こんにちは。
服の生地についてのブログを書いています、服地パイセンです。
服の通販の会社で働いていて、気づいた事があります。
案外インナーがよく売れている、ということ。
冬によく見られているカテゴリーはアウターです。まず最初にチェックするのは、やはりわかりやすいアウターです。そしてその裏で実はインナーもよく売れています。
アウターはそう簡単にぽんぽん売れるものでもなく、服屋の冬の売り上げを支えているのはインナーだったりもします。
お客さんとしてショップに行っても同じようなことがありますね。
ふらっと入店、アウターを見てたけど、気づいたらインナーを買って帰っている、みたいな。
さて、今回はそんなインナーについて。
ここ数年ハマっている冬用のインナーについて書こうと思います。
冬の定番インナーといえば?
冬のインナーで真っ先に思いつくのは、みなさんご存知『ユニクロのヒートテック』ではないでしょうか。
ヒートテックだけでも袖の長さや首周りの形など、自分に合った好みのものが見つかるほど種類が豊富。
毎年買い替えるひともいるくらい満足度の高い、服としての実力もブランディングもうまくいっている最たる例だと思います。
僕もヒートテックには絶大な信頼を置いています。
他にも何かないのかな?
と思って、2年くらい前からいろいろ探してました。
そしてみつけた最近のお気に入り、『ソフトタッチ ハイネックT(長袖)』です。
少しずつ買い足して、現在は色違いで4枚所有するに至りました。
そっかくなので畳んで重ねたところをパシャリ。
ユニクロのハイネックTシャツとは
先日ふと立ち寄ったユニクロの店頭でまた今年も買い足しました。
購入した色はブラウン。
写真の下からふたつ目のもので、おそらく今季の新色です。
店頭のポップに目をやると、こんな事が書いてました。
『最高の肌触りを目指して、完成まで約8年を費やしました。細い糸で編んだ綿100%の生地の裏に、柔らかい桃の産毛のような起毛。至極の着心地が叶います。』
と。
…開発に8年かかったのか。。。
8年てすごいですね。
僕には現在0歳4か月の娘がいます。
この子が8歳、小学2年生になるまでと同じ期間ですから、それはもう長い期間開発してたわけですね。
8年という無機質なただの数字も、自分のことに置き換えるとその長さを実感しました。感動したので思わずその文章をスマホのメモ帳に書き写してたんです。
そしてこの記事を書くに当たって、ユニクロのオンラインも覗いてみました。
・レギュラーフィットのモックネック。
・肩まわりを調整し、より動きやすいシルエットに変更。
・内側に起毛感を出したのでとても着心地が柔らかい。
と、書いてあります。
わざと淡々とした文章にしてるんだとは思うのですが、店頭のポップに書いてある内容も載せたらいいのに!
ユニクロのソフトタッチハイネックTシャツのレビュー
そんな毎年のように買い足しているユニクロのハイネックTシャツ。
デザインや生地感、合わせ方など僕が感じた感想を書いていきます。
デザインの特徴は?
まずはデザインについて。
普通のロンTと違うところは、ネックが少し高めに設定されているとこです。
モックネックという首の半分くらいの長さです。
タートルネックほど主張しない、ちょっと低めの首周りがいいのです。
そしてネック部分の苦しくない太さは、今のリラックス感のある気分にぴったりなんです。
首が詰まっていて喉に生地が接触すると苦しくて気持ち悪くなるのですが、このハイネックTはそんな事一切ありません。
スーツだったり、きれい目な服装の人にはあまりハマらないアイテムかも知れません。インナーとしてネックが見えてしまうので。
ただ、そのデザインを活かしてカジュアルな服装の人には大活躍すると思います。
サイズ感やサイズ選びは?
日本人の標準体型(170cm60kg)の僕でMサイズがジャストです。
メーカーやブランドによってサイズ感は違いますが、さすがユニクロさん。日本人の規格にぴったり合わしてくれてます。
このハイネックロンTも、『少しゆったり着たい』という理由でワンサイズあげてLサイズにしてますが、それもイメージ通り。
あえてサイズを上げるのは少し勇気いりますが、ユニクロの服はほんとにサイズが選びやすい。
このハイネックTシャツは通常のサイズよりも、肩幅と身幅を、ほんの少しだけ、ほんの少しだけゆとりをもたしています。それでも普段と同じサイズで選んでも、違和感のない範囲の寸法に計算してデザインされているんではないでしょうか。
特にカットソーというアイテム、翌年にリピートで同じものを購入するとサイズ感が微妙に違うという事がよくあります。
これは製造する環境でサイズ感にバラ付きがでやすいカテゴリーなので仕方がないのですが、ユニクロのアイテムはほとんど誤差がなく、リピートで購入しやすい。
本当に素晴らしい。
素材や手触りは?
