんなパンツと相性がいいのか、様々なパンツと合わせてみた感想などをまとめてみます。
- コーディネートしやすいスニーカーの特徴とは?
- エアジョーダン1のコーディネートが難しい理由を考える
- NIKEジョーダン1のコーディネートのヒント
- エアジョーダン1のかっこいい履き方を探してあらゆるパンツと組み合わせてみた
- まとめ
コーディネートしやすいスニーカーの特徴とは?
まずはコーディネートしやすいスニーカーの特徴について考えてみます。
コーディネートしやすいスニーカーは、一般的には都会的で洋服に馴染みやすいものです。以下のような特徴があります。
- シンプルなデザインである
- 色味が落ち着いている
なんとなく想像できますが、少し掘り下げてみましょうか。
コーディネートしやすいスニーカーはデザインがシンプル
スニーカーはもともとはスポーツ専用シューズだったのでスポーツシーンにはマッチしますが、普段のコーディネートにはイマイチ合わない場合があります。
一般的にコーディネートに取り入れやすいスニーカーは、たいてい無駄のないシンプルでクリーンな印象のものです。シンプルで品があり、細身なものが使いやすく、パンツのシルエットを選ばずに履けます。
コーディネートしやすいスニーカーは色が落ち着いている
コーディネートしやすいスニーカーといえば、アディダスのスタンスミスがあります。テニスが出自なのでスポーツシューズですが、コーディネートしやすいスニーカーとして有名です。
スタンスミスなどのいわゆるコート系スニーカーがおしゃれスニーカーとして受け入れられやすいのは、アッパーからアウトソールまで同一の色で揃えられていて統一感があり、ごちゃごちゃしておらず都会的な印象だからだと思います。
このような要素を持ったスニーカーは汎用性が高く、様々なコーディネートに合わせやすいものです。
今度はエアジョーダン1が合わせにくい理由について考えていきます。
エアジョーダン1のコーディネートが難しい理由を考える
ここからが今回の本題になります。
エアジョーダン1のコーディネートが難しい理由を考えていくと、下記のようなことが挙げられます。
- 大きく存在感があるからパンツを選ぶ
- エアジョーダン1はスポーティな外見が派手で目立つ
ざっとこんな感じだと思いますが、これだけでもなんとなくストリート系に支持される理由がわかるような気がします。もう少し詳しくみてみます。
スニーカーにボリュームがあるからパンツの邪魔をする
コーディネートは全体のバランスが肝心なので、足元の1部分だけ目立っていてはアンバランスになりやすいです。
ハイカットのジョーダン1はボリューミーで存在感があり、足元が大きくて目立つので全体のバランスがとりづらいもの。一般的なキャンバススニーカー等と並べてみるとボリュームの違いがよくわかります。
さらにデザインだけでなくサイズ感も原因の一つとしてあると思っています。
ナイキのスニーカーはワイズ(横幅)が狭めなので他メーカーと同じサイズを履くと、どうしても窮屈な履き心地になります。なので普段より1〜1.5センチくらい大きめのサイズを履いて、前は余るけど横幅で合わせる人が多いはず。必然的にデカ履きになってしまう傾向があります。
サイズアップしてしまうので、なおさらスニーカーが大きくなってしまうんですよね。
スポーティなカラーデザインが派手で目立つ
ジョーダン1はもともとバスケットボールをプレイするためのシューズ。
スポーツシューズならではの派手なカラーはきれい目なコーディネートには合わせにくいデザインだといえます。白いミッドソールもスポーツ感を助長しています。
つまり、基本的にスポーツ要素の強いデザインとカラーリングなので、適切な場面や服装に合わせたコーディネートが必要となります。
次の項からは、どのようにすれば普段のコーディネートに取り入れやすくなるのか、みていきます。
NIKEジョーダン1のコーディネートのヒント
ジョーダン1のハイカットはコーディネートが少し難しい。
直感やノリでコーディネートを決めてもいいのですが、傾向や対策をなんとなく理解しているとグッと合わせやすくなります。
気をつけるのはやはり、
- パンツの太さ
- カラーリング
です。
パンツは太めがバランス良く合わせやすい
ジョーダン1は太めのパンツの方がバランスよくまとまりやすいです。細いパンツの場合、裾に干渉してしまうので、僕もジョーダン1はワイドなパンツで合わせることが多いです。
細いパンツに合わせている人もたくさんいますし、もちろんそれが悪いとは思いません。もともと古着が好きということもあって、自ずとパンツも太めになってくるというのもあります。
後ほどたくさんコーディネートを載せるので、細いパンツと太いパンツの方を是非見比べて欲しいです。
カラーと印象を整理する
