服地パイセン

生地にうるさい服屋で学んだことを活かし、洋服のわかりづらいことをわかりやすく解説します。

メンズですが可愛いハンカチを持ち歩いてます。ハンカチはどんなところを見ればいいのか?

お気に入りのハンカチ

こんにちは。 服の生地についてのブログを書いている、服地パイセンです。

 

暖かくなってきたので、春らしい明るい色柄物が気になります。洋服で取り入れるのは少し抵抗ありますが、ハンカチみたいな小物だと色柄物も取り入れやすかったりします

小さい面積でも、持ち物が明るいだけで気分が変わるから不思議なもんです。

 

今回は、僕が気に入って使っているカジュアルなハンカチについて書いてみます。改めてよく見てみると、ハンカチにもいろんな種類があるんだなと再認識できて面白いもんですね。

 

 

 

 

 

ハンカチと日常

サラリーマンの日常は、朝起きて出勤。
仕事が終わったら帰宅して。
毎日が同じことの繰り返しばかりです。そうなってくると、日常が退屈に感じてしまいます。

 

そんな中で、身近なものがちょっと特別なものだったりお気に入りだったりするだけで、日常が彩られるような気がします。

 

洋服でもカバンでも何でもいいんですけど、ハンカチは案外使う機会が多いものです。そんなアイテムをお気に入りのものにするのは、意外と効果的です。

 

ハンカチはなぜ必要なのか?

朝会社に出勤したら、まず手洗いうがいをします。そして濡れた手をハンカチで拭きます。

 

お昼ご飯を食べる前ももちろん手を洗って、そしてハンカチで水気を拭き取ります。

 

夏は汗をかいたら拭き取ったり、汚れを拭き取るのに使ったり。

 

何気なく持っているものですが、案外ハンカチが活躍する場面は多いものです。

 

小さな子どもと過ごしていると、ハンカチの出番が増えます。手についた水滴を取ったり、口の周りを拭いてあげたり、いつでもサッとすぐに使えるようにしておきたいものです。

 

すぐ取り出したい

デニムパンツのポケットにハンカチを入れている

ハンカチの持ち運び方は人によって違います。

 

たぶんカバンに入れている人が多いと思うのですが、カジュアル派の僕はいつも右のヒップポケットに入れています。

 

チラッと見えるのがアクセントになっておしゃれかなと思ってます。…まぁ、ほとんど見えてないんですけどね。

 

ハンカチの由来は何?

ハンカチは「handkerchief(ハンカチーフ)」の略です。

 

「hand」はもちろん手のことで、

「kerchief」は何なのかというと、
船乗りが日除けのために被っていた頭巾がはじまりといわれていて、フランス語で「couvrer(覆う)」と「chef(頭)」が語源だそうな。

 

昔は頭を覆うものだったのが、今は手を拭うものになったんですね。

 

 

ついつい買ってしまうのがハンカチ

実用的でデザインが可愛いハンカチ。

 

出かけた先で、気に入ったデザインのものがあるとついつい買ってしまいます。

旅先で記念品を買ったりするような、そんな感じで買ったりもします。

 

僕のお気に入りのハンカチを紹介します

お気に入りのものが手元にあると嬉しくなります。

ハンカチはデザインばかりに目がいきますが、生地も種類がたくさんあって、よく見るとおもしろいです。

 

フェイラーのハンカチ

フェイラーのタオルハンカチ

1番気に入っているのは、奥さんに買ってもらったフェイラーのハンカチです。

 

ドイツのシェニール織の高品質なタオルハンカチで、ぽこぽこした模様で柄を現していて素朴で可愛い雰囲気が気に入っています。

 

サイズは、24センチ×24センチです。邪魔にならず、小さすぎないちょうどいい大きさです。

 

柄を表現するシェニール織のブランド

フェイラーのハンカチの生地感

フェイラーのハンカチは『シェニール織』という伝統的な織り方で作られます。

 

フェイラーのハンカチについては過去に書いたことがあるので、よかったら読んでみてください。

www.fukujipaisen.com

 

メンズも展開されているのでプレゼントにもぴったり

ちょっとしたプレゼントにハンカチはぴったりですが、センスが問われるので品質にこだわったものを贈りたいものです。

 

フェイラーのタオルハンカチは品質もよく、値段も2〜3000円前後と高すぎず安すぎないのでプレゼントにちょうどいいんです。

 

ハバハンクのバンダナ

ハバハンクのバンダナ

アメカジや古着好きな人はバンダナをハンカチとして使っている人も多く、僕もよく使います。

 

最近はバンダナよりタオルハンカチを使うことが多いのですが、バンダナならハバハンクのものが間違いないです。

もしバンダナのおすすめを聞かれたら間違いなく『ハバハンク』と答えますね。

 

サイズは、55センチ×55センチ。タオルハンカチと比較すると倍以上の大きさです。

 

アメリカ製のタフなバンダナ

アメリカ製のハバハンクのバンダナの生地感

made in USAにこだわるならこれです。

はじめはパリパリした生地感ですが、使ってると柔らかく使いやすくなってきます。とても丈夫で長くつかえるバンダナです。

 

100円くらいで買える安物のバンダナを使ったこともあるのですが色落ちや色移りがひどく、他の洋服に色が移ってしまい最悪でした。

ハバハンクのものは色移りで悩んだことはありません。

 

ペイズリー柄はかっこいいけどサイズが…

ハバハンクのバンダナのペイズリー柄

『THE・バンダナ』といった雰囲気のペイズリー柄です。500円くらいで買えるので、柄も品質もコスパも文句なし。

ただ、広げると55センチもあってサイズが少し大きいので、洗濯物のスペースを取ってしまうのだけがネックですね。

 