この生地、コットン100%のフライスに起毛加工を施した生地です。
すごくソフトで肌触りが良いんです。
フライスってだけでも着心地がいいのに、そこに起毛加工を施しています。
その起毛加工のおかげでふんわりソフトな質感です。
そして起毛させる事で保温性がアップしてるので、コットンとは思えないくらい暖かく、肌寒い日のインナーにピッタリ。
起毛素材がふんわりと暖かいのはネルシャツと同じ原理ですね。
ヒートテックやメリノウールのインナーだと、かゆみが出てしまうような人には、特におすすめです。
Tシャツなどのメリヤス編み物についての記事もあるので、よかったら読んでみてください。
モックネックを使ったコーディネート
服で気になるのはやっぱりコーディネート。
意識して色んな服装に取り入れてみました。
かなり汎用性が高いんですよ。
フリースのインナーに
前回書いたポーラテックのハイロフトフリースとのコーディネート。
首元にモックネックのアクセントがあるだけで、クルーネックよりも洗練された印象になる気がします。
アウトドアやカジュアルなアイテムと合わせても大人っぽく着こなせます。
この冬一番暖かい組み合わせで、気温が5度以下の日はだいたいこの組み合わせでした。
ニットのインナーに
モヘアニットのインナーにモックネックをさしました。
こういう首元がすごく気分なんです。
首元のボリュームも程良い具合にまとまり、上品なモックネックだからこそ大人なコーディネートに仕上がります。
クルースウェットのインナーに
クルースウェットもハイネックを合わせると、首元が詰まって、より冬っぽい季節感のある見た目になります。
モックネックのカットソーにスウェットの重ね着も冬場はいい感じです。
首元にポイントを作ることで印象をアレンジでき、ここではスウェットのプリントと色味をリンクさせて統一感を出してみました。
襟付きのシャツのインナーに
ネルシャツのインナーに着ました。
シャツの中に合わせても新鮮な首周りが演出できます。
赤がベースのネルシャツに茶色のモックネックと、シャツと同系色のインナーにしてみました。
これだけで首周りも暖かくて、マフラーが要りません。
バンドカラーシャツのインナーに
最近流行っているバンドカラーシャツにも難なく馴染みます。
首元の寒々しさを補う形で、モックネックが季節に見合った温かみを提供してくれます。
もちろん、ノーカラー系のアウターともばっちり。
バンドカラーの襟が折れちゃっててすみません。
このように
ハイネックTは上に重ねて着るアイテムを選ばず活躍してれます。
お手入れも簡単
生地は綿のTシャツなので、普通に洗えます。
生地の風合いを長持ちさせる為に、おしゃれ着洗いや、洗濯ネットを使うのがいいのはわかってるんですが、そのまま普通に洗ってます。
インナーとして使っているので型崩れなどは気にせずにそのまま洗濯機に放り込んでいます。
大事に着るなら洗濯ネットのご使用をおすすめします。
毎年買ってしまう理由
ここまで素材や使いやすさなどを書いてきました。
毎年買い足そうと思うと、コスパが効いていないといけません。
そこはさすがユニクロさん。
圧倒的なコスパで、お値段はなんと1000円です!
高くないので、ちょっと変わったいつもは選ばないような色も挑戦しやすいです。
最後に
ユニクロで毎年買い足してしまうハイネックTシャツ。
わかりやすく目立つ主役アイテムではなく、どちらかというと影の薄い存在。ですが、持っていたら絶対に着る、間違いないやつ。
デザイン、生地感、汎用性、価格、どれをとっても申し分ないアイテムです。
めちゃくちゃ便利なので、店頭で見かけたら是非手に取ってみてください。
ユニクロオンラインのお買い物でも楽天ポイントを貯めれる『楽天リーベイツ』というアプリがあるので、是非こちらもチェックしてみてください。
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