コーディネートの方向性は足元の印象で割と決まってきます。それは革靴かスニーカーというアイテムの分類だけでなく、色によって印象も変わってきます。
今回のテーマはNIKEのスニーカー『ジョーダン1』なのでカジュアルな範囲にはなりますが、その中でもカラーリングによって守備範囲が違ってくるということです。
今回は5種類のジョーダン1を履き回したので、そのカラーリングをカジュアル感の強い順番にご紹介します。
1番カジュアルな配色のスニーカーが
『ポレン(イエロー)×ブラック』です。
イエロー系の色味は目立つこともあり、所有している中では1番派手なカラーで、よりカジュアルにスポーティに履きたいときに使います。
僕が2番目にカジュアルに使ってるのが、
『パテントブレッド』です。
赤×黒という配色なので、インパクトのある強さを感じさせます。ビビッドな色を使ってるのでカジュアル感は強いのですが、パテントの光沢感が少しドレッシーさを感じさせてくれます。
次にカジュアル感が強いのが『ダークモカ』。
フォクシングとヒールカウンターがブラウン系ですが、履いた時に見える箇所はほぼ白と黒なのでコーディネートしやすいです。
ブラウン系はトレンドの色なので取り入れやすいというのもあります。
4番目は『ライトボーン(グレー)』
白とライトグレーのあまり明度差のない組み合わせ。スウッシュと履き口、シューレースは黒なので色彩的にも使いやすい配色です。印象を軽くきたいときに使います。
僕が所有しているなかで1番綺麗めに対応できるのが『ブラックサテン』
ウイングロゴだけが赤、ミッドソールが白。それ以外は黒一色。この角度からでは伝わりませんが、トウには通気孔がありません。
その素材と色使いからバッシュとは思えないほど都会的な印象で履けます。革靴の代替として使う感じです。
このようになんとなくでもいいのでカラーの特徴を掴めば、どのように合わせたいか決めやすくなります。
エアジョーダン1のかっこいい履き方を探してあらゆるパンツと組み合わせてみた
お気に入りのジョーダン1を、様々なシルエットのパンツとひたすら組み合わせてみました。
ここからはパンツを軸に見ていこうと思うので、切り口をパンツに変えてみます。
シルエットを切り口にすると、どうしても太いパンツが多くなってしまうので、パンツの種類(色)毎に載せてみます。
- 黒いパンツ
- 色の薄いライトブルーのデニム
- 濃いインディゴブルーのデニム
- その他のパンツ
というようにパンツの色毎にカテゴリー分けして紹介します。
相性がいいものから、微妙というかイマイチなものまでありますが、それも一つの情報として掲載しようと思います。参考になれば嬉しいです。
『黒いパンツ』とジョーダン1をコーディネートしました
ジョーダン1との組み合わせで1番失敗が少ないのが黒いパンツとの組み合わせだと思います。
そもそも黒いパンツの汎用性が高いせいかもしれませんが。みていきましょう。
太いブラックデニムとジョーダン1
まずは太いブラックデニムに合わせました。ストリート感のあるコーディネートです。
裾幅が広いパンツの場合、裾をひきづったり踏んづけてしまうことがよくありますが、ジョーダン1はボリュームがあるので地面に引きづらないのはありがたいです。
太いカーゴパンツとジョーダン1
ワイドなカーゴパンツはジョーダン1と好相性でした。個人的にもなかなか好きな組み合わせです。
裾の処理は、ドローコードを絞ってからスニーカーに被せています。
普通トラックパンツとジョーダン1
ジョーダン1は出自がバッシュなのでスポーツテイストのアイテムになります。もちろんトラックパンツとの相性は抜群です。
街で履くなら黒でまとめると使いやすいと思います。
スキニーデニムとエアジョーダン1
いわゆる黒スキニーってやつを押し入れから引っ張り出してきました。10代の頃はスキニーにバッシュを合わせるこのスタイルが好きでよくやっていました。パンツのトレンドも変わってきているので、懐かしくもあり、少し新鮮にも感じて何ともいえません。
とにかくバッシュのデカさが際立っていますね(笑)
細いクライミングパンツとジョーダン1
スリムシルエットのクライミングパンツとジョーダン1のコーディネートです。
裾幅が細く、そのまま普通に履くとスニーカーと裾が干渉してダブつくので2回ロールアップしています。
今はこういう履き方はあまり好みじゃないけど、10代の頃は好きだったなぁ、と懐かしくなりました。
『明るいのデニム』とジョーダン1のコーディネート
色落ちしたデニムにジョーダン1という、なんとなく昔のアメリカを感じさせるような組み合わせです。
これはカジュアル全開であわせます。
太めのデニムパンツとエアジョーダン1
まずは太めシルエットの明るいデニムとの組み合わせ。すごくラフな雰囲気で相性も抜群です。
色落ちしたヴィンテージ501に明るい色味のジョーダン1を合わせると夏っぽさが全面にでますね。