ニフレルで買ったファミリアコラボの今治タオルハンカチ

ファミリアとニフレルのハンカチ

大阪の万博公園にある、水族館と動物園を融合させたミュージアム『ニフレル』のタオルハンカチです。ベビーや子ども服のブランド『ファミリア』とのコラボレーションです。

 

サイズは25センチ×25センチです。やっぱりハンカチとしてはこのくらいのサイズが使いやすい。

 

ファミリアとニフレルの刺繍が可愛い

ニフレルとファミリアのタオルハンカチ

ファミリアのクマのキャラクターであるファミちゃんと、ニフレルの名物であるホワイトタイガーがコラボレーションしています。

 

今治タオルのふわふわ両面パイル生地

ニフレルのハンカチは今治タオル

両面パイルで吸水性が高く、オレンジとブルーが交互に編み変えられてボーダー柄を成しています。

このなかなかありそうでなかなかない配色が気に入っています。今治タオルの織りネーム付き。

 

ヤドンポケモン)のプリントハンカチ

ヤドンのタオルハンカチ

2021年の夏に香川県に旅行したときに購入したハンカチです。ポケモン好きなんですよね。

 

香川県はうどん県と呼ばれていて、その『うどん』と『ヤドン』をかけているそうで、香川県ポケモンセンター限定だったそうです。

サイズは25センチ×25センチ。

 

ヤドンのプリントが可愛い

ハンカチに描かれたヤドンの柄が可愛い

ヤドンが前のヤドンのしっぽをくわえ、そのヤドンも前のヤドンのしっぽをくわえ…、と続いて円を描いています。

それが全面にデザインされているのでインパクト抜群です。

 

高密度のシャーリング生地

カットパイルのプリント生地

プリント面にはパイルのループの頭をカットした『シャーリング生地』を使用しています。

 

高密度で織られたカットパイルの表面にインクを吹き付けてプリントしているため、根本は白い生地が見えます。

白インクを使用しないため、白色はプリントされずに地の色がのこっています。

こういうポップなアイテムもよく見てみると物作りの要素が見えてくるからおもしろいもんです。

 

須磨水族館のハンカチ

須磨水族館のお土産のハンカチ

神戸市立須磨海浜水族園、通称『スマスイ』で購入したハンカチです。スマスイは2023年の3月に一旦閉館し、2024年に須磨シーワールドとしてリニューアルオープン予定で、閉館前に足を運べたので記念に購入しました。

 

サイズは20センチ×20センチで角が丸いデザイン。他のものより少し小さめです。

 

須磨水族館(スマスイ)

須磨水族館の記念ハンカチ

須磨水族館は兵庫県出身の僕にとっては思い出の水族館なんです。リニューアル前に訪れることができたこともあり、記念にハンカチを購入しました。

 

珍しい魚とかはいないと思うんですけど、色々と興味深いところがありました。

 

イワシが群れで泳ぐ様を見せてくれる水族館はたくさんあるんですけど、ここのイワシはかなりサイズが大きく、大きな水槽がイワシで埋め尽くされて泳ぎ続ける様は圧巻でした。

水槽が円柱状なので、口を大きく開けて泳ぐイワシを正面から観察できる角度があったりして、実におもしろかった。

 

トリコロールの配色が気に入ってます。

須磨水族館のハンカチはトリコロールカラーがお気に入り

赤と青は色の乏しい時代から人々が惹きつけられていた色です。アメリカ古着でも単色のタグのものは赤と青が多い。

1950年代以前のタグなんて、だいたい赤か青しかなかったんではないかと思うほど、クラシックな色。

 

古着好きとしては、小さい面積でトリコロールの配色をされるとついつい手に取ってしまうんですよね。

 

ハンカチ選びのチェック項目

自分の愛用しているハンカチをあらためてよく見てみると、ハンカチのどのようなところに着目すべきか見えてきました。

全てを満たす必要はないと思うんですが、こういうところをチェックすると良いと思います。

 

デザインは気に入っているか?

ハンカチはデザインが大事です。

TPOをわきまえながらも気に入った物がテンションあがります。会話のネタにもなりますし。

 

常に持ち運び、よく使うものだから気に入ったものを使いたいものです。

 

吸水性はあるか?

手を洗った後の水分を拭き取るものだから、吸水性は大事です。

僕はもともとバンダナ派でしたが、バンダナのような布地よりもタオルのようなパイル生地のほうが吸水性が高いので、最近はタオルハンカチが気に入ってます。

 

サイズは使いやすいか?

バンダナのようにサイズが大きいと、洗濯物を干すスペースをとってしまうのが気になってます。

だいたい25センチ前後のものが使いやすいと思います。

 

気になるアイテム

日頃からハンカチやバンダナをチェックしているので、気になるアイテムなんかも見かけます。

最後に面白いものと間違いないアイテムを紹介します。

 

カジュアルなエコバッグになるハンカチ

『BANSAC(バンサック)』という、ハバハンクのバンダナを縫い合わせて作られたエコバッグもあります。

 

普段はバンダナとして使い、いざという時はエコバッグになります。

手ぶらでコンビニ行った時とか役立ちそうです。

 

 

ビジネスで使うならシンプルなハンカチ

色柄ものはカジュアルになるので、ビジネスで使うならシンプルなものが間違いないです。

ラルフローレンのロゴがワンポイントで入ってるくらいのものが間違いないと思います。

ギフトにも贈りやすいですし。

 

 

いつもコメントやはてなブックマークいただきありがとうございます。とてもありがたく、何よりとても励みになります。はじめましての方も、思ったことはお気軽にコメントお願いします。

 


▼「育てるタオル」という面白いコンセプトのタオルが気になってます。

 

▼物販用のタオルは案外安く作れるようです。会社のイベントにも良いですね。