服地パイセン

服の生地について語ります

いまさら聞けない「パーカーとフーディーの違いと歴史」について

フードをかぶるとすこし強くなった気がする


こんにちは。
服の生地についてのブログを書いています、服地パイセンです。

 

 

フードをかぶると強くなった気がします。なにも強くなんてなってないんですが、たまについついかぶってしまいます。

完全に中二病です。

 

だからchampion (チャンピオン) って名前なのか?いや、違うだろうけどどうなんだろう??

 

今回はそんなパーカーについての変遷や雑学なんかをまとめてみました。

(チャンピオンに限った話ではありません)

 

スウェットパーカーのイラスト

 

いきなり雑学なんですが、パーカーってフードのところにヒモがついてますよね。ところが、子ども服にはパーカーのヒモがないって知ってました?

 

知らなかった人も多いと思います。

僕はつい最近知りました。

 

と、同時にチョコプラのミスターパーカージュニアに対してふと思いました。

 

m.youtube.com

 

3:20あたりで
パーカーのヒモを全員絞れ
と言います。

 

そんなチョコプラ
「子ども用のパーカーはヒモがないから縛られへんねんで!」と、したり顔で言ってやりたい。

 

でもそんな勇気も行動力もないので、フードをかぶってブログ書いてます。

 

 

子供用パーカーにはフードのヒモがない理由

wikipediaにきちんと載っていました。

 

子供のフードなどによる事故発生を受けて2008年、日本の子供服の業界団体「全日本婦人子供服工業組合連合会」は、安全対策の自主指針を作成。

2010年に改正もおこない、身長120cm未満の衣服においては、「上着のフード・襟首の部分に引きひもを付けないこと」などの具体案を盛り込んだ。
引用:パーカー (衣類) - Wikipedia

 

子どもの服の一部が公園の遊具に挟まる事故がありましたね。

こういった事故もなくなって、子どもが安全に楽しく遊べる社会になってほしいものです。

 

 

パーカーの歴史をヒモ解いていく

 

服は時代に合わせて日々進化しています。パーカーのヒモの廃止もある種の進化です。 

 

数年前までは「パーカー」という言葉だけでしたが、ここ最近は「フーディ」という表現も目にします。


「フーディ」ってゆう単語、SNSECサイトで見かけますけど、使ったことありますか?

 

僕はありません。すべて「パーカー」って呼んでます。

昭和生まれの性なのでしょうか。

特に意味はありませんが「フーディ」って口にするのは、なんだか照れます。

 

パーカーとフーディの違い

 

フーディ (Hoodie or Hoody) は、フード付きのスウェットを指します。

正式には Hooded Sweatshirt (フーデッドスウェットシャツ) です。

 

 

パーカーと何が違うのでしょうか。


パーカーとフーディの違いを正確に表すと

「パーカー」がフード付きのアウター (防寒用の上着) で、

「フーディ」がフード付きのスウェットシャツになります。

 

 

ところで、パーカー (Parka) の語源はイヌイット語で、アザラシなどの毛皮で作ったフード付きの防寒着のことです。

今のパーカーとは全く違うものですね。

 

ここからはどのようにして今の形になったのかみていきましょう。

 

パーカーの起源と意味

 

エスキモーの服装

出典:エスキモー - Wikipedia

 

パーカ(parka)という言葉はイヌイットの民族の言葉で「動物の毛皮」という意味から来ています。

エスキモー語のanoraq(アノラック)も意味は同じです。


氷点下30度以下の気温が当たり前なので、とにかく身体を温めるために、頭からすっぽりフードが被れるようにしないといけなかったのです。

 

 

寒冷な極地に住む狩猟民イヌイットの衣装は、動物由来の素材でできています。

植物が生えないということもあるでしょう。

 

その上着であるアノラックまたはパーカは、アザラシなどの皮をなめして毛を裏に貼り付けて作られています。

アザラシの腸を糸として使用し、獣の骨で作った針で縫い上げられ、襟部分にフードが縫い付けられた丈の短い防寒着です。


防寒のために裾をズボンに入れ込んで、帯で留めて用いられることもあります。

アノラックとパーカという言葉は、そのまま現在のフード付き防寒着の呼称として用いられています。

 

パーカーの発展と理由

レトロアウトドア

出典: 

https://www.outinunder.com/content/sierra-designs-historic-catalog-1970

 

パーカーやアノラックは今のように普段着として着られるような、いわゆる日常着ではありませんでした。

一般的に着られるようになったのは、1980年に入ってからのようです。

 

最初は登山,スキー、ヨットなどのアウトドアスポーツにおける防寒用上着として使用されるようになりました。

 


イヌイットのオリジナルとの違いは、毛皮ではなくナイロンなどの化繊素材でつくられること、

ジッパーやボタンなどでフロントを固定する仕組みになったこと、

ポケットなどの収納のほか撥水機能なども施されたことなどです。

 

そして日々改良が加えられることで、機能的で活動しやすいアウターとして、運動着としてだけでなく作業着としても利用されるようになりました。

 

パーカーの現在

 

現在って言ったら大げさな気もしますが、要するに今ふつうに着られてるやつですね。

 

 

アノラックパーカーの今

SIERRA DESIGNESのアノラックパーカー

 

まずは、アノラック。

1980年代以降、アノラックは日常着としても幅広く用いられるようになり、現在ではフード付きで丈の短いかぶりのアウターの通称として用いられることが多いです。

いろんな素材のアノラックパーカーがリリースされています。

 

 

フーディの今

一方パーカー(フーディ)は、スウェット生地の普及に伴い、スウェットシャツの応用としてのフード付きのスウェットパーカが広まりました。

ヒップホップやエクストリームスポーツの普及によりストリートファッションのアイテムとしても人気があります。

また季節や用途に合わせて、半袖やノースリーブなど素材やデザインのバリエーションが増えました。

現在スウェットパーカーは、年間を通して着れるカジュアルなフード付きの服として、アノラック以上に幅広く支持されています。

 

 

映画「ロッキー」が影響している!?

 

ファッションとして広く一般に着られるようになったのは、1976年公開のアメリカ映画『ロッキー』の影響が大きいようです。

 

ボクシング選手である主役のロッキー・バルボアが、トレーニングウェアとして着用していたのがグレーのパーカー(フーディ)です。

 

パーカーは映画ロッキーの影響を受けている

出典:ロッキー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ (3/4) | RENOTE [リノート]

 

日本で広く一般に着られるようになったのは、1990年代に流行したヒップホップファッションや、スケーターファッションの一アイテムとして取り入れられてからである。

 

フーディのポケットは手を温めるためのもの

パーカー(フーディ)のフロントには、カンガルーのようなポケットがついていることが多いです。

そのポケットにスマホや財布を入れる人は多いと思うんですけど、生地がだら〜っと伸びて不恰好だと思いませんか?

 

それもそのはず、本来あのポケットは小物を入れるためのディテールではないのです。

 

パーカに求められたもの......それは、スポーツの休憩中や運動後に身体を冷やさなための高い保温性でした。

 

そして、パーカのボディ前面に配置されているポケットは物を入れるためではなく、手を温めるためのものだったのです。

ハンドウォーマーってことなんです。

 

 

最後にパーカーの雑学その2

 

海外のショップでは
「パーカーどこですか?」
とショップスタッフに尋ねると、フード付きの防寒コーナーへ案内されるそうです。
フーディをさがしてるときは注意してください。

 

 

スウェットの毛玉がなぜできるのか、防ぐ方法などをまとめた記事もあるので、
合わせて読んでみてください。

 

www.fukujipaisen.com

 

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