ブーツカットデニムとジョーダン1
僕にとってハイカットスニーカーはブーツみたいなものなので、ブーツカットデニムにジョーダン1を合わせるのも好きなんです。
ブーツカット×バッシュの組み合わせってあまり想像できないかもしれませんが、裾が下手に干渉しないので個人的にオススメです。
スリムデニムとエアジョーダン1
スリムな薄いデニムとジョーダン1のコーディネートです。
なんとなく外国人っぽくてかっこいいとは思うんですけど、なんとなく「お兄感」がでるので僕はあまり得意でなく、ほとんど合わせません。
脚は長く見えるから良いと思うんですけどね、
『濃紺デニム』とジョーダン1のコーディネート
デニムパンツと聞くと、濃いめのインディゴを想像される方も多いと思います。
アメカジ感が1番出る組み合わせなので、気をつけないと『おじさん感』が出やすいのでかもしれません。
太いペインターパンツとジョーダン1
デニムパンツではないのですが、ワイドなペインターパンツとは高相性です。
ペインターパンツとコーディネートするときは、ぎりぎりクッションしないくらいに2回ロールアップして履くことが多いです。
普通シルエットのデニムパンツとジョーダン1
最近はアメカジ色の強い5Pデニムパンツにジョーダン1を合わせることはほとんどないのですが、合わせてみました。
ファッションで履くというより、『ただ履いているだけ』になりやすい感じですね。
細め色落ちデニムとジョーダン1
バキバキの色落ちデニムに赤×黒のブレッドを合わせるこのアメカジ感はとても懐かしいです。
懐かしいなぁーと思いながらやってみたかった組み合わせなんですよね。
TシャツもハーレーのTシャツ引っ張り出してきて着てみました。
『その他のパンツ』とジョーダン1のコーディネート
デニム以外の色んなパンツとコーディネートしました。
個人的にはデニム以外のパンツと合わせるのがここ数年気分ですね。
太いチノパンとジョーダン1のコーデ
フランス軍のチノパンM52とジョーダン1の組み合わせです。
フレンチとジョーダン1は一見相性よくなさそうですが、黒を基調にしたデザインなので革靴を置き換えたような感覚でも使ってます。
太いベイカーとジョーダン1のコーデ
古着好きの定番アイテムのベイカーパンツとも好相性。
シルエットは太めのドカンとしたストレートです。裾がクッションしすぎないように、二回ロールアップしてぎりぎりルーズ感がでるくらいに調整してます。
太い白パンとジョーダン1のコーデ
オンブレチェックのシャツに白いパンツにジョーダン1のモカを合わせました。
いかにも1990〜2000年代って感じがします。この組み合わせ、なんとなくIWGPっぽくてすごく好きなんですよね〜。
太めストレートの綿パンとジョーダン1
ベージュ(カーキ)のコックパンツと合わせました。少し太めのストレートシルエットが好きなのでこんな感じでジョーダン1にかぶせて履くことが多いです。
ワークパンツ×ジョーダン1の組み合わせは間違いないですね。
スタプレとジョーダン1のコーデ
スラックスとワークパンツの中間のようなデザインのスタプレ。きれい目にもカジュアルにも振れるパンツに対して、ジョーダン1はブラックサテンですこし品のある雰囲気に合わせました。
クリース入りのパンツにも合わせれますね。
細いチノパンとジョーダン1
最後は、いわゆるドレスチノと呼ばれる細いチノパンと合わせてみました。色はネイビーです。
そのまま穿くとパンツの裾が干渉してしまうので、2回ロールアップしています。
このブログ記事のために合わせてみましたが、僕はあまり得意な組み合わせではありません。ジョーダン1がローカットだったらまだいいのですが、ハイカットとの相性はイマイチです。
まとめ
ジョーダン1のコーディネートが難しい理由は、大きくは『ボリューム』と『カラーリング』の2点が挙げられると思います。
エアジョーダン1はバッシュの中ではシュッとしたデザインですが、それでもなかなかボリュームがあるので、(好みもありますが)太めのパンツの方がバランスをとりやすいと思います。
好みの問題もありますが、ジョーダン1が苦手だと思う人は是非太めのパンツを履いてみてください。中でもワーク系のパンツが合わせやすく間違いないと思います。
カラーリングの問題は印象を整理することで、そのスニーカーの方向性を考えてみのが良いと思います。
文中ではあまり触れませんでしたが、ジョーダン1はミッドソールが白いのでコーディネートの中で浮いてしまいやすく、馴染んでいないものは違和感を感じやすいように思います。(よかったらもう一度よく見てみてください。)
このミッドソールの白い部分をいかに上手く処理できるか、というのもポイントだと思う。面積としては小さいのですか、要注意ポイントかもしれません。
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